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NVIDIA、RTX 3080/3070/3060 Tiに対して仮想通貨マイニングのハッシュレート制限

2021年05月19日 11時00分更新

 NVIDIAは5月19日、同社のブログにて、新たに製造するGeForce RTX 3080、RTX 3070およびRTX 3060 Tiを搭載したビデオカードに対し、仮想通貨Ethereumのマイニングに対するハッシュレート制限を施して出荷することを発表した。

 ハッシュレート制限を施したビデオカードは、5月下旬より出荷予定とのこと。この措置が施されたRTX 3080、RTX 3070、RTX 3060 Tiビデオカードには、製品リストや製品の箱に「Lite Hash Rate」または「LHR」と表示される。すでに販売されているビデオカードには制限は適用されず、この表示がないため、購入時に見分けがつきやすくなる。

 NVIDIAの最新世代アーキテクチャー「Ampere」を採用するGeForce RTX 30シリーズは、今年2月に登場したRTX 3060については出荷初期からEthereumに対するハッシュレート制限を実施していたが、それ以前に発売されたRTX 3080、RTX 3070、RTX 3060 Tiに対してはこの制限が実施されていなかった。

 現在市場ではRTX 30シリーズをはじめとしたビデオカードの品薄が目立っており、これには新型コロナウイルスの影響による流通量減少のほか、仮想通貨マイニングによるGPU需要の増加も要因の1つとされる。

 同社はGeForceシリーズをあくまでゲーマー向けの製品と位置付けており、今回の措置によって、GeForce搭載カードがより多くのPCゲーマーの手に渡ることを目指している。

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