8月に富士の裾野で行なわれた、自衛隊総合火力演習に行ってきた週アス編集部の中村さん。その話を聞いたアカザーさんは、かなり羨ましかったんだそうです。
この行き場のない気持ちをどこにぶつければ? 中村さんよりもオレが10式戦車を愛していることをどう表現すれば? そして、アカザーさんは思いついちゃったのです。「そうだよ! この“10式戦車愛”をプラモで表現すりゃいいんだよ!」と。
中村さんも「動いていない10式戦車しか見たことないヤツに、10式戦車愛で負けるハズがない」と売り言葉に買い言葉で、週アスホビー部ツートップによるプラモバトルが勃発。そんなワケでその模様をなぜかミズグチさんが見届け、ジャッジすることに。
プラモバトルの舞台に選んだのは、タミヤプラモデルファクトリートレッサ横浜店(以下TPF)。
これまで何度かお世話になっているこのお店は、製作スペースに加え各種ツールや塗装用具をお借りすることができる、プラモ製作にはもってこいの場所。
さらに困ったときには、この店のマスターを勤めるプロモデラーの長谷川慎二さんが色々とアドバイスしてくれるという、至れり尽せりなスペースです。
そんなワケで、今回ここでふたりがつくるプラモがコチラ。
タミヤから発売されたばかりの『1/35 陸上自衛隊 10式戦車』(価格4830円)です。これを1日で組み立てから塗装までこなし、その出来を競うという、いつもながら無謀な企画です。
時間もないので、さっそく作業を開始します。箱を空けるとこんな感じ。あなどれないパーツ数です。
長谷川さんのアドバイスに従って組みはじめます。
まずは転輪から。ひとつひとつヤスリをかけていく中村さん。仕事が非常に丁寧な感じです。
ちなみにこのWAVEのヤスリスティックは長谷川さんの私物らしいのですが、言えば誰でも貸してもらえるそうです。
水口さんもヤスリスティックを借りて、アカザーさんのお手伝いをしたみたいです。
水口さんに足を引っ張られつつも、アカザーさんはライト部分の組み立てを完了! と思ったら、ちゃっかり難しいポイントを長谷川さんに手伝ってもらってました。
なんでもこの10式戦車は、ナイロンメッシュシートを切り出して貼っていくポイントがいくつかあるそうで、これがけっこうやっかいな作業なのだとか。
中村さんは事前にその状況を想定していたようで、自前で別売りの金属製エッチングパーツを用意して臨んだようです。
ここで、あらためて陸上自衛隊 10式戦車とは、どんな戦車なのかをご紹介。
“走るコンピューター”の異名を持つだけあって、最新鋭の技術が随所に盛り込まれている感じですね。
組み立て作業も中盤。アカザーさんはスモークディスチャージャー(発煙筒発射機)の部分を組み立て中のようです。
なるほど、こんな位置に付いているんですね。
その再現度の高さから、組み立てることで実車の構造がいろいろと学べたりするのも、タミヤ製プラモデルのいいところです。
その後は週アスホビー部のふたりが“黙々模型タイム”に突入してしまったので、しばし退屈なミズグチさん。
そんなミズグチさんを癒やしてくれたのが、偶然見つけた『MGガンダムver.3.0』。
こういった最新プラモの完成品が間近で見られるところも、TPFのいいところです。(注:この『MGガンダムver.3.0』の完成品はTPFの製作スペース利用者が組み立てて置いていったものらしく、TPFではキットは販売していないとのことです)
そして開始から4時間。ここで最大の難所である砲塔後部のバスケットの製作に取り掛かります。
アカザーさんもさぞ苦戦していると思いきや・・・・・・アレ? もう完成してる!?
ちゃっかり者のアカザーさんは、難所のバスケット製作を長谷川さんにお願いしていました。少しは中村さんを見習って真面目に自分でつくってくださいよ! とはいえ、ここまでくればあとは砲塔と車体を組み合わせれば、仮組みの完成です!
というワケで、次回は2色迷彩の塗装編に突入です。果たして1日で10式戦車は完成するのか!? TPFの営業終了まで残り4時間。
●タミヤ 1/35 陸上自衛隊 10式戦車(外部リンク)
● タミヤプラモデルファクトリー(外部リンク)
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