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このトゥギャリはつぶやきの宝石箱や~

【トゥギャッター通信】第84回「違法とワイルドだぜぇ」

2012年06月23日 12時00分更新

文● めるり広田稔 イラスト●robops 編集●Web担サカモト

 トゥギャッターのまとめの中から「これは!」という注目のトゥギャりを厳選してピックアップ。今週の見所は、違法ダウンロードにまつわるみんなの意見や見てるとじわじわ来るワイルドなプリントなどなど、ツイッターでみんなが盛り上がった話題をまるっとチェック!

トゥギャッター通信:トゥギャッたん

 

「こんなオムライスは嫌だ」が大集合

 オムライスを見ると、黄色いキャンバスにケチャップで真っ赤な文字を書きたくなるという人もいるはず。メイド喫茶などでは、店員さんに自分の名前を書いてもらうサービスもあるほどだ。それに関連してTwitterでは、「#オムライスにケチャップで書いてあったら嫌な言葉」というハッシュタグを付けて、オムライスに書いてあったら嫌なことをつぶやくという大喜利を一部のユーザーが実施していた。

 その傑作選が本まとめ。「マヨネーズ」や「ギョーザ」などオムライスのアイデンティティを失わせるような文字から、言葉ではなくイラストを描いてみるなど、各人のアイデアが光る。思わず笑って、しかも食べたくなるという、一挙両得(?)な良まとめだ。

Togetter:#オムライスにケチャップで書いてあったら嫌な言葉 実写版まとめ

 

違法ダウンロード刑罰化に怒りの皮肉

 今月20日、参議院の文教科学委員会で、著作権法の一部を改正する法律案について採決が行われ、全会一致で可決した。この案に盛り込まれていた違法ダウンロード刑罰化を追加する修正案について、Twitterを始めとするネットで批判が飛び出していた。コラムニストの小田嶋隆氏もその一人だ。

 小田嶋氏は、「スピーカーから流れる音楽は課金していない人の耳に届く可能性を排除できないから違法化すべき」、「歌うという行為は有償な媒体であるべき音楽を無償配布する行為なのだから当然違法」というように、刑罰化を皮肉るツイートを連発。また、音楽業界の衰退について、残念に思うよりも、ざまあみろと思っている音楽ファンが少なくないことを、業界の人間は認識しておくべきだ……と警告していた。音楽好きなら、ぜひ目を通して欲しいまとめだ。

Togetter:違法ダウンロード刑罰化 小田嶋氏大激怒 音楽産業は20世紀のものだった。

 

親と政治について話してみたらどうなった

 面白い作品を描くマンガ家さんは、そのつぶやきも光るものが多い。人気4コママンガ『臨死!!江古田ちゃん』の作者・瀧波ユカリさんによる、親との会話のツイートも興味深い。

 親が「みんな年金から税金がたくさん引かれて生活できないって言ってる、国は何をしているんだ」と怒っていたので、彼女が実際に引かれている名目の詳細を聞いたところ、答えられなかったという。今の政権や現状に不満があるなら、それを何とかできない人たちを国政に送り込んだ自分達の責任についても考える必要があるのではないか……と提案すると、「もう遅い、あなた達の世代は大変だ」と返される。瀧波さんはこのやりとりから、親の世代は「国が悪い!」と「誰か何とかしろ!」とがセットになってるから厄介である、と指摘する。

 もっとも、年寄りの思考回路を斬るとわけではなく、単に「もー親との会話こんなだよ!ガクーだよ!ズレすぎてて笑っちゃうよ」ということを表明したかったそうだ。読んでおけば、世代差を考えるいい材料になる!?

Togetter:瀧波ユカリの『臨死!!年金について60代の親と話してみた』

 

サウジアラビアの人が見た日本とは?

 海外から日本に来た人は、お寺や神社、あるいは漢字の看板など、“いかにも”なものに興味を示しそう……。そんなわれわれのイメージをいい意味で裏切ってくれるのが、サウジアラビアから来た旅行者の写真まとめ。普段、慣れ親しんでいないからこそ、われわれの気付かない面白いショットを撮っている。

 当然ながらツイートのすべてがアラビア語なのだが、それら読めずとも、写真から何となく興味が分かるのが楽しい。どうやらかなりのゲーム好きのようで、ゲームのパッケージやキャラクターのフィギュアが目立つ。自動販売機の「Happy Price」という文字に反応したり、牛丼チェーン店「松屋」でのツイートに「#donburi」というハッシュタグを付けるなど、見ているこちらも興味をそそられる投稿が満載だ。このまとめ記事を読むと、見慣れた景色がちょっと変わるかも。

Togetter:サウジアラビアから旅行に来た人がみた「日本」

 

英語のプリントがワイルドすぎて困るぜぇ

 今週Twitterの一部で話題になったのが、あるユーザーが「弟が学校でもらってきた」と紹介した英語のプリントだ。一見すると普通の穴埋め問題なのだが、例文が「俺はワイルドだろ~?」「君はワイルドだぜえ」など、お笑い芸人「スギちゃん」のネタのようになっている。しかも、イラストまで描かれてある凝りようだ。

 これを作った先生は、昔から面白いプリントを作ることで有名だったという。後に実施された定期テストでは、英語の比較級の問題でAKB48の総選挙の順位を書かせるなど、ネタが尽きない。このまとめ記事もワイルドに楽しもう。

Togetter:弟の英語のプリントじわじわくる

 

次点のトゥギャり

 そのほか、今回紹介しきれなかった興味深いトゥギャりをリンクでどうぞ。トゥギャ通が好きな人は、こちらも楽しめるかもしれません。

【IT・Web】
ファーストサーバー障害によるユーザーの声・・・

【趣味】
アクリル絵の具で身体に描かれた、ボディペイントがすごい!!

【IT・Web】
スマホを持ちたくない最大の理由

【カルチャー】
アニメーター・橋本敬史氏、メカが描けない人へのアドバイス。

【カルチャー】
ニコニコ技術部によって初音ミクパチンコ化決定?

【ログ・日記】
2012年6月14日19時頃の謎の発光体目撃談

 
協力:Togetterトゥギャッたん

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