週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

iPadでアジアの癒し系楽器を楽しんでみよう ROLLY's ロックの殿堂Vol.16

2013年07月10日 22時30分更新

文● 藤本健 編集●週アス編集部 撮影●岡田清孝

 全国FM放送系列であるJFN(JAPAN FM NETWORK)の番組でROLLYがパーソナリティーを務める『D.N.A.~ロックの殿堂~』。同番組内で展開している週アスのコラボコーナー第16回の様子をお届けします。

ROLLY's ロックの殿堂16

 放送局によって放送日程は若干異なりますが、下記の放送局にて月に一度、第1週に放送しており、7月ぶんは1日より順次開始しております。

ネット局予定:FM秋田、FM新潟、FM富山、岐阜FM、Kiss FM、FM OSAKA、FM山陰、FM香川、FM徳島、FM長崎、FM大分、FM宮崎
※放送局、放送時間などは変更の可能性があります。詳しくは各放送局のHPをご覧ください。

 IPサイマルラジオ『radiko』でも聴取可能(一部地域限定)。auのスマートフォン用アプリ『LISMO WAVE』、ドコモのスマートフォン用アプリ『ドコデモFM』なら全国で聴取いただけます。

 楽器店に行けば、ピアノ、ギター、ベースといったものからカスタネットやリコーダー、ハーモニカまでさまざまなものが置いてあります。でも、それが楽器のすべてというわけではありません。店頭には置けない高価な楽器はもちろんのこと、日本ではめったにみかけないような珍しい楽器だっていろいろ存在します。とくに世界中のいたるところにある、いわゆる民族楽器と呼ばれるものは、なかなかお目にかかることはできないし、そもそもどんな音が出て、どんな奏法なのかも分からないケースが少なくないと思います。そんな、さまざまな珍しい楽器と出会うことを可能にしてくれるのが、iPadやiPhoneの楽器アプリではないでしょうか。もちろんアプリのデキにもよりますが、そうした珍しい楽器をかなりリアルに再現してくれるものがありますから。

 先日、そんな珍しい民族楽器アプリはないかと探してみたところ見つけたのが、アジア系の2つのアプリでした。具体的には『Mandala Hang Drum(マンダラ・ハング・ドラム)』と『ボウル - チベットのシンギングボウル』というもの。前者は無料アプリで、後者は170円の有料アプリ。この名前だけを見ても、どんなものかさっぱりわからないとは思いますが、どちらも、アジアや仏教といった雰囲気が漂うサウンドを奏でてくれる楽器アプリです。

ROLLY's ロックの殿堂16

Mandala Hang Drum(マンダラ・ハング・ドラム)

ROLLY's ロックの殿堂16

ボウル - チベットのシンギングボウル

 以前、『Tanppura Touch』というインドの“タンプーラ”と呼ばれる弦楽器を再現するアプリを使って、ROLLYさんのギターといっしょにセッションをしたことがありましたが、今回のアプリはそれともちょっと趣きの異なるものです。無理やりまとめるとしたら、Mandala Hang Drumもボウルも金属系の楽器。前者がスティールドラムのようなメロディアスな打楽器で、後者はボウルというか、お経を読む際にチーンと鳴らすアレですね。

 ROLLYさんに見せたところ、「これはなかなか面白そうだから、またみんなでセッションしてみよう」ということになったのです。ROLLYさんがガットギターを用意するので、副編集長のACCN氏と私でそれぞれの楽器を持ってやってみよう……と。ただ、Mandala Hang Drumとボウルでは、同じ仏教でもだいぶ雰囲気が異なるため、それぞれ別に演奏してみることになり、最初に使ったのがMandala Hang Drum。その演奏がこちらです。

ROLLY×週アス『Mandala Hang Drum』セッション音源

 聴いてみるとわかるとおり、いくかの音が混じってますよね。実は、本番直前に練習してみようと試したところ、ギターのチューニングがなかなか困難であることが判明したのです。そう、Mandala Hang Drumが一般的な12音階とはかけ離れたものであるため、合わせられないんですよね。そこで基音を合わせる形で、本番に挑んだROLLYさん、我々もビックリする手段をとってくれました。そう、ガットギターのベース音と、ROLLYさんによる語り、さらにはKORGの『iKaossilator』を使っての効果音を入れたのです。なんともいえない、異次元な世界のサウンドになってますよね。

ROLLY's ロックの殿堂16

iKaossilator

 続いて試したのがボウル。これが、また神秘的な不思議なサウンドが出るんですよ。まずは、これで鳴らした音を聴いてみてください。どうですか? ROLLYさんも「完全にトランス系ですね」と話していましたが、瞑想の世界ですよね。

ROLLY×週アス『ボウル - チベットのシンギングボウル』セッション音源1

 演奏方法は、画面にあるボウルの淵を指でなぞるように触れるだけ。ページをめくると、さまざまなボウルが現れてきて、ボウルの大きさによって音の高さや音色もいろいろ。また、画面の上にある鈴のようなものを叩くと、また違った音が奏でられます。

ROLLY's ロックの殿堂16
ROLLY's ロックの殿堂16

 このボウルのサウンドに合わせて、ROLLYさんがギターをおどろおどろしい感じで演奏すると、また妙な雰囲気になってきます。

ROLLY×週アス『ボウル - チベットのシンギングボウル』セッション音源2

 「今回のアプリは、今までとちょっと違いますね!」とROLLYさん。「今まで使ってきたアプリの多くはハイになりたいとうか、ロックだぜ! という感じで外側にアピールしていたものだけど、今回は内面的に効果がある音で、落ち着きますね、不整脈が治った気がするもん」とお気に入りの様子です。
 演奏しだすと、気持ちよくて止まらなくなりそうな2つのアプリ。暑い夏を乗り切る上でも効果がありそうな感じです。

 番組や記事の感想はROLLYさんのツイッター(@RollyBocchan)まで。週刊アスキー本誌にも月一で掲載中です。次回もどうぞお楽しみに。

『Mandala Hang Drum(マンダラ・ハング・ドラム)』
●Appストア価格 無料(記事作成時の価格です)
Dizzy Studios

AppStore アプリをダウンロード

『ボウル - チベットのシンギングボウル』
●Appストア価格 170円(記事作成時の価格です)
Oceanhouse Media, Inc.

AppStore アプリをダウンロード

●関連リンク
JFN『D.N.A.~ロックの殿堂~』

welcome to ROLLY net .com(ROLLY公式サイト)

藤本健の“DTMステーション”
 

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります