ドワンゴは、ニコファーレ運営方針発表会を開催した。小林宏代表取締役社長、ニワンゴ取締役の杉本氏、ひろゆき氏、ニコニコ動画運営長の中野氏が出席した。
先月、鳴り物入りで登場した360度LEDで取り囲まれた次世代ライブハウスの“ニコファーレ”。その表現力や行なわれたイベントで大いに注目を集めたものの、ニコニコ動画の主役でもある“ユーザー”からの反応が少なくなってしまったという。同社はその理由を、ユーザーと距離ができてしまったとした。運営の行なうイベントに対し、ユーザーが手に負えない自分には関係ないものと思ってしまったと推測。そこで今回、ニコファーレをユーザーに身近なもの、手軽に使えるようにと発表会を行なった。
まずユーザーを対象にした、“ニコファーレ説明会”を8月25日に開催する。説明会はアーティスト・パフォーマー、一般・生主、映像クリエーター・VJ向けの3回に分けられ、それぞれにあった施設使用方法を説明する。各定員100名程度で8月16日まで募集中だ。この説明会の模様は今のところ動画の配信なし、説明会は随時実施する予定だ。
ニコファーレでやってみたいイベントの企画案を、8月26日~9月25日にユーザーから募集する。企画案は毎月、受け付ける予定だ。おもしろいと思った企画を運営が選び、無料で使えるようドワンゴがバックアップするという。また、ニコ動初のラップ系イベント“N-FESTA”の無料化、7月30日に行なった“歌会360°ライヴ”を500ニコニコポイントで視聴可など、ニコファーレのドワンゴ運営イベントの無料化や値下げを発表した。
全面360度のLEDの動画作成のため、フォーマットをドワンゴは公開中。A~Fと割り振り、Aが左側面など各LEDに対応する。また、PC上で実際に会場でどう見えるかがわかるユーザーがつくったシミュレーターを紹介。このシミュレーターを使った、360度用動画がニコ動にアップされている。
360度用動画を実際にニコファーレに流してのデモ。壇上のひろゆき氏も会場の中央に移動して、視聴チェック。ちなみにひろゆき氏は今回の発表会に対して「ユーザーとの距離ができて当たり前」、「微妙な空気」など苦言を呈し、そのたび司会の杉本氏が苦笑いするというグダグダな雰囲気の中での発表となった。
ニコファーレ運営方針発表会(9月9日までタイムシフト視聴可能)
さらにこの席上で突然、ニコニコ動画の祭典“ニコニコ超会議”を'12年の4月28、29日に幕張メッセで開催すると発表。ただ内容については若干行き詰まっているとのこと。なので、そのブース案をユーザーから8月31日まで募集。メールの件名に「ニコニコ超会議企画案」、本文中にハンドルネームを記載して、chokaigi@dwango.co.jpへ応募しよう。
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