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GeForce RTX 30シリーズの大本命がいよいよ降臨

GeForce RTX 3070 FEレビュー!Ampere世代最強の電力性能比とRTX 2080 Ti超えを確認

2020年10月27日 22時00分更新

DXR+DLSSの機能をフルに使った「Control」では?

 実際のゲームにおける最後の検証は「Control」で締め括ろう。この検証では画質を“高”+レイトレーシング“高”を基本とし、さらにDLSS有効時の性能も追加することにした。DLSSの設定は内部解像度が最も高くなる設定、つまりDLSS 2.0における“Quality”設定にしている。計測はマップ内の一定のコースを移動した際に「CapFrameX」を利用して実施した。

「Control」DirectX 12、1920×1080ドット時のフレームレート

「Control」DirectX 12、2560×1440ドット時のフレームレート

「Control」DirectX 12、3840×2160ドット時のフレームレート

 まずDLSSを使わない時の平均フレームレートは、RTX 2080 Ti FEに対してRTX 3070 FEは5%前後の上乗せ。一方でDLSSを使った場合、フルHD時は両者の差がほぼないものの、WQHD以上では5%程度の差と広がる。フルHDでDLSSを使うと差がほとんど出ないのは、AIに入力する映像と出力する映像の差が小さすぎると、DLSSの処理そのものがボトルネックになるためと考えられる。

 ただし、DLSSが本格的に効き始めるWQHDに注目すると、RTX 3070 FEの最低フレームレートが60fps以上、平均でも78fpsまで到達し、快適に遊べることがわかる。一方で、同じ14Gbps&256bit幅のGDDR6メモリーを使うRTX 2070 SUPER FEや2060 SUPER FEは平均フレームレートで、その22~30fps程度下にいる。画質を落とせば快適に遊べるだろうが、極力落としたくないのであれば、RTX 3070 FEが現状ベストな選択と言えるのではないだろうか。

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