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気にならないと言ったらうそになる!

【トゥギャッター通信】第18回 「iPad2と魔法少女オッサン」

2011年03月05日 12時00分更新

文● 広田稔 イラスト●robops 編集●Web担サカモト

 トゥギャッターのまとめの中から「これは!」という注目のトゥギャりを厳選してピックアップ。今週の見所は、ついに発表されたiPad2とお風呂のフタとの関係やオッサンが魔法のステッキを拾う話などなど、ツイッターでみんなが盛り上がった話題をまるっとチェック!

トゥギャッター通信:トゥギャッたん

 

世界で最もオシャレな風呂のフタ 

  日本時間の3日早朝、アップルは記者発表会を開いて『iPad 2』を発表した。その内容で日本人が最も盛り上がったのは、iPad 2本体……ではなく保護カバーの『Smart Cover』。

 各種ネットメディアが発表会にてお披露目されたSmart Coverを3時30分頃に報じると、即座にTwitterに「風呂のフタ?」と反応があふれる。Twitterの流行語を集計しているウェブサービス“buzztter”では“風呂のフタ”や“風呂の蓋”がホットワードとして登場。さらに30分も経たずに、そっくりな色に調整した本物の風呂のフタ画像が投稿される。

 現在はiPad2の発売に合わせて、アプリ開発者が風呂アプリを製作中だとか。日本でiPad2が発売される25日頃には、またこの話題で盛り上がりそうだ。

【コンピュータ・ネット】
Togetter:iPad2のカバーとお風呂のフタが完全に一致!! (2011.3.3)

【トゥギャッター通信】第18回 「iPad2と魔法少女オッサン」

 

USBを普及させたのは誰?

  同じ物事でも立場が違えば、見える部分も変わってくるというのは、よくある話。1日、Twitterでは、ITジャーナリストの林信行さんが書いたMacBook Proの記事について議論が巻き起った。きっかけとなったのは、「無線LANにしても、USBにしても、世界に広めたのはアップル」という記述に、インプレス『AV Watch』に所属する臼田さんが「強い違和感を覚える」と発言したこと。

 1998年に発売されて、世界的に大ヒットした『iMac』は、周辺機器用の端子としてUSBしか用意していなかった。100万台単位で売れたiMacの市場を狙うために、サードパーティーがUSB接続の周辺機器を続々とリリースして普及した──というのが林さんの主張。一方、インテルがUSBに対応するチップセットをリリースし、それをPCメーカーが採用してパソコンに組み込んだことで、対応機器が増えて普及した、という見方も示されている。長い議論だが、週アスPLUSの読者なら興味深く読めるはず。ぜひチェックしてみよう。

【テクノロジー・サイエンス】
Togetter:USBを広げたのはiMacか?

【トゥギャッター通信】第18回 「iPad2と魔法少女オッサン」

 

「心のケア」とは何か

 ネットでは長年、マスコミの取材方法について疑問視する声が上がっている。今週は、フジテレビの『とくダネ!』で放送されたニュージーランド地震の被害者に対するインタビューがひどい、と話題になった。建物の下敷きになり、右膝下を切断して救助された方に、「スポーツを今までやってきたのにもうスポーツができなくなったことについて、どんな気持ちか」と質問したことが、「無神経だ」と反感を買っている。

 この件についてTwitterでは、ジャーナリストの佐々木俊尚さんが取り上げたブログ記事が反響を呼んでいた。看護士さんが書いたエントリーで、海外のマスコミでは被害者に配慮しつつ取材していることを引き合いに出し、「日本のマスコミ人はとりあえず『被害者の心のケアを』で締めくくるが、実際にその『心のケア』というものが何に基づきどう為されているものなのか全く知らないし知るつもりもない」と訴えている。元記事は3300を超えるほどTwitterに引用されており賛同を示す人も多い。特にマスコミ関係者は必見といえるだろう。

【ニュース・時事】
Togetter:佐々木俊尚 NZ地震のフジテレビの心ない電話取材について、看護師の方が極めて重要な指摘 @sasakitoshinao

【トゥギャッター通信】第18回 「iPad2と魔法少女オッサン」

 

すでにあった「魔法少女オッサン」

  落ちていた魔法のステッキを拾ったら、ウサギともネコともいえない生物に話しかけられた。そしてフリルのスカートとティアラを見にまとい、迫り来る魔女と戦うハメに──。アニメの魔法少女モノでよくありそうな話だが、その主人公が中年男性となると話は別だ。

 Twitterでとあるユーザーが「オッサンが魔法少女でもいいじゃないか」とつぶやいて、自作の『魔法少女オッサン』ストーリーを語り出す。これに対して、漫画家の篠房六郎さんが「俺、10年位前にもう描いたよ、そーゆー漫画」とツイート。図らずも「人が想像できることは、現実に起こりうる現実」を証明した出来事といえるだろう。

【アニメ・ゲーム・マンガ 】
Togetter:オッサンが魔法少女したっていいじゃないか。

【トゥギャッター通信】第18回 「iPad2と魔法少女オッサン」

 

お家芸“擬人化”、再び

 以前も紹介したように、あらゆるものに性格を見いだして、人として扱ってしまう“擬人化”は、ネットでも定番のネタだ。今週の生け贄(?)となったのは、プログラミング言語。オープンソース開発者でアルファブロガーとして知られる小飼弾さんが、ノリノリでツイートしていた。

 「Python 委員長。成績優秀だが融通をきかせるのが苦手。カラオケでキーをいじると半殺しにされる」や、「Ruby Girl Next Door. 清水ミチコばりの物まね上手。Perlたんのボケにもつっこめるし、Pythonたんの叱責にもめげない」といった感じで、各言語の特徴をうまく人に落とし込んでいる。自然から「八百万の神」を生み出すほどたくましかった日本人の想像力は、いまだに衰えていない!?

【ネタ・お笑い】
Togetter:言語擬人化 by @dankogai

【トゥギャッター通信】第18回 「iPad2と魔法少女オッサン」

 

次点のトゥギャり

 そのほか、今回紹介しきれなかった興味深いトゥギャりをリンクでどうぞ。とぅぎゃつうが好きな人は、こちらも楽しめるかもしれません。

【コンピュータ・ネット】
@tarosite 氏による禁断のアプリの次はテザリングとタブレット。2月28日「KDDI新商品発表会」含むQ&A

【テクノロジー・サイエンス 】
Skeletonicsの「アームスーツっぽいもの」がすごい

【コンピュータ・ネット】
ピュアCSSのミクさんができるまで #jsdoit

 
協力:Togetterトゥギャッたん

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