ニッチだが確実に増えつつあるPCパーツのデザイン風潮:COMPUTEX 2026取材3日目まとめ
2026年06月05日 08時00分更新
COMPUTEX TAIPEI 2026を俯瞰した視点から切り込む本企画。今回は、PCパーツ市場を動かすデザインのトレンドについて解説していこう。
古臭いけど中身は最新!
レトロデザインが一周回ってエモい
ここ数年でPCパーツ業界の間で流行の兆しを感じるのがレトロデザインだ。昨年はSilverStoneが1980年代後半のPCケースのデザインを再現した「FLP02」を発表した。今年はThermaltakeがレトロ風PCケースと水冷ユニットを発表して話題となっていた。
とくに水冷ユニット「Retro 360 Ultra ARGB Sync」は、外観がレトロなだけでなく、液晶ディスプレーに90年代PCの起動シーケンスを思わせるアニメーションを映し出せる。これがアスキー取材陣をはじめとする古参のPCマニアのハートを鷲掴みにしているわけだ。
HDDシーク音が脳内再生余裕でした(by KTU) #アスキーKTUレポ#COMPUTEX2026pic.twitter.com/nTUejrjJ7w
— ASCII.jp (@asciijpeditors) June 3, 2026
レトロデザインを採用していたのはThermaltakeだけではない。InWinもレトロゲーム機をモチーフにしたPCケース「GX-285」を展示していた。デザインはブラウン管テレビやレトロなゲーム機を思わせる雰囲気で、大きな操作ボタンをフロントパネルに配置している。フロントに内蔵された10.1インチ液晶ディスプレーは、実際にレトロゲームをプレイできる。こういう遊び心が、オジサン世代の青春時代を思い出させるのに一役買っているわけだ。
ほかにも、CoolerMasterがアナログメーターの騒音計とCPU温度計を発表したほか、FL EsportsがIBM 101を思わせるワイヤレスキーボード「OG104」を展示するなど、レトロをウリとする製品をリリースするメーカーが増えていると感じた。
レトロデザインは、その懐かしい外観から、ついつい購入してしまう古参のマニアが一定数いる(黙って買って奥さんに怒られるまでがワンセット)。さらに自作PCマニアの高齢化が、そのレトロブームに拍車をかけている。ファミコンミニやPCエンジンミニを衝動買いしてしまった40~50代の読者はかなり多いはずだ! 市場を支えるユーザー層を考えると、これからもレトロデザインのPCパーツが出現してくる可能性は高いだろう。
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