4月28、29日は、ニコニコ動画の一大イベント『ニコニコ超会議』の日! ニコニコ動画のほぼすべてを地上に再現するというコンセプトで、幕張メッセの1~8ホールとイベントホールを借りきって実施する。先日お届けした前編(関連サイト)に引き続き、“ニコニコ超会議 まるごと大発表会&ニコニコ動画新バージョン(Zero)チラ見せ in ニコファーレ”の発表内容の詳細をまとめていく。
■絶品ニコニコ料理も味わえる“超昼メシ”
超会議では食事関連も充実! 無料ゾーンの1ホールと、有料ゾーンの5ホールには“超巨大フードコート”を用意する。今回は扱うタイアップ企画フードと価格を発表していた。以前、お伝えした生放送特番で決定(関連サイト)したオリジナルサンド“海老カツサンド♪ ~チリ&タルタルソースで!~”は、正式価格が700円に決定。
超巨大フードコートのイメージ図。30店舗がそろう。ブース巡りに疲れたら、休憩も兼ねてぜひ行ってみよう。
提供されるメニューもニコ動好きなら、一度はどこかで耳にしたことのある名前が付いた充実の構成。価格も300~700円と比較的リーズナブルだ。例のオムライスも無事(!?)メニューに決定したが、目玉の部分は野菜が高騰してるのでミニトマトではなくケチャップで代用したそうだ。
5ホールにある“超巨大料理作ってみた”ブースでは、“タライdeごはん”のN.U.D.E.さんとタイアップ。直径60センチのたらいで1日目はハンバーグ、2日目はホットケーキをつくるという。朝の10時から仕込んで15時ぐらいには完成している予定なので、ぜひ食べにいってみよう!
■あなたは飲めるか!? オリジナルのZUNビール
ZUNさんといえば、ニコ動でも人気の同人ゲーム“東方Project”を手がける人物。こちらも以前、生放送の特番をレポート(関連サイト)したように、そのZUNさんが監修したビールを1日400杯限定、500円で販売する。場所は5ホールの超巨大フードコート脇で、1日400杯を200杯ずつ2回に分けて先着順で売るとのこと。ちなみに、味見の生放送を予定していて、ビールの正式名称や乾杯の時間などを決める予定という。こちらも酒好きのライター広田と編集ガチ鈴木がレポートする予定。ただ吞みに行きたいだけではありません。
イメージイラストの傘が立っているあたりにZUNさんやひろゆきさんがいる予定らしい。300、400人ぐらい並べるように行列をつくる場所も確保。おつまみは用意してないのでフードコートで買うべし。
醸造元のベアードブルーイングが、オリジナルコースターを作成。ビールを買った人に配布する。購入には運転免許証やパスポートなど、本人確認ができる写真付きの身分証明書が必要だ。
東方Projectのブースは、7ホールにも用意。2日間とも同人ショップの“D-STAGE”が出展してグッズを販売する。28日は東方をモチーフにした格闘ゲーム『東方非想天則』の大会“東天騒”を実施。こちらは闘劇がプロデュースする。29日は招致した同人イベント“東方不敗小町7”を行なう。
■プレミア必至、超会議の超限定グッズを発売!
超会議の限定グッズも明らかになってきた。まず、マンガ家・松本零士さんの原画を6ホールにある超鉄道ブースで展示し、コラボ商品を販売。また、ホール2、4、5の3ヵ所で販売している会場限定グッズの詳細も明らかにした。
銀河鉄道999とニコ動がコラボしたイラストの原画を超鉄道ブースで展示。コラボ商品も発売予定で、なんと松本零士さんが超会議に来て購入者100名にサインしてくれるという!!
週アスの読者にイチオシなのが、2011年の東京ゲームショウなどでデモ展示していた『necomimi』。額と耳たぶにつけたセンサーで脳波を読み取って耳が動くというガジェットを、超会議の会場で初めて発売する。価格は8980円のところ、超会議のみ7900円で入手可能。
脳波をキャッチすると耳が動く。ニコ動の中野運営長(左)やニワンゴの杉本社長(右)が身につけてもまったく違和感がない(!?)素敵アイテムだ。
さらに超会議の限定グッズも明らかになった。名前やメッセージなどを書いて会場内を歩くのにぴったりな『超タグ』。お土産にもぴったりな『超クリアファイル』。
『超タオル』、『超ハンケチ』、『超パスケース』、『超ブックカバー』など、すべて超会議でしか買えないグッズだ。
もちろんライブイベント“超パーティー”のグッズも用意。『超タオル』、『リストバン超!』、『超!ストラップ』、『超!パーティーバッグ』などなど。これでまだ10分の1ぐらいしか発表してないというが、全部そろえて超会議をとことん楽しみたい。
■しょこたんもキター 超豪華なスペシャルステージのライブ
展示ホールの有料ゾーンには、グリーン、ブルー、レッドと名付けられたステージが3ヵ所設けられており、超パーティー以外にもライブイベントを実施する。ボカロP、アイマス、東方というニコ動の“御三家”に、芸能人やアーティストが出演するイベントが満載。今回はどのイベントをどこで実施するかのタイムテーブルを明らかにしていた。
各ステージとも完全入れ替え制で、開演30分前より待機列をつくるとのこと。撮影は禁止で、出演者へのプレゼントも受け付けていない。
現在、3つのステージは28、29日の両日でなんと14個ものライブイベントを予定している。どれも豪華な内容だ。ひとつずつ見ていこう。
まずは7ホールにあるグリーンステージから紹介。28日11時からの『超会議スペシャル アイドルLIVE(仮)』には、アップアップガールズ(仮)、スマイレージ、℃-uteが出演。
28日13時30分からの『東方Project Live』には石鹸屋が登場。15時30分からは、5ユニットによるボカロPライブを行なう。
29日11時からは『超電波研究社 LIVE SPECIAL』を提供。司会はMay'n部長と鷲崎健さん。3時間半という長時間なのでゲストも豪華!!
まずはアイドルマスターの声優。今井麻美さん、仁後真耶子さん、原由実さん、浅倉杏美さん、長谷川明子さんの5人。
あっかりーん、アニメ『ゆるゆり』声優、三上枝織さん、大坪由佳さん、津田美波さん、大久保瑠美さんによる4人組ユニット“七森中☆ごらく部”。流田Project、飛蘭さん。ヒャダインさんの参戦もついに発表。
ア、アルセーヌ様~な声優の明坂聡美さん。グラビアアイドル篠崎愛さんが所属する“AeLL”が出演する。
その後、29日15時から3組のボカロPによるライブを実施。これらのステージを観てるだけでもチケットの元はとれる豪華なメンツ!!
4ホールにあるブルーステージでは、28日の11時から中川翔子さんによる『しょこたんの超ユーザー生(超会議)』を開催。
14時から始まる『超ヴィジュアルバトルロイヤル PS COMPANY 春の超運動会』には、ダウト、SCREW、Alice Nine、VIVIDといったビジュアル系バンドが出演する。
29日は、11時30分から恵比寿マスカッツ出演の『そうだ!やっぱり超会議に行こう!!(仮)』、13時30分から『松岡充の世の中超ヲタしい事だらけ!』、15時から『超爆裂!ナイトメア』。それぞれが独立イベントでも成立する、超豪華なステージイベントが盛りだくさん。どれを観ていいのか迷うばかり。
3つ目は5、6ホールの間にあるレッドステージ。28日は11時30分から『生うたオーディション3rd season 第1回チャンピオン大会』を実施。審査員として小室みつ子さん、浅倉大介さんが参加する。15時30からはゲームの『スーパーダンガンロンパ2 スペシャルステージ』を実施。
29日は13時からは、KEN THE 390さんをゲストに迎えてミニライブを実施する『超AAA日高光啓の生でSKY!?-HIそうですかい』。
14時30分からは、きゃりーぱみゅぱみゅさんの『超きゃりーのウェイウェイNICOちゃんねる』。ゲストになぜか地獄のミサワさん(!?)、星野卓也さんを迎え、きゃりーさんが考えたストーリーをミサワさんがイラスト化するという謎の企画を実施。これぞニコニコでしかできないイベントだ。
■最もカオス!? 大反響を呼ぶ“マギカ調べ”
最後の10個目は、週アスでもお伝えして大反響を呼んだ実写映画の『マギカ調べ』(関連サイト)。十三代目冷奴ことニッポン放送アナウンサー、吉田尚記さんがニコニコ寄席にて披露した落語『マギカ調べ』を、手塚眞氏が実写化。ホール5にて上映する。主演は、まどか役に中川翔子さん、さやか役に松島初音さん、マミさんはニコ動出身のHamar@キラーさんという、きれいどころで固める。そして、ここからが仰天のキャスト、ほむら役が西村博之さん、キュウべえ役が夏野剛さん、お奉行役が田原総一朗さん!? この驚きの人選だけでも観たくなる不思議!
28日は11~18時、29日は11~17時の間に、毎時00分と30分から上映する。ここでしか観られないので、この時間はホール5に一度は行っておきたい。
超会議のチケットがなくても入れる無料ゾーンには、多くのニコ動に関連する企業が出展する。角川グループも超参加しますよ!
■超会議を境に新バージョン(ZERO)も始まる!
超会議では各種イベントに目を奪われがちだが、この期を境に“ZERO”としてバージョンアップするニコニコ動画本体にも注目! 原点回帰をコンセプトに、動画を観ることを楽しくし、リアルタイムの生きたサイトとして生まれ変わるという。発表会の最後にチラ見せしていた。
ニコニコ生放送では、Recent機能を実装。現在、放送中の番組を並べた一覧ページにて、番組情報の上に吹き出しがでてコメント内容などが表示される。
ニコ動本体では、まずプレイヤーの大画面化を実施。新機能の動画再生リストを使えば、連続再生が楽になる。
そのほか編集したタグのリアルタイム反映や、動画を視聴しながら関連動画を選べる新機能だ。
動画を評価する“動画レビュー”、詳細を語らなかった謎のテクノロジー“テレビちゃんボタン”が加わる予定だ。
新ニコ動の視聴ページイメージ。
そのほか、センスあるコメント、おしゃれなタグ、気の利いた市場商品、おもしろい動画、気になるニコレポなどを評価する“ニコる”機能を実装する予定という。今後も超会議の詳細は生放送で提供していく。参加する人はぜひ生放送を観たり、週アスPLUSで予習しておこう!
■関連サイト
ニコニコ超会議サイト
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