テキストデータをエクセルに取り込む際、セルごとに何度もコピー&ペーストを繰り返すのはめんどう。そんなときは、区切り文字を活用して一気ににエクセルへ取り込むとラクチン。
区切り文字を使って
エクセルに取り込む
エクセルで表を作成する際、ワードなどで作成したテキストデータを元にする場合があるが、テキストをコピーして、毎回、エクセルに切り替えて貼り付けるのはめんどう。そこで覚えておきたいのが“区切り文字”だ。
“区切り文字”とは、テキストデータをセルに貼り付ける際の区切り位置を指定する文字(記号)のことで、タブや改行、カンマやセミコロンなどが利用できる。テキストデータをそれらの記号で区切れば、データをすばやくエクセルに取り込める。
↑左のワードからエクセルにテキストを取り込む……セルごとに1個1個コピー&ペーストしていては日が暮れちゃう。 |
↑作成したテキストデータをタブで区切っておけば、コピーして貼り付けるだけでセルに分割して取り込んでくれる。 |
↑逆も可能。エクセルで作成したデータをワードで読み込める形式にエクスポート。ワードで、直接データを編集可能に。 |
2種類の方法で
テキストを取り込む
あらかじめタブや改行でテキストデータを区切っておけば、コピーして貼り付けるだけでよい。また、ファイルを丸ごとエクセルデータに変換したい場合は、エクセルデータとして開けばよい。変換ウィザードが出現するので、区切り文字などを指定すれば読み込める。
困った! 通常のテキストはセル1個にまとまってしまう!
↑ワードで作成したテキストデータ全体を範囲指定してコピーする。 |
↑アプリをエクセルに切り替えて、コピーしたデータを貼り付けると……。 |
↑コピーしたテキストデータは、ひとつのセルに入力されてしまう。テキストデータの分割はユーザー自身が作業することになる。 |
Step1
エクセルに貼り付けるテキストデータを加工
↑エクセルに貼り付けた際、タブで区切った場所でセルが分かれる仕組み。テキストデータをあらかじめタブで区切る。 |
↑作成したテキストデータ全体を範囲指定してコピーする。あとは、エクセルにデータを貼り付けるだけでオーケーだ。 |
Step2
テキストデータをエクセルに貼り付け
↑右クリックメニューで“貼り付け先の書式に合わせる”を選択。 |
↑タブで区切った場所で分かれてテキストが貼り付けられる。 |
↑改行されているテキストデータをコピーして貼り付けると……。 |
↑コピーしたテキストデータは改行位置で分割され、列状に並ぶ。 |
Step3
テキストファイルを丸ごと読み込む
↑エクセルで“ファイル”タブを選び、メニューの“開く”を選択。 |
↑“すべてのファイル”に変更して、テキストファイルを選択する。 |
↑テキストデータを取り込むためのウィザードが出現。“元データの形式”で区切り文字の形式を選んで“次へ”を選択。 |
↑“区切り文字”でテキストデータの区切り記号を選択。読み込んだときの結果をプレビューで確認して“次へ”。 |
↑“列のデータ形式”で“日付”など項目ごとの表示形式を設定。 |
↑新規ファイルを作成。テキストファイルをエクセルデータに変換。 |
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