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あれ?ナポリタンってこんなにおいしい?

コンビニ「ナポリタン」進化中!パンチョ監修 大盛パスタは納得のクオリティ

2020年02月18日 17時00分更新

文● ナベコ 編集●ASCII

 ごきげんよう、ナベコです。昔は必要ないと思っていたナポリタンのピーマンがとてもおいしく感じる今日この頃。みなさんは、時々、無性にナポリタンを食べたくなることがありませんか? 私はあります。なぜか朝イチにナポリタンを食べたくなることが。朝食ナポリタンだと、その日は口紅不要で一日がんばれます。

 さて、春といえばナポリタンです。なぜかって? 春へ向かうこの時期、コンビニのナポリタン商品が気合いを入れてきているんですよ。

・セブン-イレブン「昔なつかしナポリタン」

 セブン-イレブンは、「昔なつかしナポリタン」を2月5日にエリア限定で発売。399円(税込)。

 ナポリタンソースと具材の量、食感を見直してさらにおいしくしたとのこと。

・ファミリーマート「大盛ナポリタン ベーコンのせ」

 ファミリーマートは「大盛ナポリタン ベーコンのせ」を2月11日から沖縄を除く全国で発売。498円(税込)。

 関東エリア限定で展開していた「スパゲティーのパンチョ」監修のナポリタンが好評のため販売エリアが拡大。

・ローソン「大盛!コク旨ナポリタン」

 ローソンは「大盛!コク旨ナポリタン」を2月18日から全国で発売。498円(税込)。

 従来のナポリタンから1.9mmの太麺に変更し、さらにトマトソースを増量して、より濃厚な味わいにリニューアルしたとのこと。

 いずれもおいしそうですよ。

 中でもナポリタン専門店「スパゲッティーのパンチョ」とのコラボ商品が好評の、ファミリーマートのナポリタンに注目してみました。いったいどのようなこだわりがあるのでしょう。

ファミマで好評の「パンチョ」監修ナポリタンが全国発売へ

 ファミリーマートで販売中の「スパゲッティーのパンチョ」が監修した「大盛ナポリタン ベーコンのせ」。

ファミマ「大盛ナポリタン ベーコンのせ」。2月11日から発売中。498円(税込)。

 「パンチョ」監修のパスタは、これまでに関東を中心としたエリア限定で販売されていたヒットシリーズ。本商品はシリーズ初の全国的な展開となります。

 パンチョのナポリタンをイメージした2.2mmの太麺。にんにくをきかせたケチャップソースのヤミツキ感ある味わいと、大胆にまるまる1枚ベーコンをトッピングした満足いくボリューム感が特徴の一品です。

※ファミマのパンチョ監修パスタシリーズは、2011年を皮切りに2014年までの間に定期的に登場。2019年に復活コラボとして商品を展開しました。いずれも関東中心のエリア限定。

パンチョの味にかなり近い

パンチョのトッピングで一番人気である「ベーコン」。それにちなんで、大きくカットしたベーコンをのせています。

 実際に食べてみると、トマトの旨みや酸味がパーンと口の中に広がって、ひと口目から「おお~!」と。ナポリタンということで、親しみを持って気軽に食べると、良い意味で衝撃を受けるかも。

2.2㎜の極太麺が特徴。噛み応えあるもちもち食感。

 ソースは濃厚で奥深く、さらにニンニクの香りが香ばしくて、後を引く味。ハンバーグ弁当の付け合せのちょこっと盛られているナポリタンとは違うんです。

 パンチョのナポリタンと食べ比べてみました! 実際に両方食べると、味の入り方こそ違いますが、麺の極太感や、まとまりはかなり近いと感じました。

右がパンチョのナポリタン。食べ比べたところ、まったく同じではないけれど、けっこう近い印象でした。なおパンチョの商品は、テイクアウトで食べましたが、一番おいしいのはやっぱり出来立て。今度は店舗で食べたい~!

 あえて差を言うなら、パンチョのほうが自然なトマト感があって、ファミマは塩味が濃いかな、とか。ただし製造工程が全然違うことを考えるとアリな範囲。むしろ、コンビニでここまで専門店に近づけているってスゴイと、素直に感心するレベル。

ただのケチャップではない!ソースにこだわりあり

 「スパゲッティーのパンチョ」が理念として掲げているフレーズは「改めてナポリタンはうまいと言わせたい」。

 ナポリタンというと、日本生まれの洋食の代表格で、ケチャップや市販のナポリタンソースがあれば家庭でもササッと作れます。庶民的なイメージがあるからか、ナポリタンにこだわっているお店、多くはないかもしれません。

 パンチョでは、店舗でソースを手作り。トマトをたっぷりと使用したソースをベースにケチャップを合わせ、さらにオリジナル配合のスパイスを加えることで、唯一無二のヤミツキ感あるナポリタンソースに仕立てているそう。

「スパゲッティーのパンチョ」のブランドディレクターであるB級グルメ研究所・野尻圭介さん。ファミマのコラボナポリタンの味を監修。

 「スパゲッティーのパンチョ」のブランドディレクターである野尻圭介さんは「食べた人が『やっぱりおいしい』と改めて驚いてくれる、それがパンチョのナポリタン」とうたいます。

 ファミリーマートでは、そんなパンチョのナポリタンの特徴に近づけるため、ケチャップソースの配合や量を工夫するなどして、パンチョも納得する味を作り上げたとのこと。

店舗のお客さんが減るんじゃないかと心配になったほど

商品の再現性はパンチョの野尻さんも太鼓判を押しています。

 野尻さんは、ファミマで販売している「大盛ナポリタン ベーコンのせ」について、「見た目が近いというのもあるし、実際に食べてみると、喉を通った後の鼻に上がってくる香りが似ています。深い味わいや、ニンニクのふわっとした香りが感じられて、パンチョらしい“ヤミツキ感”がちゃんと再現できています」と。

 ファミマとコラボして商品を展開する中で、ファミマきっかけでパンチョの店舗に来るお客さんも増えたそう。

 「コラボ商品を出すにあたって、ファミリーマートさんの商品は再現性が高いし、その上で安い。それだったらファミマのでいいやと、店舗のお客さんが減ったらどうしようと、ちょっとだけ不安がありました。それくらい、商品の完成度が高かったんですね(笑)。実際は、反対に『コンビニでこれだけおいしいんだったら店舗もさらにおいしそう』といったコメントがSNSで見られました。おかげさまで、店舗のお客さんも増加傾向です」(野尻さん)

「大盛ナポリタン ベーコンのせ」は大切のベーコンがのっていますが、アレンジとして目玉焼きなどを自分でのせると、さらにパンチョらしさを楽しめますよ。

 ファミマの商品はさらにパンチョらしくアレンジ可能です。今回のナポリタンにはパンチョでナンバーワンの人気トッピングである“ベーコン”がのっていますが、自宅に持って帰って、さらに“目玉焼き”を自分で乗せるなどして楽しむお客さんもいるとか。

コンビニナポリタン、進化しています

 専門店のファンも納得のナポリタン。ファミマの商品に限らず、各社ともナポリタンをこだわり仕様にブラッシュアップさせています。無性に食べたくなった時には迷わずコンビニに足を運んでみてはどうでしょうか。

ナベコ

酒好きライター、編集者。カンパイからすべてが始まるはず。「TVチャンピオン極~KIWAMI~ せんべろ女王決定戦」に出演するなど酒活動しつつ食トレンドを追っています。♪アスキーグルメでおいしい情報配信中♪

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