今年のCOMPUTEXはAIがキーワードなだけに、どこのメーカーもサーバーラックやワークステーション向けの展示が多めだ。データセンター向けのソリューションも多く、出展企業全体が自作PC市場ではなくサーバー市場に対する訴求を高めている印象が強い。これが昨年までのCOMPUTEXと大きく違う点だ。
本稿では、COMPUTEX TAIPEI 2026の2日目に取材してきたものを中心に、PC業界の動向とトレンド、そして注目の製品をいくつか紹介していく。
次世代規格「PCI Express Gen6 x3」のSSDをいち早く展示していたのがフラッシュメモリーのコントローラーを製造するPhison。最大の特徴は温度が既存のGen5コントローラーに比べて低いということ。アイドルでも37度、読み書きしていても40度台で済むとのこと。こういう最新規格の製品を見られるのがCOMPUTEXの醍醐味である。
ビデオカードを外付けにするという尖ったデモを行なっていたのがGIGABYTE。Threadripper用マザーボード「WRX90 AI Top」に搭載されているMCIO 8iを通じて、スロットと合わせると最大9枚装着できるようになるという。消費電力が気になるところだが、そもそも「そんなにビデオカードを繋いでなにをするんだ?」と考えてしまう。
そして、もうひとつ、これまでにない展示で目立っていたのがロボティクス関連だ。ロボットアームやドローンなど工業用ロボットの制御を、人ではなくAIに任せるというもの。
これまでロボティクス関連の展示は別の会場で開催していたのだが、PCパーツ類が集まるメイン会場にもロボットが進出してきていた。これはPCパーツメーカーがロボティクス市場に参入していることを意味する。
会場を訪れていた日本人の反響が大きかったのが、台湾のスタートアップ企業Lean Mobilityが展示する3輪電気自動車「Lean3」だ。車両設計に元トヨタ自動車のエンジニアらが参画しており、日本での販売はオートバックスが担当し、2027年8月の発売を予定しているそうだ。
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