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“酒神主”東方ProjectのZUN氏のビールがニコニコ超会議で飲めるっ!!

2012年02月21日 18時30分更新

 4月28日、29日、幕張メッセにてニコニコ動画の全ジャンルが一堂に会する超ビッグイベント“ニコニコ超会議”が開催される。われわれ大人にとって、お祭りに必要なのは……そう、お酒! フェスの会場を回って、疲れた体とカラッカラに乾いたノドを神の液体で潤したい!

 そんなニーズを見越してか、ドワンゴも超会議でビールを提供する。しかも、酒好きで知られる“東方Project”のZUN氏がプロデュースとくれば期待しないわけがない! 20日23時から翌朝未明まで、そのお酒に関するニコニコ生放送の特番“超会議特番 東方project編”が行なわれ、ビール大好きライターの広田と編集ガチ鈴木とで取材に行ってきた。

超会議特番 東方project編
左よりドワンゴの伴龍一郎氏、元2ちゃんねる管理人の西村博之(ひろゆき)氏、ZUN氏。生放送中には、ビートまりお氏、塾長氏、hellnian(石鹸屋)氏によるアコースティックライブも実施した。

 東方Prjectとは、ZUN氏が運営する個人サークル“上海アリス幻樂団”が手がける同人作品の総称で、主に弾幕シューティングなどのゲームをリリースしている。同人業界ではさらに同人作品がつくられるほど有名かつ人気が高く、ZUN氏も“神主”と呼ばれて親しまれている。もちろん累計1400万再生の“東方】Bad Apple!! PV【影絵】”をはじめ、ニコニコ動画にも音楽やイラストなどのニ次創作の投稿が盛んだ。ニコニコ超会議でも、東方グッズの販売や29日には“東方不敗小町7 in ニコニコ超会議開催”が行なわれる。

 気になるビールは、静岡県沼津市にある“ベアードブルーイング”が手がける地ビールを提供する。メニューは、神主プロデュースのオリジナル生ビール(200ml、価格未定)と、ベアードビールのおすすめ銘柄(350ml、500円)という2種類。オリジナルビールはみかんフレーバーで、まさに仕込んだばかり。会場では1日100リットル程度、約500杯しか用意されないので、争奪戦は必死か!? 

超会議特番 東方project編
この日、提供されたベアードビールは『ライジングサン ペールエール』と『帝国IPA』。“遅い時間まで拘束しているので”とひろゆき氏から、午前1時過ぎにプレス陣にも振る舞われた。

 生放送中、アンケート機能を使って「飲んでみたい?」という質問を投げかけたところ、69パーセントが「はい」と答えた(残りは「飲めません」が28.8パーセント、「いいえ」が2.2パーセント)。ベアードビール自体は、ニコニコ本社の近くにある原宿タップルーム(関連リンク)で飲めるそうだ。

超会議特番 東方project編
オリジナルビールは2月ぐらいにつくり始めるはずだったのに、「ごめん、今年みかんの出来がよすぎて明日やる」といって急遽、仕込みを終えたとのこと。

 今回、ビールを売ることになった経緯は、同じメンバーの飲み会で伴さんが「超会議で何か売りません?」とZUNさんに持ちかけたところから始まったという。そこでZUNさんがベアードブルーイングの名前を出したことで、交渉スタート。静岡の地ビール工房にひろゆき氏とZUN氏が出向いて交渉し、オーケーをもらったとのこと。ZUN氏が「ベアード・ブライアンさんは超クリエイター。僕の中では同人っぽい。つくりたいからつくってる、良いものだから出すってのが伝わってきた」と語るだけあって、かなりいいモノが出来上がりそうだ。

超会議特番 東方project編
ベアード氏は生のホップを使ってるのがこだわり。

 気になるオリジナルビールの味をZUN氏にたずねたところ、「できてから飲まないとわからないけど」と前置きした上で、「香りがさわやかで、苦みもそこそこある。甘くない。ジュースのように飲めるけどアルコールはちゃんとある」と傾向を教えてくれた。

超会議特番 東方project編
ニコニコ超会議では、注ぎ手もプロが担当する。

 ZUN氏が「どういうビールがいいか考えて、ガチでビール好きが飲んでもおいしいものを出したいと思った。普段飲んでいない人やお酒が苦手な人に良さを伝えたい」と意気込むこのオリジナルビール。超会議に訪れる機会があったら、ぜひとも飲んでみてはいかがだろうか。

超会議特番 東方project編
ひたすらビールを飲み続ける“東方Project”のZUN氏。
超会議特番 東方project編
ガチ鈴木もいただきました。

●関連リンク
ニコニコ超会議
ベアードブルーイング

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