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3DMarkではRadeon RX 6400&GeForce GTX 1650超え

Arc A380搭載グラボを徹底検証!インテルのエントリーゲーマー向けdGPUの現状性能は?

2022年09月18日 09時00分更新

 GPUは、CPU内蔵タイプ(integrated GPU、通称:iGPU)と、ビデオカードやノートPCのシステムボードに搭載するタイプ(discrete GPU、通称:dGPU)の2つに大別できる。自作PC業界においては、「dGPU」と言えばAMDのRadeonか、NVIDIAのGeForceの2択、という状況が長らく続いてきた。

 だが今年、インテルは「インテルArc Aシリーズ」(以下、Arc Aシリーズ・グラフィックス)と呼ばれる新GPUを投入した。「インテルXe」としてスタートしたGPUアーキテクチャーからゲーミング向けに特化した「Xe HPG」が生まれ、それを製品化したものがArc Aシリーズである。なお、Aシリーズの「A」は開発コードネームである「Alchemist」(錬金術師)に由来する。インテル製ではあるが、シリコンの製造自体はTSMCのN6ノードを使うなど、同社の歴史的にも特異な製品となっている。

 このArc Aシリーズ第1弾として投入する製品が「インテルArc A380 グラフィックス」(以下、Arc A380)となる。フルHD&低~中画質程度でゲームが動けば良い、というライトゲーマーが想定ターゲットだ。しかし、理由は後述するが、わりとユーザーを選ぶ製品となっている。なお、Arc Aシリーズは上位モデルとなる「Arc A580」、「Arc A750」、「Arc A770」も発表しており、今年中に各ベンダーから採用製品がリリースされる見込みだ。

 今回筆者はASRock製のArc A380搭載ビデオカード「Intel Arc A380 Challenger ITX 6GB OC」(型番:A380 CLI 6GO)をテストする機会に恵まれた。プレスリリースによれば、販売は「9月中旬以降」、価格も「未定」となっている。今回は既存のエントリーゲーミング向けGPUと比較し、どこまで先行製品に迫れているのかを検証していきたい。

ASRockのArc A380搭載ビデオカード「Intel Arc A380 Challenger ITX 6GB OC」。実売価格は不明だが、筆者の予想では3万円前後ぐらいになるのではないかと思う。発売日は9月中旬を予定

カード全長は190mmと短く、基板もかなりコンパクトだ

カードの厚みはジャスト2スロット。映像出力はHDMI 2.0bとDisplayPort 2.0×3というお馴染みの構成。DisplayPortはDSC(Display Stream Compression)をサポートしているので、8K表示も可能

ヒートシンクはだいぶシンプルな構造

補助電源は8ピンのみ。TDPが75Wなので、本来は補助電源なしでも動くスペックのはずだが、なぜかArc A380は補助電源を必要とするようだ

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