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GeForce RTX 30シリーズの大本命がいよいよ降臨

GeForce RTX 3070 FEレビュー!Ampere世代最強の電力性能比とRTX 2080 Ti超えを確認

2020年10月27日 22時00分更新

 2020年10月29日22時(日本時間)に、NVIDIAはAmpere世代の準ハイエンド「GeForce RTX 3070」搭載ビデオカードの販売をワールドワイドで解禁する。GeForce RTX 30シリーズはすでにフラッグシップモデルであるRTX 3080(レビュー速報レビュー詳報)、従来のTITANポジションを継承するRTX 3090(レビュー記事)が発売済みで、RTX 3070は当初販売が告知されていたGPUの中では最も下のモデルとなる。当然この後もRTX xx60クラスのGPUは出てくるであろうが、RTX 3070発売で“ローンチイベントでの公約”はひと通り実現したと言える。

 NVIDIAによれば、RTX 3070は「RTX 2080 Tiより速い性能をRTX 2070 SUPERやGTX 1080と同じ499ドルで提供するGPU」となる。もちろん日本国内では流通に伴う諸経費などが上乗せされるため、単純な為替換算はできないが、原稿執筆時点で筆者が耳にした初出価格は8~8.8万円程度だ。約1年ちょっと前に出たRTX 2070 SUPERの初出価格は6.7〜7.4万円前後だったことを考えると、性能が上な(CUDAコアも多い)ぶん価格設定もやや上に設定された、といったところだろうか。

NVIDIAがGeForce RTX 30シリーズのローンチイベントで示したRTX 3070のキービジュアル。RTX 2080 Tiより高速なGPUを499ドルから販売するという。この499ドルはFounders Editonの価格であり、AICパートナー製カードの価格とは別モノである

同じくローンチイベントで示されたRTX 3070の価格(横軸)ー性能(縦軸)グラフ。RTX 2080 Tiより性能が高いと言っても、縦軸の位置はほぼ同じなので、両者の差は紙一重と考えられる。しかし、横軸はRTX 2080 Tiよりもずっと左寄り(つまり安価)に位置付けられているのでコストパフォーマンスはかなり優秀なはずだ

 RTX 3070の販売解禁は10月29日だが、それに先立ちFounders Editon(以降、FE)の開封の儀とレビューが解禁になった。今回は幸運にもRTX 3070 FEをテストできる機会に恵まれたので、NVIDIAの謳い文句が本当であるかを検証していきたい。初値18万円オーバーのRTX 2080 Tiの性能を、半額以下のRTX 3070で追い付き追い越すことはできるのだろうか? ベンチマークで見定めていこう。

今回入手したRTX 3070 FE。非常に渋いデザインで国内でも欲しい人が多いだろう。しかし、毎度のことながら本邦における正規流通ルートができる見込みはない

こちらはRTX 3070 FEの裏面。小さく斜めにRTX 3070と印字されている

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