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エクセル道場 ~秘密結社成り上がり編~

Excel 2013|条件付き書式の独自ルールを作成する

手軽に数値を強調表示できる条件付き書式。今回は、その条件付き書式のルールを作成したり、編集したりする方法を紹介しよう。

993-exceldojo

条件付き書式のルールを自在に作成&編集

 セルの背景色やフォントの色を変更したり、アイコンやグラフでグラフィカルに表示したり、条件付き書式は、数値を強調して表示したい場合に極めて重宝する。とはいえ、用意されているプリセットだけでは、利用シーンにマッチしないこともある。

 そんなときのために、条件付き書式には、新規にルールを作成したり、既存のルールを編集したりする機能も用意されている。条件付き書式のルールの種類と変更の条件、変更後の書式を組み合わせることができ、利用シーンが大幅に広がる。

 

ルールを作成する

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↑特定のセルを参照して、メンバー名のセル書式を変更する独自のルールを新たに作成。合計のポイントが一定の数値を超えると……。

 

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↑セルの背景色が黄色に変化。また、フォントの色も白く変化する。条件を満たしたセルが自動的に変化する。

 

変更条件の内容などのルール設定方法

 ルールの作成は、条件付き書式の“新しいルール”で作成できる。書式の種類や条件の内容などを任意に設定可能だ。また、すでに設定してあるルールの編集にも対応する。“ルールの管理”から、条件や書式の変更はもちろん、ルールを設定した範囲の修正なども実行できる。

 

●Step01
"新しいルール"で条件をカスタマイズ

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↑まずは、ルールを設定するセル範囲の指定から。ドラッグで、対象にしたいセルをまとめて指定する。

 

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↑“ホーム”タブの“条件付き書式”を選ぶ。展開したメニューの中から“新しいルール”を選択する。

 

●Step02
ルールの種類を選んで変更の条件を設定

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↑6種類のルールの中から選んで作成できる仕組み。ここでは" 数式を使用して、書式設定するセルを決定"を選ぶ。

 

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↑下段にあるルールの内容部分が変化する。式を入力するボックスと変更後の書式のプレビューが表示。

 

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↑ルール内容のボックスに数式を設定。まずは、参照するセルのアドレスを入力する。ここでは" =J7 "と入力。

 

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↑続けて、書式変更の条件を設定。ここでは" >=1600 "と入力し、1600以上の場合に書式を変更するルールを作成。

 

 

●Step03
変更後の書式を設定して作成完了

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↑条件に一致したセルの変更後の書式をあらかじめ設定。"プレビュー"項目の右端にある"書式"ボタンを選択する。

 

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↑セルの書式設定ウインドーで、まずはセルの背景色を設定する。"塗りつぶし"タブを選択して色を選ぶ。

 

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↑続けて、フォントの色を設定。"フォント"タブを選んで"色"項目の一覧の中から変更後の色を選択する。

 

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↑書式を変更するための条件を設定して、変更後の書式を決めたら"OK"ボタンをクリック。新しいルールが完成する。

 

●Step04
すでに設定しているルールの内容を変更

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↑設定したルール内容を編集したい場合は“条件付き書式”のメニューから“ルールの管理”を選ぶ。

 

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↑ルールの管理ウインドーで変更したいルールを選び、" ルールの編集"ボタンを選択する。

 

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↑書式ルールの編集ウインドーが開く。ルール作成時と同様に、ルールの種類や条件などを変更すればよい。

 

●Step05
ルールを設定したセルの範囲を変更

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↑ルールの管理ウインドーにある" 適用先"項目の右側にある範囲選択の参照ボタンをクリック。

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↑適用したいセル範囲を指定して、ルールの管理ウインドーに戻る。"OK "ボタンを選択すると……。

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↑指定した範囲のセルに同じ条件のルールが適用される。相対参照のため、参照するセルなども自動的に調整。

 

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