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気にならないと言ったらうそになる!

【トゥギャッター通信】第10回 「ボカロとソリティア社員」

2011年01月08日 12時00分更新

文● 広田稔 イラスト●robops 編集●Web担サカモト

 トゥギャッターのまとめの中から「これは!」という注目のトゥギャりを厳選してピックアップ。今週の見所は、これといって仕事をしなくても給料は高い“ソリティア社員”やボカロをきっかけに語られる日本のコンテンツ産業の未来などなど、ツイッターでみんなが盛り上がった話題をまるっとチェック!

トゥギャッター通信:トゥギャッたん

 

鳴らない目覚まし

 2011年に入ってから、iPhoneの“時計”アプリでなぜかアラームが鳴らないという不具合が起っていた。Twitterではアラームが鳴らずに新年早々、寝坊や遅刻してしまったという報告が相次ぎ、そのまとめ記事がTogetterに投稿された。3日以降、この不具合は修正されたようで、Twitterにも直ったという声がよせられている。

【テクノロジー・サイエンス】
Togetter:iPhoneのアラームバグで寝坊した人たち。

【トゥギャッター通信】第10回 「ボカロとソリティア社員」

 

カズヨ……恐ろしい子!

 Twitterでも人気の高い経済評論家の勝間和代さんが4日、お正月に子供たちと『桃太郎電鉄(桃鉄)』で遊んでいたことをツイートしていた。その攻略法がスゴいとネットで話題になっている。

 「貧乏神をつけない」「急行系(カード)は最低でも2枚はストック」「現金リッチなときには(スリの銀次対策で)カード駅に止まらない」といった考え方でプレーしているとのこと。「昔のバージョンでは、駅までのコマ数と、それぞれの物件と収益率とか、ほとんど暗記していましたから」と、熱の入れようがスゴい。友達と桃鉄を遊ぶときに参考にしてみては!?

【アニメ・ゲーム・マンガ】
Togetter:勝間さんの桃鉄論

【トゥギャッター通信】第10回 「ボカロとソリティア社員」

 

新語“ソリティア社員”

 他の人に比べて比べてあまり働いていないのに、長期間在籍しているため給料は高い。そんな年功序列という仕組みの中で生まれた“中高年ノンワーキングリッチ”の実態がTwitterで暴露されていた。

 つぶやきの主は、企業研究の書籍を多数執筆するフリージャーナリスト、渡邉正裕氏。自ら取材・執筆した記事を引き合いに出し、実際の社名を挙げて状況を解説。

 「働かない高給取りが沢山いる一方、朝から晩まで働いてもろくに食えない人が沢山いるのは明らかに悪い社会。ちゃんと働いた人がそれなりに報われる社会にするには、ノンワーキングリッチ→ワーキングプアに賃金が移転する仕組みが必要」と正論をぶつけていた。同じ渡邉氏のつぶやきをまとめたものでは、『もしも企業が保育園事業に参入したら』も面白い。 

【教養・ビジネス】
Togetter:@sasakitoshinao氏推薦! Mynewsjapan代表 渡邉正裕@masa_mynews氏の、大晦日カミングアウト!・・・私はこんな『働かない人々』を見てきた・・・Solitaire社員が国を滅ぼす Ep. 1

【トゥギャッター通信】第10回 「ボカロとソリティア社員」

 

雪で足止め、その現場では……

 今年の年末年始は、北・西日本で大雪が降ったことが話題になった。特に被害が大きかったのは鳥取で、1日には米子市で観測史上最大の積雪となる89cmに達している。

 この積雪のあおりを受けたのが、帰省客だ。Togetterでは、バスに乗って東京から出雲に帰省する途中、積雪で足止めを食らったあるユーザーの連続ツイートがまとめられている。

 31日の20時に新宿を出発し、1日の午前に米子で7時間以上ストップ。日付が2日に変わった頃には、同じく足止めされていたコンビニ配送のトラックから「もう届けられないから」とおにぎりを差し入れてもらったという嬉しいハプニングも報告されている。2日の午前11時にようやく出雲に到着し、40時間近くに渡るバスの旅を終えたようだ。お疲れさまでした。

【ニュース・時事】
Togetter:山陰の大雪で帰省中のバス内で缶詰になった人の一番長い日

【トゥギャッター通信】第10回 「ボカロとソリティア社員」

 

コンテンツの未来はどっち?

 Twitterで有名人同士が邂逅するのは割とよく見られる現象だ。12月31日には、現代美術家の村上隆氏と、『初音ミク』などのボーカロイド(キャラクターボーカルシリーズ)を手掛けるクリプトン・フューチャー・メディアの社長、伊藤博之氏が、日本のコンテンツ産業のありかたについて議論を交わした。

 冒頭では、国のクールジャパン政策について、伊藤氏が「クールジャパンで引っ張ってきたこの数年間で、ビジネス的には何も起きなかったこの閉塞感を、新たなるコンテンツ(ボカロ)に求められても、そもそもの政策方針がプアなら、結果もプアになるわけで、それに巻き込まれるのは・・」とコメント。

 村上氏は「何をして今から50年の輸出物産を思考するかに集中せよ。談合と手抜きの広告代理店任せのあれこれ一切を撤廃せよ。思考を輸出に切り替え、来るべき文化摩擦に備えるための研究機関への出資を行うべし」と提言していた。

 その後、週アスの福岡総編集チョのコメントを介して、両者が意気投合。“さっぽろ雪まつり”の時期(2月7日~13日)に合わせて、札幌でシンポジウムをやろうという話にまで発展している。イベントの詳細はまだ明らかになっていないが、ボーカロイドファンやコンテンツビジネスの関係者は引き続き要チェックだ!

【教養・ビジネス】
Togetter:村上隆@takashipom氏の大晦日ARTトーク;「日本芸術界における、芸術家のマインド覚醒のために、国や権利者は何をすべきなのか」・・・アニメ業界でのあきれた例、クールジャパン構想の腰砕けぶりを引き合いに出して・・・対談の果てに、彼らはある結論に達した

【トゥギャッター通信】第10回 「ボカロとソリティア社員」

 

次点のトゥギャり

 そのほか、今回紹介しきれなかった興味深いトゥギャりをリンクでどうぞ。とぅぎゃつうが好きな人は、こちらも楽しめるかもしれません。

【教養・ビジネス】
飲食店トーク;商品の『原価』は、どのくらいが相場なのか?採算ベースはどこ? 寄せ物、おせちなどを例に・・・

【コンピュータ・ネット】
Twitterのクラスタとは何か?

 
協力:Togetterトゥギャッたん

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