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メルカリから小型DJ機器、東大ドローンまで 2015年注目ベンチャー濃厚インタビュー13選

2015年05月05日 08時00分更新

 週刊アスキー1000号記念で始まった短期連載の特別対談企画“インサイド・スタートアップ”では、いま注目のベンチャー、スタートアップ企業の代表に週刊アスキー編集長代理の伊藤有が直撃した。1011号から1026号で登場してもらった13社の注目企業をまとめて紹介。

インサイド・スタートアップ

■スタイリッシュな電動義手に潜む超メカニズムに迫る exiii山浦博志CTOインタビュー

Exiii

↑筋電義手は、不慮の事故などで手を失った人が残された上腕の筋肉の動きをセンサーで検知して手指を動かす電動の義手だ。exiiiは筋電義手を従来の10分の1以下、10万円の低価格での提供を目指している。価格もさることながら、それ以上に目を引くのは義手のイメージを覆す、SF映画に出てくるロボのようなスタイリッシュなデザイン。3人の技術者が目指す、新しい電動義手の世界とは? 開発の山浦氏に話を訊いた。

■ネット接続で家電をスマホ遠隔操作 スマートホームを狙うPluto 金田賢哉氏インタビュー

Pluto

↑Plutoが2012年12月に発売した『Pluto ステーション』は、家電のリモコンと同じ赤外線信号を発するデバイス。ネット接続して室内に置いておけば、外出先でもスマホから家電の操作が可能になる。2014年5月には、家電の消費電力量を把握できる電源タップとステーションを組み合わせた『Pluto タップリンク』も発売。法人向け事業も開始したPlutoは、ホームオートメーションの未来をどう捉えているのだろうか。

■900万DLのフリマアプリ『メルカリ』はなぜ成功したか?山田進太郎代表インタビュー

900万DLのフリマアプリ『メルカリ』はなぜ成功したか?山田進太郎代表インタビュー

↑2013年7月にフリマアプリ『メルカリ』をリリース後、約1年半でダウンロード数は900万を超え、1日の出品数は約10万品以上、月間流通規模は数十億円を超える巨大サービスへと成長。個人がスマホで簡単に取引ができるのが爆発的ヒットの理由だ。2014年春には、米国サンフランシスコに子会社を設立し、9月から米国版サービスもスタート。現在すでに1日の出品数が数千品と、順調な立ち上がりだという。スマホ向けの市場開拓、CtoCならではのコミュニティー運営、そして今後の事業展開について、代表取締役の山田進太郎氏にお話を訊いた。

■アルタから球場、帆船まで……あらゆる場所が自由に借りられる スペースマーケット重松大輔氏に直撃

スペースマーケット

↑貸しスペースのマッチングサービスを提供するスペースマーケットは、2014年に最も注目を集めたスタートアップ企業のひとつ。貸し手側は遊休スペースを有効に活用でき、借り手側はお寺や球場などユニークなスペースも簡単に借りられることから人気を集め、創業から1年で掲載物件数は激増。さまざまなビジネスコンテストで賞を獲得している。彼らが見据える未来のビジョンはどのようなものか、西新宿のオフィスで聞いた。

■ソニーと共同でクラウドファンディングに登場し世間を驚かせた スマートロックQrio西條晋一氏に直撃

Qrio

↑IoTで特に盛り上がっているのがホームオートメーション分野だ。スマホでカギを開閉する“スマートロック”はすでに米国で店頭販売されているほど。2014年12月クラウドファンディングに登場した『Qrio Smart Lock』は、国内でも大いに話題になった。受注数は1500台を超え、5月中に出荷予定だ。今回、開発やソニーとの連携について、Qrioの西條晋一氏に話を訊いた。

■ダイエットを継続させる革命的アプリの仕組みに納得 FiNC溝口勇児代表に直撃

FiNC

↑“FiNCダイエット家庭教師”は、最先端の検査・分析技術とスマホアプリを組み合わせたダイエット支援サービス。ダイエットを無理なく続けるための仕組みが用意されており、専門家のスタッフから生活習慣の改善につながるアドバイスを気軽に受けられるのが特徴。最安プランで約10万円という料金ながら人気を集めている。今後もさらなる成長が見込まれるヘルスケア分野で、彼らはどのようなビジネス展開を考えているのか。

■高品質デザインのデスクライトで挑戦したひとり家電メーカー ビーサイズ八木啓太代表

ビーサイズ

↑パイプ1本だけのデスクライトと杉間伐材でつくられた充電器。2011年に発売したデスクライト『STROKE』は、2012年のレッドドット・デザイン賞を受賞。“ひとりメーカー”としてメディアの注目を集め、SNSで人気が広まり、ロングセラーに。デスクライト、充電器といった、一見すると革新性とは縁遠いプロダクト分野になぜ挑んだのか。そのデザイン手法や経営理念を代表の八木啓太氏にお話を訊いた。

■暖かみのあるLED電球“Siphon”はどう生まれた?クラウドファンディングで大成功を収めた逆転のモノづくり

Siphon

↑2014年10月、クラウドファンディングサイト“Makuake”に画期的なデザインのLED電球『Siphon(サイフォン)』が登場し話題をさらった。昔ながらの白熱電球がもつガラスやフィラメントの美しさを再現したこの製品は、インテリアにこだわりをもつ人々などから支持を集め、最終的に目標額の9倍以上となる資金を獲得。開発プロジェクトを立ち上げた戸谷大地氏に、着想のきっかけや開発の裏側などを訊いた。

■爆売れ東大ドローン!天才開発者にビリビリしびれたPhenox

Phenox

↑米国テキサスで行なわれるエンターテインメントの祭典“SXSW(サウスバイサウスウェスト)”で、東京大学関連のスタートアップが出展する“TODAI TO TEXAS”。なかでも注目を集めているのが“フェノクス・ラボ”だ。見た目はただの小型クワッドコプター。しかし、従来のドローンとはまるで別モノ。最大の特徴は、“プログラマブル”であることだ。何ができるようになるのか? チーフエンジニアの此村領氏に話を訊いた。

■うわっ……月額980円、安すぎ……? PC、スマホで観られるクラウド型防犯カメラSafie

Safie

↑今年1月にクラウドファンディングの“Makuake”で支援募集が始まった『Safie(セーフィー)』は、クラウド型の防犯カメラサービス。導入費用が約2万円、月額料金は無料から1台1058円(税込)という圧倒的な低価格が特徴で、HD画質のライブ映像を外出先からスマホでも確認できると話題になり、セキュリティー業界に新風を吹き込んだ。この低価格にできた秘密は“自社でハードをつくらない”ことにあるという。

■サッカー選手の動きをデータ化するEAGLE EYE プロレベルのシステムを低価格で提供

Up Performa

↑『EAGLE EYE(イーグルアイ)』はまだ製品のカタチも定まっていない発売前のプロダクトだ。しかし、世界のニッチ市場に挑戦できると経済産業省の育成支援事業に採択され、海外の特にEU市場を視野に勝負しようとしている。狙いは巨大市場のアマチュアサッカークラブへ、プロで導入が進んでいるウェアラブルデバイスでのセンサー分析を持ち込むこと。安価な価格で提供するというが、どう展開していくのか、その秘密を訊いた。

■世界のMonster社が惚れた 地方ベンチャーがつくった小型DJ機器GO-DJ

GO-DJ

↑米Monster社とライセンシー契約を結ぶスタンドアロンで動く超小型DJシステム『Monster GO-DJ』。実はこの製品の開発元は仙台の小さなベンチャー企業だ。洗練されたコンパクトなボディーにターンテーブル、ミキサーなど多彩な機能を搭載している本格派。しかも、ハードウェア第1弾製品という。地方発でいきなり世界を狙いに行く挑戦はなぜできたのか? JDSoundの宮崎晃一郎代表に話を訊いた。

■登録に数千人待ち 月額制ファッションレンタルairCloset人気の秘密とは

airCloset

↑airCloset(エアークローゼット)は、スタイリストの選んだ洋服が届く、月額制の女性向けレンタルサービスだ。2月3日のサービス開始時はアクセスが集中し、いったんサービスを停止するほど。2月14日の再稼働後も入会希望者は増え続けているという。月額の洋服レンタルという日本にはまだない新しいビジネスに対して、女性たちはなぜ殺到したのか。ノイエジークの天沼聰代表取締役が描く新しいファッションビジネスを訊いた。

写真:U.S. Fish and Wildlife Service Northeast Region

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