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モンストを素材に小中学生がプログラミング『Kids Co-Creative Workshop』

2014年09月22日 16時00分更新

 2014年9月20日、mixiのモンスターストライク(以下、モンスト)とIT×ものづくり教室『Qremo』がコラボレーションした小学校4年生から中学生を対象とするプログラミングイベント『Kids Co-Creative Workshop』が開催された。

Kids Co-Creative Workshop
Kids Co-Creative Workshop
↑会場はmixi本社内。
Kids Co-Creative Workshop
↑進行はQremoの島田さんによって行われる。

 このイベントは、障がい者向就労支援事業やこどもの可能性を拡げる教育事業を全国展開する『LITALICO』が運営する、ITツールを用いてものづくりを学べる専門塾『Qremo』をスタッフとして、参加者はモンストのキャラクターの素材を活用し、小学生でも容易に扱えるプログラミングツール『Scratch』でオリジナルゲームづくりに挑戦する。

Kids Co-Creative Workshop
↑mixiからはモンストの木村プロデューサー(右)、さなぱっちょさん(中央)、ぱなえさん(左)もイベントの様子を見られた。
Kids Co-Creative Workshop

 全体説明のあと、さっそくゲームづくりを開始。製作時間は80分。手元のテキストを参考しながら進める。プログラミング初心者からゲームづくり経験者まで、さまざまな子ども達が参加している。また、モンストをプレイしている子も半数近くおり、アーサーや坂本龍馬、ロイゼなどを好きなキャラとしてあげていた。みんなやりこんでいるようだ。

Kids Co-Creative Workshop
↑プログラミングツール『Scratch』の画面。左側からスクリプトを選択。右側でシュミレーション。スクリプトをパズルのように組み立ててゆく。子どもでも直感的にわかる工夫がみられる。
Kids Co-Creative Workshop
↑製作時間80分は小学生、中学生にとっては通常授業よりも長い時間だが、みんな終始集中していた。
Kids Co-Creative Workshop
↑参加者はあらかじめ決められた5グループに分かれており、それぞれにQremoのスタッフがつく。
Kids Co-Creative Workshop

 休憩をはさんで、作品発表。5グループから1人ずつ選ばれて自分がどんなゲームをつくったかをプレゼンテーションした。2人プレイを可能としたもの、敵の出現率を変えたもの、さまざまな玉が飛ぶものなど、大人顔負けのユニークな作品をみることができ、木村プロデューサーもそれぞれに対して絶賛のコメントを述べていた。

 作品発表のあとは、参加者から木村プロデューサーに向けて質疑応答。ここでしか聞けない貴重な裏話もいくつかあった。

Kids Co-Creative Workshop

Q.モンストのふんころがしが出るCMはどうやってつくったの?
A.ふんころがしのフンが本当に爆発したデータがあって、そこから着想を得てつくりました。

Q.将来プランナー、プログラマーになりたい。プログラミング以外にはなにを学べばいいですか。
A.とにかく自分が面白いと思う事を沢山経験する。人と同じことではなくて、自分が素直に面白いと思ったことをやっていくことからはじめるのが近道じゃないかな。

Q.ラスカルのCMは誰がつくったの?
A.広告代理店、電通さんのクリエイターが考えて、めっちゃくちゃ面白くつくってくれました。

Q.プログラミングはどのくらい練習した?練習しなくてもできますか?
A.実はプログラミングはあまり好きではなく、今のプランナーの道を選びました。もし、ゲームをつくる仕事をしたい場合、プログラミングが苦手でも活躍する道はありますね。

 また、インターネットやソーシャルメディア、情報端末との適切な関わり方についての啓発教育ワークショップも行われた。

Kids Co-Creative Workshop
↑啓発教育担当はmixi 井上さん。
Kids Co-Creative Workshop
Kids Co-Creative Workshop

 スマホなど情報端末が普及し、子供でも所持していることが多くなっているからこそ、家庭内のルールをつくることが大切、いう内容だった。

Kids Co-Creative Workshop

 最後に、認定書、グッズなどが参加者に配布され、イベントは幕を閉じた。

Kids Co-Creative Workshop

 参加した子ども達からは、慣れ親しんだモンストのキャラが素材として使えて面白かった、ゲームが完成に近づくにつれてドンドン楽しくなっていったと、満面の笑みで答えてくれた。将来プログラマーになりたいと考える子は、木村Pをはじめmixiの社員さんと話せたことがとても良い経験になったと語る。また親御さんからも、啓発教育ワークショップについて、子どもの年代的にふさわしい内容の講義だったと語った。

 Qremoは、今回のワークショップを含め、今後も学校や企業とのコラボを積極的におこない、通常の教室にとどまらない幅広い対象に向けて、デジタルツールを用いたものづくり体験の機会を提供したいと述べている。

●関連サイト
Qremo 公式サイト

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(C)mixi

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