週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

3DMarkではRadeon RX 6400&GeForce GTX 1650超え

Arc A380搭載グラボを徹底検証!インテルのエントリーゲーマー向けdGPUの現状性能は?

2022年09月18日 09時00分更新

ゲームによって評価が大きく分かれる

 ここからは実際のゲームにおけるパフォーマンスをチェックしていこう。Arc A380のスペックや想定ターゲットを考慮し、画質は中~低に抑え、解像度はフルHD(1920×1080ドット)のみとする。

 まずは「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」(以下、FF14)の公式ベンチマークソフトだ。画質は「標準品質 (ノートPC用)」、ベンチマーク中のフレームレートと、スコアーをそれぞれチェックした。

FF14ベンチマーク:1920x1080ドット時のフレームレート。数値はレポートで出力される値を採用

FF14ベンチマーク:1920x1080ドット時のスコアー

 3DMarkではGeForce GTX 1650を余裕で上回ったArc A380だが、FF14ベンチマークでは下から数えたほうが早い結果になった。また、このベンチマークは圧倒的にNVIDIAのGPUが有利なため、GeForce GTX 1650は勝って当然だが、Arc A380はその7割程度にとどまっている。もちろん、MMORPGなので画質を上げても全然快適に遊べるレベルではある。

 続いては「Apex Legends」で検証する。このゲームは画質設定にプリセットがないため、奇数段階の項目は中央に、偶数段階の設定であれば中央より1つ高い設定とした。起動オプションによる144fps制限は解除(+fps_max unlimited)している。射撃練習場における一定の行動を取った際のフレームレートを「CapFrameX」で計測した。

Apex Legends:1920x1080ドット時のフレームレート

 Arc A380はRadeon RX 6400にほど近い性能で、GeForce GTX 1650よりも12%程度高い平均フレームレートを記録。こちらはビデオメモリーが1つのポイントになった。4GBのRadeonやGeForceだと、最初のメニュー画面でやたらと重くなったが、6GBのArc A380ではそういったことはなかった。FF14では実力をうまく発揮できなかった印象だが、Apex Legendsなら大丈夫だ。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事