住所録のような一覧表を印刷する際に悩ましいのが“ページレイアウト”です。今回は印刷の基本的な設定メニューについて確認してみましょう。
■印刷の基本を押さえる
エクセルの場合、印刷設定はバックステージビューに基本的な機能が用意されています。“ファイル”タブから“印刷”を選ぶか“Ctrlキー+P”で印刷プレビューを呼び出せばオーケーです。用紙サイズやデータの拡大縮小など、ひととおりのメニューがそろっていて、手軽に印刷できます。
基本的な印刷の流れ
↑メイン画面で“ファイル”タブを選択すると、バックステージビューが表示される。
↑“印刷”項目を選択すると印刷に関するサブメニューとプレビューが右側に現われる。
↑まずは、データを印刷する用紙の向きを決定する。印刷するデータに合わせて“縦方向”か“横方向”のどちらかを選ぶ。
↑サブメニューから最適な用紙サイズを選択。プリンターによって選べるサイズが異なる。
↑印刷時の縮尺を決める。比率を1ページに最適化するメニューも用意されている。
↑設定の調整を完了したら、メニューの上部にある“部数”項目に必要な数字を入力して、隣の“印刷”ボタンをクリック。
■余白や比率を調整して、最適な設定で印刷する
バックステージビューに用意されている印刷機能は、基本的なメニューばかりです。もっと細かく設定して印刷したい場合は“ページレイアウト”タブの“ページ設定”メニューで調整します。上下左右の余白サイズを個別に変更したり、拡大縮小の設定も数値を入力して細かく調整できます。
Step1 用紙のサイズと印刷する向きを設定する
↑“ページレイアウト”の“サイズ”で用紙のサイズを設定。プリンターによっては、利用できない用紙サイズもある。
↑印刷する際、用紙を縦にするか、横にするかを“用紙の向き”項目で選択。デフォルト設定では、縦になっている。
Step2 通常印刷されない枠線や見出しを表示する
↑“ページレイアウト”タブの“枠線”にある“印刷”をチェックする。
↑データ上で罫線を引いていない場合でも、枠線を印刷できる。
↑枠線の印刷の隣にある“見出し”項目の印刷項目をチェック。
↑列(アルファベット)と行(数字)の見出し部分も印刷できる。
Step3 余白を調整して必要な項目をページに収める
↑バックステージビューでは“標準”、“広い”、“狭い”の3種類を選べる。“ユーザー設定の余白”でさらに細かく指定可能。
↑“ページ設定”ウインドーで“余白”タブを選ぶと数値を入力して余白のサイズを細かく設定できる。数値の単位は“mm”。
Step4 縮小はページ数指定、拡大は手入力が便利
↑縮小印刷をしたい場合は“次のページ数に合わせて印刷”が便利。右側に入力したページ数に合わせて自動で縮小する。
↑全項目をまとめて1ページに印刷したい場合は、この方法が手っ取り早い。ただし、各項目は小さくなり過ぎることもある。
Step5 拡大印刷はプリントする比率を直接入力
↑拡大印刷をする場合は“拡大/縮小”項目を選び、右側にあるボックスに比率を入力する。最大400% まで拡大可能。
↑拡大率を150%で印刷プレビューを表示してみる。文字が大きくなり見やすくなるが、印刷できる項目は少なくなる。
以上、印刷の基本的な設定について見てきました。ぜひ実践に役立ててみてください。 『エクセル道場 ~秘密結社成り上がり編』は週刊アスキー本誌に好評連載中です。そちらもぜひチェックして、みどりさんの大奮闘ぶりをお楽しみください!
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