先日アカザーさんは友達とバーベキュー(以後BBQ)をやったようで、BBQ熱が急上昇中なのだとか。そして、日頃から脳内キャンプ&脳内BBQを欠かさないミズグチさんもこの機会にBBQに詳しくなろうと、ふたりで日本バーベキュー協会の本部を訪ねたんだそうです。
出迎えてくれたのは、テンガロンハットの似合うナイスガイこと、日本バーベキュー協会代表の下城民夫さん。
下城さんは子供の頃よりアウトドアの世界にどっぷりはまり、イベント会社に入社した後も、合間を縫ってバックパッカーとして世界各地を放浪。その放浪の旅で、欧米諸国に比べてあまりにも日本のBBQ文化のレベルが低いことを知り、日本バーベキュー協会設立したんだそうです。
ちなみに、下城さんは日本バーベキュー協会の会長であり、現在唯一のバーベキューマスターなのだそうです。
そもそもBBQとは、食材をまるごと(大きい肉や魚などを)遠火で焼く料理の総称。昔から世界各地にあり、日本でも縄文時代にBBQの痕跡があるのだとか。
BBQの語源は16世紀にスペイン人がカリブ海の島で、漁労民族のタイノ族がやぐらを組んで魚を焼いているのを目撃。「アレは何だ?」と訊いたところ「バルバコアだ(やぐらの意味)」との答え。
その後、それがスペインに伝わり、スペインの植民地だったアメリカ南部へ流れ。呼び名がバルバコア→BBQへと変化したという説が有力なのだそうです。
さらにアメリカには“BBQマスター”と呼ばれる、スティーブン・ライクレン氏がおり、世界各国のBBQ料理を紹介した『BBQバイブル』なる本まで出しているのだそうです。
世界のBBQを紹介した、この『BBQバイブル』。日本の項目では、炉端焼き屋と焼き鳥屋がジャパニーズスタイルのBBQとして紹介されているそうです。
下城さん曰く「日本でBBQというと焼肉を想像する方が多いと思いますが、アメリカではBBQは“人と人を繋ぐコミュニケーション文化”のことなのです。なので、ライクレン氏も焼肉屋ではなく、店主がピットマスターを務め、客に振る舞う形式の炉端焼き屋や焼き鳥屋を紹介したんだと思います」とのこと。
かのオバマ大統領も、大統領就任の2日後には閣僚を集めて、親交を深めるためにBBQをパーティーを催したらしいです。
BBQの本質をある程度理解したところで、日本バーベキュー協会が推奨するBBQ3種の神器をご紹介。持っていくとワンランク上のBBQが楽しめるそうです。
神器①【ラピッドチムニースターター】
煙突効果で上昇気流を作り出し簡単に炭に着火!
神器②【水鉄砲】
肉の油で火力が強まって時に消火に使用し肉が焦げるのを防止する。さらにパーティを盛り上げる効果も。
神器③【火消し壷】
欧米では水をかけて消してしまうが、日本には昔から火消し壷というエコなものがあり、これで消した炭はケシズミといって、再利用可能でしかも再利用時にはすぐに火がつく良質の炭に。資源が少ない日本ならではのエコアイテム。
アカザーさんは水鉄砲が気に入ったようで「やべぇ楽しそう! オレ、次回のBBQに水鉄砲もってくぜ!」と大はしゃぎ。
さらに部屋の奥に、先日のBBQ場でレンタルして使ったグリルを見つけたアカザーさん。それはウェーバー社のBBQケトルだそうで、BBQではわりと定番のグリルなのだとか。
分厚い鋼鉄の上にコーティングされたホウロウは耐錆性、高温に強く、大きさもゆとりサイズのため大人数でバーベキュー、スモーク、蒸し焼き、色々な料理が楽しめるんだそうです。
ほかにも、こんな形のアイテムを発見。
「これはビアカンチキン用の台ですよ」と下城さん。シャクライも始めて耳にする料理ですが、ビアカンチキンとは、半分残したビール缶にRUBスパイスを入れ、その上に鶏肉をまるごと固定し、スチームさせる料理なんだそうです。
中はジューシーで革はパリパリでとても美味しいそうです。
あらためてBBQを全然知らなかったコトを実感したカオスコンビ。そんなふたりに、下城さんからある提案が。
「もしよろしければ、BBQ検定というものを実施しておりますがご興味ありますか?」と。
果たしてBBQ検定とは、詳しくは次回!
●日本バーベキュー協会(外部リンク)
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