週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

インテル第11世代CoreでハイエンドゲーミングPCを自作する際の最適解

Core i9-11900Kでも余裕のOCが可能な最高の性能と至高の冷却を兼ね備えたゲーミングマザーボードMSI「MEG Z590 ACE」

2021年03月19日 11時00分更新

文● 石川ひさよし
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

 MSIから手元に届いたのは巨大な箱だった。「Intel Z590マザーボード」と聞いていた筆者は目を疑った。機材取り違えの確認までしたほどだ。どうやらこれは「評価キット」。製品だけでなく、それを動作させるために必要なパーツをいくつかセットとしたものだ。評価キットは、基本的に未発売製品のレビュー用だ。それでは開封の儀を執り行ないたい。

今回届いた評価キット。ただし通常Intelから貸し出される評価キットとは異なりMSIから届いた

化粧箱には「intel×msi」の帯

 外箱を開け中に入っていたのは「intel×msi」の帯が付いた化粧箱。勘のよい方ならお気付きだろう。Intelはまもなく第11世代Coreをリリースする。そしてそれが登場したとき、Intel Z590チップセット搭載マザーボードが真価を発揮するのだ。

MSIからの評価キットなので、MSIのZ590mザーボード「MEG Z590 ACE」とMSIの簡易水冷キット「MPG CORELIQUID K360」が入っていた

 化粧箱内には題のMSIのマザーボード「MEG Z590 ACE」、MSIの簡易水冷キット「MPG CORELIQUID K360」、そして小さな区画には金色のMSIドラゴンエンブレムの小箱。小箱を開けるといわゆるバルク版のIntel「Core i9-11900K」が収められていた。

そしてドラゴンエンブレム部分に収められていたのがIntel「Core i9-11900K」

第11世代Core、Intel Core i9-11900Kを観察

 ではCore i9-11900Kを見てみよう。とはいえバルク版なので隠すところはない。パッケージ情報が得られないのは少々残念だ。そこでマーキングを見てみよう。

 刻印の一段目はIntel Core i9のロゴ。そしてその下には「i9-11900K」と記載されている。「SRKND」はスペックコード。製品仕様を表わすもので、その横にある「3.50GHz」が定格クロックを意味している。最後の段はバッチナンバー(FPO)。V051F855とあるが、評価サンプルだけに製品版と同じかどうかは分からない。

Core i9-11900Kのおm出るネームや3.50GHzという定格クロックが読み取れる

 続いて裏面。ソケット形状は、Intel Z590マザーボードがそうであるように、引き続き第10世代Coreと同じLGA1200を採用している。

第10世代Coreに引き続き第11世代もLGA1200。Core i9-10900Kが手元にないため正確には分からないが、通常、モデルごとに裏面のキャパシタの配置が異なるはずだ

 Intelのメインストリーム向けプロセッサでは、Core i9が最上位グレードだ。そして型番末尾に「K」が付くアンロックモデルがもっともコア数が多くクロックが高い。Core i9-11900Kは第11世代Coreのフラグシップということになる。本来のパッケージ版であればせめてキャッシュ容量程度の情報は得られるのだが、何もないバルク版で読み取れるのはこの程度だ。そこで、評価キット側から読み取れる仕様も添えておこう。

参考:インテル デスクトップ PC ボックス版プロセッサーの部分シリアル番号

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう