週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

このトゥギャリはつぶやきの宝石箱や~

【トゥギャッター通信】第88回「Googleコミケデビューと小学一年生」

2012年07月21日 12時00分更新

文● めるり広田稔 イラスト●robops 編集●Web担サカモト

 トゥギャッターのまとめの中から「これは!」という注目のトゥギャりを厳選してピックアップ。今週の見所は、カタログから明らかになったGoogle社のコミケ出展や学習雑誌『小学一年生』の広告に関する話題などなど、ツイッターでみんなが盛り上がった話題をまるっとチェック!

トゥギャッター通信:トゥギャッたん

 

秀逸すぎる「小学一年生」の広告

 今週Twitterで大きな反響を呼んだのが、雑誌『小学一年生』の広告だ。その内容は、漢字テストの答案に赤字で書き方の指導が入ってるというもの。“年金”という漢字には“きっちり払う”、“国会”には“しっかりはなす”……といった具合に、書き間違えに対する指摘が社会風刺にもなっている。思わず膝を打つ秀逸さから、「悔しくなるほど素敵」、「すごいなこの広告」と絶賛されていた。

 さらにこの作品は、実際に使われたものではなく、新聞広告賞の一つである“朝日広告賞”の受賞作だという指摘も上がっていた。受賞の際には、内容は秀逸だが、小学生向けの広告としては少々わかりにくいと判断されたせいか、実際の掲載は厳しいかもしれないという評が付いていたとのこと。知らなかった人はぜひ目を通してほしい。

Togetter:秀逸すぎると話題の雑誌「小学一年生」の広告

 

あのGoogleがコミケ参戦 Twitterはどう反応した?

 “コミケ”という略称で知られる同人誌即売会、『コミックマーケット』のカタログが、Twitterでちょっとした話題となっていた。企業参加のブースの出展を紹介するページに、何と出展企業として「Google(株)」という表記があったのだ。ただし、そこで何が行なわれるかという説明は一切なし。

 そのため、ネットではグーグルがブースで売るものを予想する人が続々と現れた。グッズを展示するのではないかと考える人もいれば、Androidのキャラクターの同人誌を売るというトンデモなアイデアが出されるなど、各人の想像力が試されることに(!?)。実際のところは、“Google+ Cover Project”という企画の一環で、Google+のアカウントで設定できるカバーイラストの作品集を配布するということ。コミケに行く人なら、本記事で盛り上がりを追体験しておくべし。

Togetter:Google先生がコミケに参戦すると話題に

 

夏の旅行で食べてみたい!! 写真で見る世界の機内食

 旅行の大きな楽しみといえば、もちろん食事。現地でしか食べられない名物料理や定番のおみやげなどは、ぜひ体験しておきたいところ。しかし、移動中の飛行機で出される“機内食”も忘れてはならない。航空会社や席のグレードごとに異なる多彩な機内食を一気にチェックできるまとめが、Togetterに投稿されていた。

 まるでレストランかと思ってしまうような豪華なものや、皿や調味料が山盛り過ぎて手狭になったトレイなど、見てるだけでも楽しいが、お腹が減っているときはスルーしたほうがいいかも!? 夏の旅行で海外に行きたいという人は参考にしてみよう。

Togetter:コレが機内食? 世界の機内食写真まとめ

 

よくぞ作った! レトロゲームの世界を手芸で再現

 近年の家庭用ゲーム機では、美麗なグラフィックをウリにするものが多いが、一方でファミコンやゲームボーイなどに代表されるレトロゲームの“ドット絵”も、その独特の味わいから根強い人気を保っている。そんなドット絵を、何と手芸で再現する人たちがいる。本記事は、そんな“レトロゲーム手芸”の写真をアップするためのハッシュタグ「#8bit_shugei」におけるツイートをまとめたものだ。

 『ドラゴンクエスト』や『ゼルダの伝説』といった懐かしゲーのキャラクターたちが、アイロンビーズや刺繍で見事に再現されている。30代以上の人なら、内容の懐かしさに感動することうけ合いだ。リアルタイムで体験していない若者も、画像を見ればその表現やバリエーションに「しゅげー!」と驚くはず(失礼)。世代を超えて、多くの人に見てほしいまとめだ。

Togetter:レトロゲーム手芸部、最近の作品

 

Tポイントで割引が受けられるのはなぜ?

 カードを提示することで、提携しているお店でポイントが溜まる“Tポイント”は、この5月で会員数が4000万人を超えた日本最大のポイントサービスだ。このサービスに関して、朝日新聞の記者である神田大介氏が、自身が取材した記事にからめて裏話を披露していた。ツイートによれば、会員がドラッグストアで買った医薬品の商品名を、Tポイントサービスを展開する“カルチュア・コンビニエンス・クラブ”側が取得し、販促活動などに使っていることがわかったという。医薬品の購買履歴には、本人が他人に明らかにしたくない情報が含まれることもあり、これが外部にわかってしまうことを問題視する向きもある。

 さらに神田氏は、会員が買った商品名はすべて記録されており、それらが分析されて販促活動に使われていることについて説明がないと指摘する。例えば、結婚情報誌を買った人が、そのデータから、年賀状印刷の割引クーポンをもらえるサービスを受ける例があるという。確かに、結婚情報誌を買う人は結婚する可能性が高く、それを報告する年賀状を印刷することが見込まれるので、このサービスは理にかなっている。ところが会員本人は、自分が割引クーポンをもらえた理由を詳しく知ることができない。

 神田氏は、ポイントサービスの背景にどんな事情があるのか、なぜ割引を受けられるのか、消費者がもっと意識的にならなければいけない……と注意していた。Tポイント会員で、この話を知らなかったという人は目を通してみるといいだろう。

Togetter:神田大介氏(朝日新聞記者)によるドラッグストアとTポイントに関する記事の裏話

 

次点のトゥギャり

 そのほか、今回紹介しきれなかった興味深いトゥギャりをリンクでどうぞ。トゥギャ通が好きな人は、こちらも楽しめるかもしれません。

【趣味】
新党 猫の生活が第一党 まとめ

【社会】
ウナギを食べ尽くすのではなく、資源回復を

【趣味】
萌え萌えペンギンおしり祭り

【科学・教養】
森瀬繚先生の『アーサー王伝説「石に刺さった剣」についての薀蓄』

【ニュース】
ルービックキューブ最少手数部門の世界新記録樹立

【カルチャー】
浄瑠璃語り・豊竹芳穂大夫さんによる「中から考える文楽のこと」。

 
協力:Togetterトゥギャッたん

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります