niconicoが夏祭りを盛り上げるニコニコ町会議を全国5ヵ所で開催

2012年07月19日 16時30分更新

　ドワンゴは7月18日、すでに第1報をお届け（関連サイト）しているニコニコちょうかいぎ発表会を開催。以前、4月のニコニコ超パーティーで発表があった、日本全国の地方をニコニコカーで巡る“ニコニコ町会議全国ツアー2012”の詳細を発表した。

　ニコニコ町会議とは地方のお祭りにニコニコがお邪魔し、いっしょに盛り上げようというユーザー参加型の“超”会議のパロディー企画だ。その地方の特色ある祭りに参加し、その魅力を伝えるとともに、ニコニコユーザーがともに楽しんでしまおうというもの。ニコニコの移動式文化祭という。超会議後に募集をしており、全国4400通のユーザーからの参加リクエストがあり、そこから全国5会場のお祭りが選ばれた。

　7月29日に鳥取を出発し、佐賀、北海道、福島、8月30日にファイナル東京へと移動する。やや移動に効率の悪さを感じるが、そこは各地の町の祭りスケジュールに合わせるためという。入場は基本無料。

　ニコニコ側が用意する企画も、ニコニコカーに祀りを仕込みミニ神社として生配信するものや、ニコニコオリジナルフードの一部を販売。町ニコニコグッズの販売など、超会議やニコニコの公式イベントでおなじみの企画が催される。

　そのほか、超会議の会場でも盛り上がったユーザー参加の“のど自慢”や、マギカ調べを上映。また全国5会場限定、小山薫堂氏監修による“本当にじわじわくる動画”という記念動画を全5話で上映する。

　祭り会場でいっしょに楽しむ地域交流コンテンツとしては、方言レッスンから、ニコニコ絵師による似顔絵コーナー、地元ユーザーが特産物を陳列する“町ユーザーマーケット”などなど。町民が参加する踊ってみたレッスンを行なうが、ここは超会議と違い平均年齢が高そうと心配する声も……。

　お祭り名物の射的にいたっては、自身がつくった自作の輪ゴム銃を持ち込んでよいとし、どんな強力な輪ゴム銃でも参加可能だ。こちらは町会議で実際に使う輪ゴム銃の募集も行なっている。

　そして“会議”と名が付くだけあり、もちろん各町でniconicoの新サービスの発表も行なわれる。来年2013年4月27日、28日に幕張メッセで開催希望の“ニコニコ超会議2”へ向けての進捗報告もあり、8月30日の町会議ファイナルでは超会議2の最終報告がされる予定だ。

■2012年7月29日（日）　ニコニコ町会議 in 鳥取県・八頭町
　初回は、7月29日に鳥取の郡家運動場で行なわれる“第8回八頭町きらめき祭”に参加。鳥取はニコ動的にも課題の都市で、ユーザーの数が海外の香港10万人に負けている8万人という。もちろん台湾には完敗しているという状況のもと、この鳥取での新規ニコニコユーザーを掘り起こすために参加する。ぽこた氏など人気の歌い手ユーザーが参加するのも注目だ。なお百花繚乱氏は、たこ焼き屋としてほぼ全会場を回るという。

■2012年8月5日（日）　ニコニコ町会議 in 佐賀県・呼子町
　第2回は佐賀県唐津市呼子町呼子港付近で行なわれる“水光呼子港まつり”内で開催。コスプレ衣装で会場に張ったロープを利用して降り立つ“遊海夏（ゆかいな）運動会”などが行なわれるユニークなお祭り。こういう地方のおもしろいものにスポットを当てたら、おもしろいという狙いもこの町会議の目的だ。

■2012年8月11日（土）　ニコニコ町会議 in 北海道・長万部町
　第3回は長万部市街地で行なわれる“飯生神社例大祭”内で開催。当初、スタート地点とされていた場所だ。“まんべくん”の出身地で、ニコニコユーザーにもある意味おなじみの場所だが、夜に御輿が出る町内を練り歩くエネルギッシュなお祭りという。観光協会の会長さんが“歌ってみた”に、町役場職員の方々が“踊ってみた”に登場する予定。

■2012年8月16日（木）　ニコニコ町会議 in 福島県・三春町
　第4回は、福島県の大町おまつり道路付近で開催の“三春盆踊り”内に参加。ぜひ行きたかったという福島のお祭り。江戸時代より300年あまり続いている伝統と格式のある“ニコニコ”とは対極にあるようなお祭りという。

■2012年8月30日（木）　ニコニコ町会議 in 東京都・八丈島
　ファイナルとなる第5回は東京とはいえ、離島の八丈島八丈町で行なわれる“離島甲子園”決勝戦と同日に開催。離島甲子園とは、離島の中学生じゃないと参加できない唯一の全国野球大会、元ロッテオリオンズの村田兆治氏の活動がきっかけで生まれ、今年で5回目の開催となる。全21チームが全国の離島から参加し、決勝戦を生放送する。