グラフ作成機能は、よく使う機能でありながら、自在に使いこなすのはなかなか難しいです。今回からは、グラフ作成を中心に紹介していきます。
■新機能を駆使してグラフ作成を極めよう!
エクセルで資料を作成するとき、頻繁に利用するのが“グラフ作成機能”です。グラフには、さまざまなスタイルが用意されていて、同じ棒グラフでも、縦と横の違いがあるなど千差万別。慣れるまでは、どれを選ぶか目移りしてしまうはず。
そこで、まずはグラフの基本をしっかりと押さえましょう。今回は、グラフを構成している基本的な要素を紹介するとともに、新機能“おすすめグラフ”の活用法を紹介します。目的に合わせて自在にグラフを作成するための“ツボ”を覚えておきましょう。
グラフの作成には、エクセル2013から搭載された新機能“おすすめグラフ”を利用するとラクチン。さまざまなグラフのサンプルが用意されていて、イメージに近いスタイルを選ぶだけで、すぐにグラフができあがります。あとから細かな調整もできます。
Step1 ”おすすめグラフ”で手軽にグラフ化
↑グラフ化したい範囲のデータを指定して“挿入"タブの“グラフ"項目にある“おすすめグラフ"を選択。
↑ウインドー右側にあるメニューから“クイックアクセスツールバー”を選ぶと、カスタマイズ画面が表示されます。
Step2 豊富に用意されたサンプルから選ぶだけ!
↑左側の一覧から作成したいグラフに近いスタイルを選択します。
↑プレビューでスタイルやグラフの解説を確認して“OK"を押します。
↑すると、シートの上にグラフが表示されます。足りない要素を追加したり、表示するサイズや位置を調整しましょう。
Step3 大きさも表示する場所も必要に応じて調整
↑グラフの端にカーソルを合わせると、マウスカーソルが、サイズの変更用に変化。ドラッグで調整できます。
↑マウスカーソルが変化。ドラッグで、グラフ全体をひとつのオブジェクトとして、任意の場所に移動できます。
Step4 ”クイックレイアウト”でスタイル変更も簡単
↑“デザイン"の“クイックレイアウト"でスタイルの変更できます。操作はリボンUIのサムネイルから選ぶだけ。
↑サムネイルを選択すると、そのスタイルに合わせてグラフが変更されます。すぐに結果を確認できるのが便利。
Step5 軸ラベルを修正して横棒グラフが完成!
↑中央上端の“軸ラベル"を修正。データの編集は“軸ラベル"を指定して、ダブルクリックすればオーケー。
↑横棒グラフが完成。コピー・アンド・ペーストで複製を作成したり、ほかのシートに貼り付けたりできます。
■“F11キー”一発で縦棒グラフを作成
より手っ取り早くグラフを作成したいなら“F11キー”を使ってみましょう。必要なセルを範囲指定したあとに、F11キーを押すだけで、グラフができあがります。
↑グラフ化したい範囲を選択して“ F11"キーを押しましょう。
↑自動的に縦棒グラフが表示。ワンタッチでお手軽にグラフを作成できます。
以上、エクセルで資料を作成するときに便利な“グラフ作成機能”について見てきました。ぜひ実践に役立ててみてください。
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