さて今回は、前回試飲したカオスチームの梅酒に合う、酒の肴を求めてアカザーさんの友達のお店に。
もともとアカザーさんが梅酒を漬ける際に「ウイスキーで漬けるとうまいよ」とアドバイスしてくれた人らしいです。
やって来たのは吉祥寺にある『天壺』という焼き鳥屋さんです。正確には博多串焼き屋さんらしいです。
今回は、お店開店前の仕込み時間に取材を受けていただきました。
しかも、焼き鳥の串打ちと焼き作業も体験させていただけるとのこと。なので、焼き鳥屋経営に興味があるミズグチさんは興奮気味でした。
店内は広すぎず狭すぎずな感じのちょうど良い広さ。
まずは店長の馬場さんにあいさつ。その後、さっそく焼き鳥づくりの作業に。
さっそく手を洗い、鶏モモをまな板に。最初に馬場さんがお手本を見せてくれたのですが、その包丁さばきが実に見事。
あまりに普通にやってしまうので、そんなに難しくないようにも見えたんですが……。
ミズグチさんが同じことをやってみると、当たり前ですがやっぱりうまくいきません。鶏モモの皮を取る行程だけ見ても、プロとの差は歴然。とはいえ、それでも何とか鶏モモを4等分し、さらに一口サイズに裁くミズグチさん。
続いて、串打ちの作業に入るわけですが、これにも若干コツがあり、手元は若干小さめの肉を挿し、串の先に行くほど少しずつ大きくしているのだそうです。そして串打ちが完了した時点での重さは「だいたい34グラムぐらいで……」とか言いながら、本当にジャスト34グラムが表示されたので驚きました。
それを見たうえで、ミズグチさんも串打ちに挑戦したのですが、やはりここでもプロと初心者の差が。
明らかにどっちミズグチさんの仕込みかわかっちゃう感じですが、この辺はやはり経験値を積んでいくことで、形も整っていくんだろうなぁという感じでした。
串打ちが終わったらいよいよ焼き作業。
焼き台に火が入ると、厨房にも少しずつ熱気が。台の上に焼き鳥を置いていき、表裏を丁寧に焼いていきます。ただこのとき、串打ちの形が悪いと回転してしまい、同じ面ばかりが上を向いてしまうので調整棒を使って、そうならないようにするのがコツだとか。
案の定、ミズグチさんが串打ちした焼き鳥は回転しがちだったので、調整棒が大活躍。それでも回っちゃう串は別の焼き鳥にもたれかかる感じで、何とかうまく焼けました。
そして最後に味付け。天壺ではタレ味はなく塩味のみ。なので、その塩の振り方がとても大事なのだとか。やり方は独自にブレンドした塩を指でひとつかみ取り、先端を強めに振り、手元に行くほど弱めにしていくのがポイントだそうです。
そんなわけで、苦労しつつもなんとかミズグチさんの焼き鳥が完成!
焼きたてがうまいのでさっそくみんなで食べてみたわけですが、これが妙に美味しかったです! 塩加減もバッチリ、形は多少不格好でしたが味に遜色なし。当然、梅酒にもバッチリ合いました。
アカザーさんはここに来て、今日クルマで来たことを後悔してましたが、食べ出したら勢いは止まらず、あっと言う間に完食してしまいました。
ミズグチさんも『焼き鳥ミズちゃん』開店への手応えを、少しだけ掴んだようでした。
天壺(外部リンク)
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