家系ラーメンを食べたことありますか? 関東を中心にめきめきと拡大している横浜発祥の家系ラーメン。スープは豚骨醤油で、器から飛び出すほど存在感があるトッピングの“海苔”が見た目の特徴。店名には「〇〇家」と、“家”がついていることがほとんどです。
「家系」はすべて「吉村家」から始まった・・・
家系の起源は「吉村家」。もともと長距離トラック運転手だった吉村家の現会長・吉村実氏が、1974年に横浜市磯子地区に開店したラーメン店がルーツです。
家系の看板を掲げた店舗は今でこそ数ありますが、その中でも元祖・吉村家は唯一無二の存在感。店舗は連日ファンでにぎわっているそう。
そんな吉村家の味が楽しめるカップ麺が全国で発売。手軽に吉村家の雰囲気が味わえますね。よっ、総本山。
■「明星 家系総本山 吉村家 豚骨醤油ラーメン」
278円(税込)
メーカー:明星食品
発売日:12月3日(ローソン限定)
製造メーカーは明星食品。ローソン限定で12月3日に販売開始となりました。
吉村家のカップ麺がローソンで定番販売
何がすごいかというと、本商品は期間限定ではなく、特に終売が決まっていないレギュラー商品だそうなのです。
各即席麺メーカーと有名なラーメン店がコラボした商品があまたある中で、吉村家のカップ麺も今までになかったわけではありません。が、数量限定でもなく期間限定でもなく、定番品として売られていくのは今回が初めて。長く食べ続けられるものであるから、これまで以上に入念な味の作り込みをしているものと思います。
リリースに掲載されている、吉村家会長のコメントによると「とにかくお店の味の再現にこだわった」そうな。これは期待できますよ!
さっそく食べてみました!
海苔、チャーシュー、ネギ、ほうれん草と家系定番の具材
パッケージには「吉村家」の文字がドドンと大きく配置されています。
かやくは、チャーシューとネギ、ほうれん草。これらを加えてから、熱湯を注ぎ、待つこと5分。時間になったら、液体スープと液体スパイスを加えます。
なお、この時点で家系らしい食欲をそそる香りが広がっています。会社で食べるという時は移り香に注意です。
仕上げに、海苔をトッピングしたらできあがり。
海苔を容器から飛び出す感じに盛り付けると、見た目はまさに家系。
このビジュアルを見ただけでも、反射的にご飯が欲しくなります。
毎日でも食べたくなる!
お店の味にちゃんと寄せてきている
いただきまーす!
中太の麺にスープがよくからみ、麺をすすると同時に、濃厚かつ、どこか繊細さがある豚骨醤油の味わいが広がります。
私の感覚だと、吉村家のスープは、こってりなのにあっさり。“あっさり”と言いましたが、けして薄味ではありません。塩味が濃く口に入れた瞬間パンチがあるのですが、醤油の味わいが深いからでしょうか、スッと納得するところに落ち着くというか。豚骨のヤミツキ感と醤油風味の余韻を残しつつも、後味にイヤな感じは残らず、またすぐ次をすすりたくなりました。
麺は中太でしなやか。ちぎれにくく、もっちりした弾力があるのが明星食品さんらしい。
チャーシューは、カップ麺の具材としては厚めに仕上げています。お店のクオリティとは別物ですが、甘みがあって肉の旨みが感じられました。
具材のネギ、ほうれん草は、ささやかではありますが、シャキシャキした食感を加えてくれます。
麺や具材は、あくまでカップ麺のそれとは思いつつも、スープが味わい深く、全体としてはかなり、いいできばえ! 豚骨醤油のインパクトがありつつ、お店に近いあとを引く旨みをカップ麺として表現できていて、スルスルと進みあっという間に食べてしまいました。
なごりおしい! もっと食べたい! という気持ちに。
なお、容量は1食111g。カロリーは390kcalとカップ麺としては標準的ですが、食欲が駆り立てられる味わいでもっと量が欲しくなりました。
カップ麺としてよいでき
スープにご飯を入れたくなりました
たまに、有名店監修のカップ麺で、店舗との差が際立って「あーあ」となることもありますが、今回の商品は、スープの再現性が高く、なおかつ麺がスープによくからむ感じなど、カップ麺としてうまくまとまっています。吉村家に行ったことない人、家系初めての人も、食べてみて満足できるのではないでしょうか。
残りスープにはご飯を入れたくなりましたよ! ご飯ほしい~!
書いた人:記者ナベコ
酒好きライター、編集者。カンパイからすべてが始まるはず。「TVチャンピオン極~KIWAMI~ せんべろ女王決定戦」に出演するなど酒活動しつつ食トレンドを追っています。♪アスキーグルメやっています.情報募集中→【Twitter】【Facebook】♪
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