アスキー特別部隊であるところの大江戸スタートアップが昨年9月に生まれてはや半年、数々のスタートアップを取りあげてきた。そろそろ超注目の実際スゴイ企業をベスト10にしちゃってもいいかな?(ぱちぱちぱちぱち。飛んでくるおひねり)
アスキーといっても電源が入らない系ベンチャーが多いのも特別部隊たるゆえんだ。だってその方が楽しいもんね。週アスが完全デジタル版に移行しても大江戸スタートアップは元気です! そんじゃいってみよっ、でけでんでんでんでんっ。
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第10位
東大から超小型人工衛星 アクセルスペース
通常は数百億円規模かかる人工衛星を、わずか数億円ほどで開発する東大発のスタートアップ。初めに同社製の衛星を購入したのは天気情報のウェザーニューズだったとか。衛星画像を無料で公開するなど「オープンな衛星」をめざすという。
ベビーシッターの料金が平均1時間2000~3000円という中、わずか500円で利用できるサービス「子育てシェア」。運営元AsMamaの甲田恵子代表が事業モデルを確立するまでは血のにじむような努力、そして地獄のような試練の連続だった。
第8位
事前登録数万人 服を月額レンタル airCloset
月額7344円で自動的に服が届く。返送すればまた新しい服が来る。海外で話題のファッションレンタルサービスを日本で初展開する。事業の肝はオペレーション。倉庫会社の寺田倉庫と連携し、在庫管理コストを最適化する工夫も。
Bluetooth 4.0を使い、直径200メートル以内の利用者同士が通信できるオフラインネットワークをつくっている。位置情報を中心とした「メッシュネットワーク」という新たな通信インフラを整えることで、広告などへの展開をねらう。
ターンテーブル、ミキサー、シーケンサー機能を備えるわずか286グラムの超軽量DJマシン。仙台在住の半導体メーカー出身エンジニアが開発し、米モンスター社と共同で販売を始めた。クチコミで人気を集め、セミプロ層に絶大な支持を得る。
手洗い場や厨房の蛇口にとりつけるだけで、水の使用量を通常の5%まで減らせる魔法のノズル。大阪の町工場出身ベンチャーが開発している。TBS系の生活情報バラエティ番組「がっちりマンデー!!」で放映、これはすごいと注目を集めた。
触覚センサーを内蔵し、なでると「そこはだめぇ」など声が出る抱き枕。クラウドファンディングMakuakeでは合計373万円分もの予約注文を集めた。開発者は九州工業大学の元研究員で「チャンコさんを超えたい」と話していた。超えたのでは。
ソニーとベンチャーキャピタルWiLの合弁会社が開発したデジタル錠(スマートロック)。スマホから家の鍵を開けられる。ソニーの暗号化技術を核として「モノのインターネット」に参入。予約開始直後から人気が爆発した。現在も注文受付中。
シチズン製ムーブメントを搭載、サファイアガラスを採用した国産腕時計が1万5500円から買える。インターネットブランドとして直販にこだわり、中間流通費を削減して価格を下げ、人気が超爆発。栃木レザーなどベルトも日本製にこだわる。
「私もうんこを漏らしたことがあります」事前に分かっていればそんなことにはならなかったという思いから、おなかに貼るだけで排泄を予知するウェアラブルデバイスを開発。クラウドファンディングREADYFORで予約受付中。
というわけで第1位はうんこに決定!(ぱちぱちぱちぱち)ってうんこじゃないよDFreeおめでとう。読者のみなさんもアクセスとコメントありがとう。記者も友だちから「インターネットうんこマン」と呼ばれるようになったよ。やめろ。
さて上位を振り返ってみると「モーニングピッチ」「全国スタートアップデイ」というイベントがきっかけで話題になった企業がほとんどだった。主催企業のトーマツとサムライインキュベートには感謝するとともに今後ともごひいきに。
実はランキング形式なので載せられなかったスタートアップも死ぬほどある。15歳美少女社長とか。気になったらぜひ過去記事をダーーッと読んでね! 最後に順位外から記者が注目した「記者特別賞」でフィナーレ。ではまた次回!(次回あるのかな~~)
ベスト10には入らなかったけど要注目
記者特別賞:
日本環境設計(盛田諒)
地球上にあるすべてのごみをバイオ燃料・資源に変え、ガソリン代わりに自動車を走らせる。壮大な再生エネルギー構想を実現までこぎつけた。良品計画・金井政明代表など賛同者も多く、大きな期待がかかるエネルギースタートアップ。
メリープ HADO(ガチ鈴木)
人類がついに波動拳を出せるように進化。ゴーグルのようにスマートフォンを目の前にかざしながら、ARで新たなスポーツ“テクノスポーツ”を楽しむアプリ。来るべきバーチャルリアリティー時代のエンターテインメントスタートアップ。
Makuake(北島幹雄)
サイバーエージェント系列のクラウドファンディング。前述の痛すぽ、Qrio、LED電球『Siphone』といったハードはもちろんのこと、ハングリー精神あふれるアスキーとしては、とろさば、馬肉、日本酒などグルメ起業にも大注目。
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