先週に引き続き、タミヤプラモデルファクトリートレッサ横浜店(以後TPF)での、タミヤの『1/35 陸上自衛隊 10式戦車』の製作です。
難所をTPFの長谷川マスターに助けてもらいつつ、6時間で仮組みを終えたアカザーさん。迷彩塗装に取りかかる前に、まずはサーフェイサーを吹いて下地づくりです。
ちなみに今回は、アカザーさんと中村さんの週アスホビー部ツートップによる“どっちが10式戦車をより愛しているか”をプラモづくりで決めるバトルです。
ズルをしたアカザーさんと違って、中村さんは誰の手も借りずにひとりコツコツと丁寧に進めているので、まだ仮組みの途中です。
一方、早づくり重視のアカザーさんは、サーフェイサーが乾くのを待って缶スプレーでベース色の茶色(陸上自衛隊)を塗装。
そしてそれが乾いたら、いよいよ10式戦車を2色迷彩で塗り分けていくことに。
ここで、長谷川マスターからテクニックが伝授されたようです。迷彩の境界線を『ガンダムマーカー』のグレーでひいておくと、塗りわけがしやすいとのこと。
そしてまたまたアカザーさんがヘルプカードを! 今度はミズグチさんに「ボケッとしてるなら、フィギュアを塗ってくれ!」とオーダー。ミズグチさんも上手く乗せられてフィギュアの塗りを手伝うことに。
戦車が迷彩なら自衛隊員のフィギュアも当然迷彩。ミズグチさんはこの塗り分けが細かくて難しそうだなと思ったそうですが、TPFの若き巨匠小森さんよりいくつかアドバイスを受けたことで、やれそうな気持ちになったのだとか。
小森さんのアドバイスを参考に、9色の迷彩色を筆を使って塗り分けていきます・・・・・・
約40分で2体の隊員フィギュアが完成! さすがミズグチさん、筆遣いはお手の物です。
一方アカザーさんは、車輌に迷彩ラインを引き終えて、いよいよ塗装に入るようです。使う塗料には、ラッカー系である缶スプレーの濃緑色(陸上自衛隊)を用意。しかし、より繊細なラインを引くためにエアブラシを使いたいとのことで・・・・・・
塗料を缶スプレーの蓋に噴射、そこに溜まった塗料を集めてエアブラシで吹くとのこと。こうすることで、缶スプレーを使うよりはるかに繊細なラインを引くことができるんだそうです。
この作業を行なう際の注意ポイントは、取り出した直後の塗料をすぐに蓋付き容器にしまわないこと。塗料内に残ったガスのせいで、容器が破裂する恐れがあるらしいです。
そんな工程を経て、アカザーさんはガンダムマーカーでひいた境界線に沿って車輌の迷彩塗装。
このときようやく中村さんの仮組みも完了。だいぶ遅れちゃいましたが、ようやくサーフェイサーでの下地づくりに入ります。中村さんはアカザーさんに色々と文句があったようです。
塗装を終えたアカザーさんは、車体と砲塔を組み合わせ、いよいよ最終段階のデカール貼り。
今回使用したデカールは、ニコニコ超会議2の自衛隊ブースに展示されていた10式戦車のものと同じなんだそうです。
無事に貼り終え、ついにアカザーさんの10式戦車が完成!!
ミズグチさんのつくったフィギュアも搭乗!!
組み立てに6時間、塗装に3時間、計9時間で完成です。もちろん、コレはアカザーさんひとりの力ではなく、長谷川さんやミズグチさんのサポートあってのことです。
ちなみに、ひとりでコツコツ作業した中村さんは、サーフェイサーを吹き終わったところでTPFの営業時間が終了。
以前、長谷川さんはUST生放送をしながら、約8時間で10式戦車を完成させたそうですが、やはりプロモデラーは凄いですね~。
「これからタミヤの10式戦車をつくろうと思っているモデラーは、コイツをチェックするとスゲー参考になるぜ」とアカザーさんが言ってました。
では最後に、みんなでつくった10式戦車をご覧ください。左から中村さん作、アカザーさん作、長谷川さん作(UST放送で製作)の10式戦車です。
この記事を読んで、楽しそうだけど難しそうだな~と思った方は、ぜひタミヤプラモデルファクトリートレッサ横浜店へ足を運んでみてください。長谷川さんによる“10式戦車製作講座”なんかもあるらしいですよ。
●タミヤ 1/35 陸上自衛隊 10式戦車(外部リンク)
● タミヤプラモデルファクトリー(外部リンク)
タミヤの10式戦車“1日製作”レポートは週刊アスキー10/22号(10月8日発売)の『カオスだもんね!PLUS』をチェック!
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