2015年07月08日08時00分

ブルーボトルで朝活!Uber Japan代表の高橋氏に最新サービスの魅力を詳しく聞いた

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 みなさん、おはようございます。週刊アスキーの吉田でございます。さて、週刊アスキーでは7月2日に、東京・表参道にあるブルーボトルコーヒー青山Caféにて、「Uber」の運営元であるUber Japan代表の高橋正巳氏を招いて「ハイヤー・タクシー配車アプリUberのテクノロジーを読み解く」と題したセミナーを開催しましたよ。

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 セミナーの運営には何度も携わっていますが、朝7時30分からというのは人生初だったので人が集まるかどうかドキドキ。当日は天候が思わしくなかったにもかかわらず、参加希望者50名のところ、なんと34名の方に参加していただきました。コーヒー代は別ながら無料セミナーなので、参加率は5割程度と考えていましたが、実際には7割近くに。場所とゲストの魅力ですね。

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 セミナーは、ワタクシが司会でUber Japanの高橋氏に質問を投げかけるというかたちで進めました。

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Uber Japan代表の高橋正巳氏。

 まずは参加者に、高橋氏が好みのコーヒーが配られました。高橋氏は「深いローストでビターテイスト」が好みということで、この日にブルーボトルコーヒーのバリスタが用意してくれたのが、シングルオリジンの「ルワンダ ブフカフェ・レメラ」。シロップのようなやわらかい口あたりで、ドライイチジクやゴールデンレーズンなど上品な甘さを感じさせる風味が特徴だそうです。実際に飲んでみると、確かに苦みが感じられつつも口あたりが爽やかでした。

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 まず、高橋氏にUberと他社の同様のサービスとの違いについて聞いたところ、「Uberでは、ドライバーの顔が見えるほか、ドライバーに電話やメールで直接連絡することもできます。また、予定到着時間を知らせる機能もあります」とのこと。

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 多くのタクシー配車アプリは、配車依頼を実行すると現在地周辺を走っているタクシーがその情報を受け取りますが、ドライバーではなく無縁番号で識別するようになっています。Uberでハイヤーを呼んだ場合はドライバーの顔写真やハイヤーの車種、ナンバーなども表示されるの深夜などでも見つけやすいわけです。また、Uberでは平均7分以内での配車を実現しているのも特徴です。

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 国内だとそれほどのメリットを感じられないかもしれませんが、Uberは世界58カ国で利用できるほか、設定を変更することなくUberアプリを利用可能です。つまり、現在地と目的地をきちんと入力しておけば、ハイヤーのドライバーと言葉が通じなくても目的地にたどり着けるわけです。このとき、ドライバーの顔や車種、ナンバーなどがわかっているとかなり安心ですね。また、乗車後にアプリ上で目的地を変更することも可能です。

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 ハイヤーのおおよその料金も事前に調べられます。支払いは、Uberのアプリに登録したクレジットカードを使うのためキャッシュレスです。料金はタクシーよりは2〜3割高いですが、ハイヤーは迎車料金がないため、目的地によっては深夜タクシーと同程度の場合もあります。

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 目的地に到着すると、ドライバーが車から降りて後部座席のドアを開けてくれます。領収書の受け渡しなどはありません。ハイヤーから下車すると、すぐにメールで領収書が届くシステムです。

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 なお、ハイヤーの同乗者などがUberアカウントを持っていれば、Uberアプリ上で乗車料金の割り勘が可能です。こちらは目的地に到着するまえに設定する必要があります。

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 割り勘を設定した場合は、画面左下にその旨が表示されます。2人はもちろん、3人以上での割り勘も可能です。

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 前述したように、自分の現在位置を他人に知らせるという機能もあります。待ち合わせに遅れている場合などに、「あと、だいたい15分で着きます」などのあやふや受け答えをしなくても地図上でハイヤーを捕捉できるので、相手がおおよその到着時間を把握できるのです。具体的には、自分の現在位置を捕捉できるURLを含むメールを相手に送れます。

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 メールを受け取った相手は、メール内に記載されているURLをクリックすることで、ウェブブラウザー上で位置や到着時間などの状況をチェックできます。

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 高橋氏はさらに「Uberでは提携会社のタクシーを呼ぶこともできますが、料金などの規制が少ないハイヤーのほうがきめ細かいサービスを提供できます」とのこと。タクシーは距離や地域によって料金が決まっているため、運営会社側が勝手に変更することはできませんが、ハイヤーの場合は需要と供給に応じて価格を柔軟に変えられます。

 「Uberでは、大規模なイベントやスポーツの試合が終了したことで、ハイヤーやタクシーの需要が高まるエリアがある場合、ドライバーをそこに向かわせるように指示するといったオペレーションも実施しています」。また、「ハイヤーでは需要が逼迫しているエリアで料金を変更することもある」そうです。この場合は、通常よりも料金が高くなりますが、タクシー待ちの長蛇の列に並ぶよりも、料金が高くてもすぐに移動したいというニーズに応えらるわけで、実際に利用するユーザーも多いそうです。

Blue Bottle Coffee

 また高橋氏は、「通勤時にドライバー付きの自動車を使っていた人が、Uberに乗り換えた事例もあります」とのこと。そのため、夜だけでなく通勤時のUber利用率も高いそうです。なお、現在Uber Japanでは、UberBlack、uberTAXILUX、uberTAXIの3種類の車両タイプを用意しています。

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 UberBlackはハイヤー、uberTAXILUXはクラウンロイヤルやBMW 7、レクサスなど高級車を使ったタクシー、uberTAXIは一般的なタクシーになるそうです。

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 高橋氏にApple Watch対応について聞いたところ「配車アプリとしては、Apple Watchの発売に合わせて対応アプリをリリースできました。iPhoneと連動させる必要はありますが、Apple Watchの画面をタップするだけで配車できるという、近未来的なアクションでハイヤーを呼べます」とのこと。

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 高橋氏はユーザーサポートについても触れ、「遠回りされたかもしれないと感じた場合は、Uberアプリからサポートに直接連絡を取ることができ、多くの場合は1日以内に状況をフィードバックしている」とのこと。「Uberでは出発地から目的地までの道順を記録しています。そのときの交通状況にもよりますが、ドライバーが利用した経路よりも短い距離の経路があった場合に返金に応じることもあります」と語ってくれました。もちろん、ドライバーが誰かわかっているので、忘れ物をしてもほとんどが返ってくるそうです。

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 Uberの今後のサービスエリア展開について聞いたところ、「東京以外の都市での要望も数多くありますが、東京都内の需要にまだまだ十分に応えられていません。2020年の東京オリンピックに向けて訪日外国人が急増するため、まずは東京でのサービスを充実させたい」とのことでした。セミナーでは、一定期間のUberの利用状況を可視化した図を見せてもらいましたが、東京駅、品川駅、渋谷駅、新宿駅での利用者が多いことがわかります。そのほか、ハイヤーの台数は圧倒的に東京が多く、地方都市などで台数を確保するのが難しいという事情もあるようです。

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 セミナーの最後には参加者からの質疑応答のコーナーを設けましたが、通常のセミナーなら数人がおそるおそる挙手するところを、多くの参加者が若干食い気味に質問を投げかけていたことからも、関心の高さがうかがえました。その中で印象に残ったのが「日本ではUberxのサービスをやらないのか?」という質問。

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 Uberxとは、一般人が自家用車をハイヤーとして利用するシステム。自分の空き時間だけハイヤーのドライバーとして働くことが可能です。高橋氏は「残念ながら現時点では日本で導入する予定はありません」と語ったうえで、「日本には6000~7000万台の自動車が走っていると言われていますが、1日のうちで90%以上は稼働していません。つまり5000万台超の自動車が使われていない状態なんです。2020年の東京オリンピックに向けて訪日外国人の数はさらに増えると思いますので、Uberxのようなシステムがあれば、潜在的な労働力の掘り起こしができるので、有望なサービスであることは確か」とのことでした。

 ドライバー側に二種免許の取得が必要など超えるべきハードルはたくさんありますが、Uberにはドライバーを評価するシステムもあるので、導入が早ければ早いほど質の高いのドライバーを数多く育てることができそうですね。

 また、別の参加者から「Spotifyには対応はしないのか?」という質問に対して、「残念ながら日本ではSpotifyのサービスが始まっていないので対応予定はありません」とのこと。ちなみに、Spotifyとの連携に対応している都市では、スマホなどで再生していたSpotifyの曲をUberのハイヤーに乗ることでそのまま車内のBGMとして流すことができるそうです。

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 Spotifyは期限を切らない無料プランを用意しており、これがレーベル各社が首を縦に振らない理由と言われています。とはいえ、電通のグループ会社がSpotifyに出資したという報道もあったので、近い将来日本でもサービスが開始されるかもしれませんね。そうなるとUberでのSpotify対応についても期待が高まります。

 セミナーは7時半から1時間の予定でしたが、終了後も高橋氏へ熱心に質問する参加者で溢れかえっていました。週刊アスキー編集部ではブルーボトルコーヒーと組んだ朝活セミナーを今後も実施して行く予定ですので、ぜひお楽しみに。次回は8月上旬に開催予定ですので、詳細が決まり次第、この場でお伝えします。

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