トゥギャッターのまとめの中から「これは!」という注目のトゥギャりを厳選してピックアップ。今週の見所は、話題の小説『KAGEROU』をいかに読むか? やプログラマーと結婚する前に必読のTipsなどなど、ツイッターでみんなが盛り上がった話題をまるっとチェック!
そんなことより擬人化しようぜ
日本におけるネット住民のお家芸とも言えるのが“擬人化”。今年10月には、中国などで使われる日本人の蔑称“日本鬼子”を擬人化した萌えキャラが2ちゃんねるで作られるという事件が起った。同じ10月には、デジタルコンテンツの展示会『DIGITAL CONTENT EXPO 2010』にて擬人化をテーマにしたシンポジウムが開かれるなど、擬人化がひとつのキーワードになっている。
そんな中、話題の東京都条例、“東京都青少年健全育成条例改正案”に対する出版社の姿勢に感銘を受けたユーザーたちから、Twitter上で各出版社を擬人化させようという斜め上の反応が起きた。
「おい、一時休戦だ」
「意外ですね。私も同意見です」
「兄ちゃんたちがそういうなら、僕も加勢してあげるよ!」
……
と、そんなどこかで聞いたようなセリフをベースに、翌日にはいきなり漫画ができあがり大きく盛り上がった。どんなにシリアスな状況でもユーモア(?)を忘れない。そんな意味不明なスゴさに、また海外から「あいつら未来に生きてんな」と言われること間違いなし!?
【アニメ・ゲーム・マンガ】
Togetter:大手出版各社アニメフェアをボイコットへ!で各社擬人化
ゲーム業界人の感想が読めるテレビ実況
面白いと感じるテレビ番組があったら、誰かとその内容を語り合いたいもの。Twitterは、番組を見ながら即座に感想をつぶやいて意見を交わすツールとしても重宝する。今週、関心が高かった番組は、12日夜に放送されたNHKスペシャルの『世界ゲーム革命』。アメリカと日本を対比させながら、急速に変化するゲーム業界の最前線を紹介する番組だ。
これを見たゲーム業界人のつぶやきを連ねたのが本まとめ。『ゼビウス』の生みの親である遠藤雅伸さんは、「世界的なヒット作より多くの人の記憶に残るゲームが作りたくて悪いか?」とコメント。『スペースチャンネル5』を手掛けた水口哲也さんは、「なんだか全体的に少し怖い世界でしたね。僕等は真剣にホープとかハピネスとか、どうやったら感情が動くとか考えて作ってるんですが、そこは写りませんでした」と語っていた。
【アニメ・ゲーム・マンガ】
Togetter:NHKスペシャル「世界ゲーム革命」を見たゲーム業界関係者のまとめ
『KAGEROU』
15日、第5回ポプラ社小説大賞を受賞した斉藤智裕(俳優・水嶋ヒロ)さんの小説『KAGEROU』が発売された。イケメン俳優が書く処女作ということで大きな注目を集め、初版で43万部を突破。発売日に売り切れが続出し、1日で25万部もの増刷がかかったという。
話題になればアンチが湧いてくるのは世の常で、ネットの書評で有名なAmazonのレビューでは、まじめな意見に混ざって、“縦読み(※一見、まじめだが、行頭の文字を縦に読むと隠された文が出てくるという文章とその読み方。派生で、縦を下から読んだり、1行目の頭から斜めに見るというものもある。)”遊びのコメントも登場。こうした状況を面白がる声が2ちゃんねるによせられて、まとめサイトを通じてその声がネットに流通した。
その流れと一線を画すのが、あるユーザーがつぶやいた『KAGEROU』の感想を集めた本まとめ。最後に投げかけられた「本当に問題なのは、最初から“楽しもう”という姿勢なしに小説を読むひとたちのほうじゃないかと、ぼくは思います」という声にうなづく人も多い?
【書籍・音楽・趣味】
Togetter:ゴシップ好きは放置して、「ただの小説」として『KAGEROU』を読もう。
“さん”をつけろよデコ助野郎
今週、タレントで東京海洋大客員准教授の“さかなクン”が絶滅していたと言われていた淡水魚、クニマスを発見したことがニュースに上がった。その話題を受けて15日夜、NHK広報局のTwitterアカウントが「さかなクン!ヽ(*´∀`)ノ」とつぶやく。すると、10万人を超えるフォロワーの一部から「さんを付けないのか」というツッコミが殺到して、NHK広報局のアカウントが平謝りする自体に発展した。
その一人一人に丁寧に謝罪している様子が、本まとめでチェックできる。まとめ後半では、以前にもTwitterでバトルを繰り広げた日本テレビのキャラクター、ダベアと戯れる部分もあり、心がほんわかとさせられるだろう。
【ネタ・お笑い】
Togetter:【笑ったら受信料】NHK広報アカウントが、さかなクンさん様の名前を気軽にツイートしたことに平謝りして大ウケ
なめたり、つっこんだり、殺したりします
18日に発売された『プログラマが知るべき97のこと』(オライリージャパン刊)という書籍がプログラマーの間で話題だ。世界で活躍するプログラマーのエッセイ97本をまとめたもので、ブロガーとしても有名な小飼弾さん、プログラミング言語『Ruby』の開発者であるまつもとゆきひろさんなど、日本人10人による書き下ろしも収録されている。
この本を受けて、Twitterであるユーザーが「『プログラマの嫁が知るべき97のこと』を誰か頼む! 」と発言したことをきっかけに、「なめたりつっこんだり殺したりするのは反社会的行為ではない」や「“帰る”“帰れる”という単語がアテにならないこと」といったつぶやきが殺到。プログラマーなら思わず笑って(苦笑い?)しまう本ネタ、続きはトゥギャッターで。
【コンピュータ・ネット】
Togetter:プログラマの嫁が知るべき97のこと
次点のトゥギャり
そのほか、今回紹介しきれなかった興味深いトゥギャりをリンクでどうぞ。とぅぎゃつうが好きな人は、こちらも楽しめるかもしれません。
【コンピュータ・ネット】
へぇー、Opera 11って2年くらい前に流行ってたよね 2年くらい前に標準ブラウザにしたわー #jigoku_no_opera .
【テクノロジー・サイエンス】
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