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『カオスだもんね!』検定試験でBBQのコツを習得!!

2013年09月06日 23時00分更新

前回、日本バーベキュー協会代表の下城民夫さんから、いろいろとバーベキュー(以後BBQ)について教わったカオスコンビのふたり。さらに詳しくBBQのことを知るべく、BBQ検定を受けることに!

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BBQ検定とは、2007年に日本バーベキュー協会が考案したBBQ文化を普及していく為の人材開発システム(資格制度)で、BBQに対する正しい認識を持ち、手際よく炭をおこして肉を焼く方法をマスターするものだそうです。

見事に検定をパスすればBBQインストラクターとして認定もされるそうです。

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受講クラスは、初級インストラクター(合格者2300名)、上級インストラクター(合格者50名)、バーベキューマスターの3クラスが存在し、バーベキューマスターの合格者は現在のところ下城さんただ一人だけだとか。

今回ふたりが受けるのは初級インストラクター検定で、その受講内容は以下の通り。

●基礎座学講習(30分~45分)
BBQの文化、歴史・海外のBBQ事情などの座学

●実技講習 試食有(90分)
簡単な炭の起し方、分厚いステーキの焼き方、
火加減自由自在の炭のレイアウト方法などの実技講習

●筆記試験 30問(10分) 
筆記試験、エンドBBQ、質問受付

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受講料は1万円で、年に2~30回ほど各地で開催されているそうです。今回は、初級インストラクター検定日とタイミング合わなかったのですが、この7月からネットで受験ができるようになったそうで、ふたりはそれを受けることに。

ちなみにネットでの受講料は、試食がないぶん500円安い9500円だそうです。

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ということで、下城さんにお礼を言ってふたりは週アス編集部に帰還。そこでノートPCを2台用意して、さっそく会議室で初級インストラクター検定を受講開始!!

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必要事項を入力し、動画による講座サイトを開くと、入門編、基礎編、実践編といった項目が。さらにその下には細かい単元があります。

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BBQ検定を受けるには、まずこれらすべての受講が必須なので、さっそく上から順番に見ていくことに。

まずは入門編“ホンモノのバーベキューとは?”から。項目名をクリックすると、ムービーが立ち上がり、下城さんによるBBQ講義が始まります。

内容は先ほど本部で聞いた話とかぶる部分が多かったみたいですが、この講義のポイントは“BBQとは人と人を繋ぐ文化であり、おもてなしの心が大切”という点。また“マイ箸、マイ皿、マイコップを持参する”それが“スマートバーベキュー”なのだそうです。


アカザーさんは、茶道の創始者である千利休の“利休七則”に倣った、“バーべ九則”がおもしろかったとか。

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さらに“世界のBBQ”の項目では、BBQの先進国はアメリカではなくオーストラリアであると紹介。オーストラリアでは街中の公園にBBQグリルが設置してあり、誰もが気軽に利用可能とのこと。ちなみにグリルは電気式らしいです。

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オーストラリア人は炭焼きさえも切り捨てて、BBQのキモである“人と人のコミュニケーション”をより手軽に行なえるスタイルにしたのだそうです。

入門編の動画講義を見終わると、次は基礎編の“スマートバーベキューを実現する道具とテクニック”を学んでいくことに。ここではBBQ三種の神器の紹介や、その中の一つであるチムニースターターの具体的な使用方法も解説。

この講習でふたりが勉強になったと言っていたのは、“チャコール(炭)のレイアウト”。

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このレイアウトは“スリーゾーンファイア”というそうで、BBQグリルに敷き詰める炭の量を3つのゾーンに分けることで、火加減調節を上手にコントロールする方法なのだそうです。

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このとき、炭の温度を計る方法として用いるのが“ミシシッピテスト”。焼き網の上20センチぐらいの所に手をかざし、「ワンミシシッピ、トゥミシシッピ、スリーミシシッピ・・・」とカウント。これで、温度計の無い場合でも温度を推測できるのだそうです。

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グリルの上に手をかざし、ワンミシシッピしか言えないくらい熱ければ、かなりの高温(200℃以上)で、直火で肉を焼くとすぐに焦げてしまうほどの火の強さ。

トゥミシシッピまで数えられるなら中温域(160℃)で、ファイブミシシッピ以上数えられれば低温域(120℃以下)と推測されるのだとか。

あえて言いにくい言い回しになっているところが、うまいですね。

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お次は、いよいよビーフステーキの焼き方講座です。

肉を焼くポイントは、最初に網目に対し斜め45度に肉を置いてバーンストライプを付けること。

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こうすることで焼き上がった際に、見た目がグッと良くなるそうです。

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焼き加減は、OKテストで測定。

これは親指と、人差し指~中指~薬指それぞれの指でOKサインを作った際の親指付け根部分の硬さが、それぞれレア~ミディアムレア~ウエルダンの質感になっているそうで、この部分と実際の肉の硬さを比較して焼き具合をチェックするのだそうです。

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そんな工程を経て焼き上がったステーキの映像は、なんとも美味しそう。

そして仕上げの肉の切り分けですが、ここにもBBQならではのポイントがあって、切り分ける際は肉の中央部を大きく斜めにカット! 

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こういった、肉の美味しさをみんなに見せる演出も大事なのだそうです。

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その後さらに1時半間ほど受講ムービーを見たふたりは、映像だけでかなりお腹一杯な感じになってしまったのだとか。

しかし、ここからが本番。ひと通り映像を見終えたら、それらの知識を脳内で整理し、いよいよBBQ検定スタート!

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検定の問題は三択形式で、先ほどの受講ムービーをしっかり見ていればわかる問題ばかり。

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もちろんしっかり見ていたふたりは、余裕で一発合格の満点かと思いきや……。

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結果は、ミズグチさん正解率84%、アカザーさん正解率90%。ホントにちゃんと見てたんですか? と疑いたくなりますが、アカザーさん曰く「けっこう覚えることが多いんだよ」とのこと。

ただ、この初級インストラクター検定は、何度もやり直しがOKなシステムなのだそうで、間違ったところを、再度ムービーで確認し、全問正解するまで何度でも検定を受けることが出来るんだそうです。

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そんな優しさ受験システムに助けられ、最終的にふたりとも正解率100%を達成! あとはBBQインストラクター登録申請書類を郵送すれば、後ほど認定書が届くんだそうです。おめでと~!

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では最後に、そんなふたりが間違えた難問に皆さんも挑戦してみてください。

【アカザーが間違えた問題】
Q11 生肉について、間違っているのはどれか?
①牛肉を触った手で、他のものに触らない
②牛生肉は表面に菌がいるので、ハンバーグなども表面を焼けは大丈夫
③鶏肉は水洗いしてから使う

【ミズグチが間違えた問題】
Q22 食材をバーベキュー串に刺して焼く場合、最も適しているのはどれか?
①竹の串は焼けているので使わない
②串には同じ材料のみを刺す
③肉は刺さない

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Q11の答えは②
Q22の答えは②

日本バーベキュー協会(外部リンク)

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