週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

エクセル道場 ~秘密結社成り上がり編~

Excel 2013|時間を計算して勤怠を管理しよう

エクセルでスケジュール表や工程表を作成するユーザーは多いが、そこで必須となるのは時間の計算機能だ!

988-title

足したり引いたり、自在に時間を計算

 エクセルの便利な機能ひとつとして“時間の計算”がある。通常の数値ではなく、時間を入力して、そのまま足したり、引いたりといった計算ができるため、タイムカードなどのように時間の集計が中心となる書類では、極めて重宝する。

 また、時間と数値の計算をできる点も大きな特徴だ。エクセルでは、時間を“シリアル値”と呼ばれる値で管理しており、その仕組みを理解して応用することで、通常の数値との計算もシームレスに実行できる。時間計算の基礎を紹介していこう。

時間を計算する

988_01-01
988ーexcel

↑オートSUMにも対応。範囲内のデータの合計時間をまとめてチェック。

 

988ーexcel

↑エクセルでは、データが時間のみであれば、問題なく計算できる。

 

988ーexcel

↑“分”から“時間”、“秒”から“分”など、時間の単位を自在に変換。

 

数式のルールは四則計算と同じ

 時間を計算する場合も、通常の計算と同様。目的のセルを指定して、数式を用いて計算する。また、数式も四則計算の場合と変わらず、特別な書式を覚える必要はない。セルの書式設定の表示形式で“時刻”もしくは“ユーザー定義”の時刻用テンプレートを選んでおけば問題ない。

 

●Step01
数式を入力して時間の引き算を実行

988ーexcel

↑“="(イコール)を入力し、基になる時刻のセルを指定。“−"(マイナス)を入力して、差し引く時間のセルを選択。

 

988ーexcel

↑“Enter"を押して入力を確定すると計算結果が表示。分単位までしか表示していなくても、秒単位まで計算してくれる。

 

●Step02
足し算や掛け算も数式でお手軽に計算

988_excel

↑足し算の場合は、Step01の数式を“+"(プラス)に変更。

 

 

988_excel

↑2 つの時間を合計した時間 “ 8時間 30分15秒"がセルに表示される。

 

988_excel

↑時間どうしの掛け算はできない。数値のみ対応する。

 

988_excel

↑この場合は、基になる時間を2倍した時間が表示されている。

 

●Step03
表示する時間の単位を相互に変換可能

988ーexcel

↑セルの書式設定を呼び出し“ 表示形式"タブで"ユーザー定義"を選択。"種類"項目のボックスに[SS]“秒"と入力。

 

988_excel

↑Step02の計算結果“9時間55分04秒"を秒に変換した時間が表示。分単位にする場合は[mm]と入力。

 

●Step04
カッコで囲んで24時間以上の時間を表示

988_excel-2-4a

↑計算結果が 24時間以上だと通常の表示形式では対応できない。正しい計算結果は“35時間55分45秒"だが……。

 

988_excel-2-4b

↑24時間以上になる場合は、24時間からあふれた“余り"の部分だけを表示。この場合は“ 11時間55分45秒"となる。

 

 

988ーexcel

↑セルを右クリックしてメニューを呼び出し、“セルの書式設定”を選択。

 

988ーexcel

↑“表示形式”の“ユーザー定義”で“種類”項目に書式を入力。

 

988_excel-2-4e

↑時間の部分をカッコで囲むことで、24時間以上も表示可能になる。

 

988-title
この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります