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『カオスだもんね!』完成まで12時間!? 東京を3層構造で再現する立体パズルに挑戦!!

2011年11月02日 20時00分更新

【シャクライの取材感想文】
その難解さの前に、カオスチームが敗北を喫した立体パズル『4D CITY SCAPE TIME PUZZLE』。これはその難解なパズルにリベンジを誓ったある夫婦の物語である。

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 さて、週刊アスキー11月15日号(10月31日発売)のカオスで扱った『4D CITY SCAPE TIME PUZZLE』ですが、やっぱりあんな終わり方ではあまりに切ないので、そのあとシャクライが家に持ち帰って、妻ともう一度最初から組み直す事にしました。ということで、ここではその模様をお送りします。

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 実のところ2回目ですから、今回はマンガにときより多少効率アップです。まずやったことは、端っこパーツ、海パーツ、そして大ゴマパーツの分類。残りはそれ以外として、いったんまとめました。まずはこの1958年の東京マップの端っこの枠から組みだしました。

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 さすがにこの部分をつくるのは2回目とあって、約40分で完成。っていうか、なんであそこまで苦戦したのか疑問? ひょっとして人数少ない方が効率良いのかなぁ。

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 続いて取りかかったのが、中央線と山手線の鉄道路線のピース。

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 こんな感じでオレンジの線や緑の線が入ったピースを集めて、幹線道路や鉄道を繋げていく感じです。

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 最初にできたのは、秋葉原。ってよく考えたら中央線は秋葉原を通っていませんが、どうやら総武線もオレンジの線で記されてるようです。まぁ、とにかく最初に秋葉原駅が完成。

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 またこのあたりから大きいピースで上手く当てはまりそうなやつを追加。さらに秋葉原から山手線を伸ばして東京駅、という感じでどんどん路線ピースを繋げて行きました。

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 さらに新橋、品川を繋ぐとようやく縦の山手線ピースが貫通。ちなみにこの時点で2時間ぐらいでしょうか。そして今度は新宿、渋谷方面にポイントをかえて作業。

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 また、このあたりの線路パーツから派生する、隅田川のようなわかりやすい川パーツも同時に組み出すことにしました。

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 そのあと休憩などを挟みつつ約1時間半後、主要鉄道ラインが開通! このへんで全体の3分の1といった完成度です。

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 あらためて組みながら1935年の地図を見ていくと、いまはもうないような地名や場所がけっこう出てくるんですよね。たとえば、この妙にでかい緑地帯のワシントンハイツって何だろう? と思いましたが、どうやら位置的に今の代々木公園になる前の地名のようです。

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 皇居のように今も変わらずの場所は、わかりやすくてよかったです。

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 そんなこんなで、このあたりからがけっこう地味な作業が続きます。地名と通り名、さらには何の目印もない、ただの道路ピースに苦戦中。

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 今と同じ地名なら多少この辺かな? と見当がつくのですが、正直名前を聞いても、どこ? みたいなピースがけっこうあって、自分は本当に東京生まれなのだろうか? と自問自答しながらの作業。

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 問題の海ピースにも着手。アカザーさんも言ってたように、「どのピースも真っ青じゃねーか!」といった感じなんですが、そんな青にも多少濃淡があって、さらによく見ると船も浮かんでたりするので、そのあたりを手がかりにして組んで行きました。

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 そんな海も組み上がり、最後はほとんど無印の道路ピース。

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 ホントに地名すら書かれていないこれらのピースはかなり厄介でしたが、残されたところは僅かなので、あとはその辺をひとつひとつ確認しながら組んで行きます。

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 ということで、6時間かけてようやく1層目が完成!! これが1958年の東京の地図です!!

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 ここが最初に完成した秋葉原駅。

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 そして今はなき、淀橋浄水場に隣接した新宿駅。

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 約60年後に大きく発展する東京湾の10号埋め立て地。などなど、色々と興味深いです。

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 ちなみに、この1935年の地図を妻とふたりで組んだわけですが、かかった時間は休憩を含め約7時間! が、これでまだ終わりじゃないんですよね。でも、さすがに疲れたので、この日はいったんここで終了。



 さて、ここから後編。前日に完成した1935年の東京地図のうえに、現代の東京地図を組んでいくことになります。ということで、まずはドバッと、ウレタンピースを開封。

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 大きめのピースが多いので、1935年マップよりは楽に組めそうな予感。ということで、まずは基本の端っこピースから。

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 下地となる1935年マップの上に重ねるように組んでいく感じです。海や大きな川のピースはないので、埋め立て地エリアは割と組みやすいです。

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 時代は変われど、わかりやすいのはやはり鉄道路線。なので、今回も中央線、山手線から組んでいき、そこを起点に広げていくことに。ある程度組み上がってくると、地図に立体感が出てきて良い感じです。

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 1958年マップで紹介した淀橋浄水場も、今は都庁などが建ち並ぶ高層ビル地帯に。

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 2012年マップはピースの数も1935年マップに比べるとかなり少ないので、わずか1時間でここまで組めました。

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 後半はまた道路と町名を確認しながらピースを埋めていく地道な作業。ただ、1935年マップを直前に組んでいるせいか、多少位置関係が把握できていて、作業的にはかなり早く組めたような気がします。

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 そんなわけで、気がつけば隅田川から右のエリアを制覇! さらに残りもあとわずか! ラストスパート!

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 思いのほか現在マップは早く組み上がり、約2時間で完成しました! わーい!

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 ってことで、秋葉原、新宿、埋め立て地エリアなどを見てみると……やっぱり変化していますね。

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 特に1935年マップではただの埋め立て地だったお台場エリアは、驚くほど発展したなぁ、と。

 そんなこんなで2つの時代の地図が見られて、ようやく完成かと思いきや、まだ終わりじゃない! 次がいよいよ最終工程、建築物の配置です。

 あらかじめ建物が配置される場所は、こんな感じで白く描かれていたので……

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 その部分をくり抜きます。

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 同じ手順でポンポン抜いていくと、最終的にこんな感じの穴ぼこマップに。

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 そして、ここに建つ建物郡がこちら。

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 色の違いは、昭和に建ったものが金、平成に建ったものが銀、東京タワーだけ赤のようです。もうここまで来たらあとは建築年代順に並べていくだけ。まずは東京駅から。

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 そしてその後、ぽつぽつと橋を架けたり、国会議事堂が出来たり。そして、1958年には東京タワーが!

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 新宿副都心のビル郡も建ち並びはじめ……。

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 昭和の時代に建ったビルたちがこちら。ついこの間みたいな感じがしますが、もう23年前もなんですね。

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 平成に入ってからは、都庁が建ったり、レインボーブリッジが架かったり、ビッグサイトが出来たりで……

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 そして、最後に来年2012年に完成予定の東京スカイツリーが建って……

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 ついに完成!!

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 いや~、お疲れ様でした。この建物を建てる作業が、何げに建物がわかりにくくて、1時間半ほどかかりました。というわけで、『4D CITY SCAPE TIME PUZZLE』の全行程を作るのにかかった時間は、2人がかりで休み休みやって、約12時間でした。

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 作ってみた感想ですが、妻と2人で話しながら気楽に作ったので、かなり楽しかったです。もし皆さんがチャレンジされるなら、ぜひ夫婦やカップル、仲間同士でワイワイ楽しみながら、のんびり作ってみてください。完成時の満足感はなかなかのものですよ。

関連リンク
やのまん

カオスチームの『4D CITY SCAPE TIME PUZZLE』製作>挫折体験談が読みたい方は、週刊アスキー11月15日号(10月31日発売)の『カオスだもんね!PLUS』をチェック!

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