全国FM放送系列であるJFN(JAPAN FM NETWORK)の番組でROLLYがパーソナリティーを務める『D.N.A.~ロックの殿堂~』。同番組内で展開している週アスのコラボコーナー第14回の様子をお届けします。
放送局によって放送日程は若干異なりますが、下記の放送局にて月に一度、第1週に放送しており、5月ぶんは5日より順次開始しております。
ネット局予定:FM秋田、FM新潟、FM富山、岐阜FM、Kiss FM、FM OSAKA、FM山陰、FM香川、FM徳島、FM長崎、FM大分、FM宮崎
※放送局、放送時間などは変更の可能性があります。詳しくは各放送局のHPをご覧ください。
IPサイマルラジオ『radiko』でも聴取可能(一部地域限定)。auのスマートフォン用アプリ『LISMO WAVE』、ドコモのスマートフォン用アプリ『ドコデモFM』なら全国で聴取いただけます。
iPad用にはさまざまな周辺機器があります。楽器系のものだけでも、オーディオインターフェースやMIDIインターフェース、エフェクトにするための機材……と、いろいろあるわけですが、海外のIONというメーカーから、またトンでもない妙なものが登場しました。『IGT06』というのがソレ。写真を見ても分かる通り、見た目はエレキギターそっくりというか、そのものですが、ここにはiPadを埋め込むことができます。いったいこれは何モノなのでしょうか? 今回の放送では、ROLLYさんにこのIGT06とそれを動かすためのアプリ、『All-Star Guitar』を使ってもらい、いろいろと試してもらいました。
「ここにあるのはテレキャスターのようなギターに見えるけれど、プラスティック製のこの機材はなんでしょう?」という不思議そうに見るROLLYさん。そう、写真で見ると、確かにギターっぽいし、現物の大きさもギターそのものではあるけれど、よく見ると、全然違うのです。iPadを埋め込む形になっており、ここには弦もありません。そしてネックには各フレット、各弦に位置するところに弦風な光るスイッチがズラリと並んでいるのです。
「このスイッチを押してみると……おー、ちゃんとギターっぽい音がでますよ」とROLLYさん。でも、なにかいろいろと変なんです。まずギターのコードを抑えてみると、左手で抑えただけなのに音が出てしまいます。右手でiPadに表示されている弦を弾けば一応なるのですが、タイミングはちょっと微妙な感じで、右手を一切使わなくても鳴ってしまうわけです。また、音はGT06に内蔵されているスピーカーから鳴らすことができ、これ単独で動かすことが可能です。裏側には電池ボックスがあるので、ここに単3電池4本を入れて駆動するんですね。
さっそくROLLYさんに機材を手渡して弾いてもらおうとしたのですが、どうもいつもと様子が違います。どうも思うように鳴ってくれないようで、「これ、ギター弾けない人のほうが、絶対上手に弾けると思うんだけど……」と戸惑い気味です。「ギターの代わりにはなるかもしれないけど、ギターより遥かに難しい!」と及び腰なROLLYさん。触ってみると、いくつか音色が選択でき、そこにはディストーションがかかった音色やクリーンギターなどいくつかありますが、どれを弾いてもなかなかうまくはいきません。
音色の選択も可能です。 |
エフェクトも用意されています。 |
ちなみに、このアプリには練習モードが用意されており、練習曲を再生させると、そのための指の動きを示すために、先ほどのネックに並ぶスイッチが光るようになっています。試しに、練習曲の『Smork on the Water』を鳴らしてみると、「何じゃこれは、モグラ叩きゲームみたい」とROLLYさんでも太刀打ちできません。
キャッチコピーには“これでギターの練習をしよう”といった趣旨のことが書かれていますが、どうもこれで練習してもギターは上手く弾けそうにないですよね!?ところで、IGT06は、専用アプリ以外にも『GarageBand』や各種ソフトシンセなどをコントロールすることが可能になっています。そう、これはiOSのCoreMIDIに対応したデバイスなので、CoreMIDI対応アプリであればどれでも鳴らすことができるんですよね。
そこで、GarageBandのギター音色を選んだ状態で、ROLLYさんに触ってもらいました。すると……、「ん~、さっきのよりもGarageBand用コントローラとして使ったほうがよさそうですよ」とGarageBandのアルペジオ機能などを使いながら歌いだすROLLYさん。でも、このモードだと右手が一切使えないのが大きなネック。さらに、解放弦を鳴らすことができなかったり、チョーキングができないなど、もどかしそうです。
「これでギターを練習した子はどう育つのでしょうか?30年後が楽しみです!」とROLLYさんはキッパリ宣言。このGT06、国内では今のところ流通はしていないため、海外から個人輸入するしかないのですが、新しい楽器として挑戦してアップデートを待つのがよさそうです。
番組や記事の感想はROLLYさんのツイッター(@RollyBocchan)まで。週刊アスキー本誌にも月一で掲載中です。次回もどうぞお楽しみに。
『IGT06』
●実売価格 2万3000円前後
●ION
※購入時の価格
『All-Star Guitar』
●App Store価格:無料 (価格は記事作成時のものです)
●ION Audio
●関連リンク
JFN『D.N.A.~ロックの殿堂~』
welcome to ROLLY net .com(ROLLY公式サイト)
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