先日台湾で行われた、コンピューター関連機器の世界的な総合展示会『COMPUTEX TAIPEI 2017』では、昨今のトレンドを反映してか、いくつもの光り物パーツが展示されていた。その直前、国内では俺たちのアイネックスからAura Sync対応の12cmファン『AK-FN093』の販売がスタート。購入した量販店によると、初回入荷分がスピーディーに売れており、定番商品になりそうな気配だという。
おそらく、用途としてはケースファン換装・増設用としての購入ばかりだったと思うのだが、よくよく考えてみると、12cmファンは使いようによってはCPUクーラー用ファンとしても利用できる。ここまで言えば、今回の趣旨は分かっていただけるだろう。
そして輝くグランド鎌クロス3!
まずはアイネックス『AK-FN093』の性能を見ていこう。LED発光機能を持つ12cmファンで、ASUSのLED同期機能であるAura Syncにも対応するほか、5ピンRGB LEDヘッダー用変換ケーブルも付属している。LEDは18基搭載で、ファン回転数は1200rpm、最大風量は41.9CFM、ノイズレベルは23.2dBA。OC環境下でCPUクーラーとして使用するには向かないが、定格運用であれば許せる範囲の発熱に押さえ込めそうな性能だといえる。四隅には防振パッドを搭載しており、このあたりの作りはケースファン前提だ。
取り付けるCPUクーラーは、インパクト抜群の名前と外見に定評のあるサイズの『グランド鎌クロス3』を選択した。こじらせた自作erであるほど鎌クロス愛好家、いわゆる鎌クロサーは多いため(編注:個人の感想です)、ASCII.jp読者ならば使用、鑑賞、布教目的などで複数台のグランド鎌クロス3を持っているだろうと想定している。ちなみに今回はあえて新品を用意したため、筆者手持ちの鎌クロス3はこれで通算4台目となってしまった。なお、写真はすべて長辺1920pxとしている。
さっそく、CPUクーラーにAK-FN093を取り付けていく。ちなみにグランド鎌クロス3は、トップフロー型の強烈な見た目だけでなく、CPU直下にM.2スロットを配置するマザーレイアウトが増えてきた昨今では冷却目的でも有力な選択肢といえる。製品としての評価は高いのだが、残念ながら2017年5月に製品の終息が発表されてしまったため、現在は店頭在庫かぎりの販売となる。早い段階でのリビジョンB、あるいは『グランド鎌クロス4』の登場を待ちたい。
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