今回のカオスは、個人の隕石所有量が世界一の人が四谷にいるとのことで、取材に行ってきました。
訪れたのはこちらの宇宙村。さすが隕石をたくさん持っているだけあって、スペーシーな店名です。
中に入ってみると……ん? 骨董屋さん? なんか隕石よりも仏像とかが多いんですけど。……この取材大丈夫かなぁ。
と思っていた矢先、店長いや村長の景山八郎さんが颯爽と登場。
只者ではない感じが、この時点でヒシヒシと伝わってきました。さっそくテーブルを囲んでお話を伺うことにしたんですが、そのテーブルの上には何やら怪しい石が。
そう、テーブルの上にポンと置かれていたコレが隕石でした!
「触ってもいいですか?」と聞いてみると「高いよ~」と軽い宇宙ジョークで返してきましたが、どうやらOKとのことなので、実際に持ってみると……重っ!
隕石は重いです!!
景山さん曰く、重いのも特徴ではあるが、それよりも隕石を切った断面が、幾何学模様になるのが大きな特徴とのこと。
また、約90種類の鉱物で形成され、そのうち地球上に存在しない鉱物が24種も含まれているそうです。
そして、あらためて店内を見渡してみると、巨大な隕石がごろごろと転がっています。
しかし、隕石よりも目を引いたのがその値札。
なんと1億円から2億円とのこと!!
さすがにちょっとウソくさかったので、「これって本当なんですか?」と訊いてみると、過去に『なんでも鑑定団』で鑑定してもらったふたつの隕石には、7560万円と4300万円の値段が付いたという資料を見せてくれました。
で、それを上回る大きさのこれらの隕石は、当然1億円以上の価値があるのだそうです。
となると、この隕石をここまでたくさん所有しているこの人は何者なんだということなんですが、景山さん曰く、子供の頃は流れ星に興味を持っていたんだそうです。
そしてそれは、やがて宇宙への興味に繋がり、日本最大のロケット建造にも参加。
その後30年ほど宇宙開発・研究の現場に携わり、58歳のときに隕石に不思議な力があることを発見。隕石の魅力に取り憑かれてからは、世界各地で見つかった隕石を手に入れ、現在も隕石の“宇宙パワー”の研究を続けながらこの宇宙村を経営しているのだそうです。
ここで、隕石パワーの不思議をひとつ。
この丸いドーナツみたいのは磁石なんですが、重金属である隕石(薄く切った板状のもの)はくっつきます。
なら当然、隕石越しに缶蓋もくっつきそうなものなんですが、これがなぜかくっつかないんです!(隕石をはさまない場合、缶蓋はくっついてました!)
景山さん曰く、隕石パワーには健康、愛情、金運、子宝、合格などにも効果があるとのこと。
なので、隕石と一緒に仏像などの骨董を置き、それらに宇宙パワーを混入しているのだそうです。
つまり、ここにある骨董はただの骨董にあらず。宇宙パワー入りの骨董なんだそうです。
なんか話がオカルトチックな方向に進みはじめたんですが、まぁそこまで言うなら試しにひとつ買ってみようかと、ミズグチさんが1000円の隕石のかけらを手に取ったところ……
「だからダメなんだよ! だから漫画が売れないんだよ!」と一喝。
本当に売れたいのなら、借金してでもこの200万円のを買うべきだと薦められていました。
しかし、さすがに隕石を購入して“ローンソルジャー”になるのは嫌らしく、ミズグチさんは1000円の隕石のかけら、シャクライとアカザーさんが同じく1000円の宇宙パワー入りのシールを購入。
ちなみにアカザーさんは今度のラジコン大会のときに、この宇宙シールを貼ったラジコンで出場して優勝を狙うそうです。
こんなんだからカオスは一向にブレイクしないんですかねぇ~。(笑)
個人の隕石所有量が世界一の人を取材に行ったら、小石を1000円で買っていたレポート漫画は、週刊アスキー1/29号(1月15日発売)の『カオスだもんね!PLUS』をチェック!
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