「トップリブステーキ(150g)&ビーフハンバーグ(150g)コンボ」
いきなり!ステーキ
1595円(税抜)
http://ikinaristeak.com/news/combo_part2_2020/
いきなり!ステーキ、今ならすんなり入れるのでは?
「いきなり!ステーキ」のフェア情報が気になったので、久しぶりに店を訪れてみることにした。フリーランスライターという職業柄、外食は外に出るための貴重な機会だ。あまり家にこもっていると健康に悪そうなので、最近は週に何度か、意識的に外食ついでに散歩をするようにしている。
筆者が「いきなり!ステーキ」を訪れたのは過去3回。1度目はおそらく2年ほど前で、はじめての入店を試みたのだが店舗の前に長い列が形成されていたので諦めた。2度目と3度目は1年ほど前、空いていそうな時間を見計らって入店し、「ワイルドステーキ」を注文している。
元々、ガッツリ食べられるタイプの店は嫌いではないのだが、せっかちな性分なので、行列のイメージが強い飲食店は敬遠してしまいがち。自宅から店舗までは遠くないものの、あまり足が向かなかったのはそのせいだ。
しかし最近、「いきなり!ステーキ」のポジティブな評判を聞かない。逆張りもはなはだしいが、たまたまフェア情報を見て、「今ならすんなり入れるのでは?」という思いが頭をよぎったため、メニュー発売に合わせて店へ行くことにしたわけである。
筆者が興味を惹かれたのは、「冬のコンボフェア第2弾」で、リブロースステーキとハンバーグを組み合わせた期間限定メニュー。リブロースに2種類のバリエーションがあり、「ミドルリブステーキ&ビーフハンバーグコンボ」と「トップリブステーキ&ビーフハンバーグコンボ」が提供されている。
子供のころから、こういったボリュームのある暴力的な食べ物はつい気になってしまう。今回は105円高い設定の「トップリブステーキ&ビーフハンバーグコンボ」を、ライスとスープセットで注文すると決めていた。
実際に来店したのは昼過ぎの14時~15時ごろ。入口をくぐった途端、予想に反して席が7、8割がた埋まっていたので、ビビッて一度帰りそうになってしまった。筆者にとっては想定外だが、お店にとってはよいことだろう。パッと見で男性が多いが、子供連れの女性もいる。なお、完全な余談だが、一部店頭に貼られているという社長の直筆メッセージは見つけられなかった。
脂身の少ないトップリブステーキで
バランスのよい旨味を堪能する!
さっそく目当てのコンボを注文後、すぐにコンソメスープが出され、そこからステーキ&ハンバーグの提供までにかかった時間は10分弱。
注文からメニューの到着までが比較的速い印象のある「いきなり!ステーキ」だが、コンボメニューであることに加え、昼過ぎとはいえ席が多く埋まっていたことも影響してか、今回の提供はそれほど早くなかった(特別遅いとも思わないが)。
高級部位として知られるリブロースのうち、より脂身の少ない部分を提供しているのがトップリブステーキだ。
サシの入った肉は柔らかく甘さがあり、それでいて脂身が多すぎるわけではないので、濃厚すぎずあっさりとしすぎない、バランスのよい旨味を楽しめる。すりおろした玉ねぎやりんご、清酒を使った甘さのあるオニオンソースともよく合う印象を受けた。
筆者のように“ガッツリ食べたい”欲求の強い人間にとっては、いささかお行儀のよすぎる味だとも感じるところもある。しかし、そうした欲求を、後述するビーフハンバーグが補ってくれるのがこのコンボの妙と言える。
スパイシーな味わいのハンバーグは
あえてソースをつけないのもオススメ
ビーフハンバーグは、盛り付けを見るといかにも脇役然としているが、これが意外と侮れない。
トップリブとは明らかに異なる方向性の、黒胡椒などのスパイスが効いたパンチの強い味付けがされている。そのため、舌がステーキに慣れてきたらハンバーグ、ハンバーグに慣れてきたらステーキ、と交互に食べていくことで、飽きずに食が進む。
ステーキと同じくオニオンソースをかけてもよいのだが、この組み合わせであれば、ハンバーグはソースなしで食べるほうがアクセントが効いていて楽しめると感じた。
総じて、「トップリブだけだとガッツリ食べた気がしない」、あるいは「ハンバーグだけだと単調に感じる」というような人におすすめできるのが、今回の期間限定コンボだろう。
こういったコンボ系の製品は、2種類のメニューをまとめて提供する都合上、全体のボリューム感に欠ける場合もある。しかし、本メニューはステーキとハンバーグ、それぞれ150グラムずつで、合計300グラムと十分な量があるのも嬉しい。価格は1595円(税抜)と安価ではないが、個人的には、期間中に再訪を検討するだけの満足感はあった。
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