さて今回は、最近週アス編集部でも使用者急増中という、パソコン用メガネの取材に行ってきました。ふだんからメガネを一切かけることがなかったアカザーさんまでもが「かなり疲れ目が軽減するぜ」と、仕事中にかけ始めたそうです。
伺ったのは、昨年の発売以来わずか1年で50万本を売り上げた『JiNS PC』で、パソコン用メガネブームの火付け役となったJIN(ジェイアイエヌ)さん。
さっそく見せていただいた、こちらが噂のJiNS PC。一見普通のメガネですが、よく見るとレンズがわずかにブラウンがかっているのが特徴です。
そしてこのブラウンのレンズが、最近ちまたで懸念されている“ブルーライト”を軽減してくれるのだそうです。
って、そもそも“ブルーライト”って何? という話になるのですが……。
ブルーライトは太陽光にも含まれている可視光線のひとつで、目の奥の網膜にまで届く強い光で、長時間摂取すると、目を疲れさせたり、体内時計を狂わせたりといった症状を引き起こすことがあるそうです。
そして昨今、パソコンの液晶ディスプレーをはじめ、スマホや携帯ゲーム機など、ブルーライトを発するデジタル機器が大量に日常生活に入ってきたために、目の疲れを訴える人が増えているとか。
JINの田中社長もそのひとりだったようで、目が良いにもかかわらず、ここ数年で目の疲れが気になるようになり、眼科で診察してもらったところ、その原因がブルーライトであることを知ったそうです。
ここで、ふつうなら「ああそうなのかぁ、じゃあ画面を見る時間を減らさないとなぁ」となるんですが、そこはJINの田中社長、「オレはメガネ屋、この問題をメガネで解決してやる!」と立ち上がったんだそうです。
そしてそこから、ブルーライトをカットするレンズ探しを開始。
このブルーライト、カットしようと思えば最大99%カット出来るのですが、ディスプレーの色調のバランスを崩さずにブルーライトだけカットするとなると、かなり難しいようで……。
最終的に国内では納得のいくレンズが見つからず、イタリアのメーカーと共同開発の結果、色調バランスをほとんど崩さずにブルーライトを50%カット可能なPC用メガネ『JiNS PC』が誕生したそうです。
そんな説明を受けたうえで、JiNS PCをかけてみたわけですが、まず第一印象は軽い! これはJiNS PC以前に、JINさんの主力商品だった『エアフレーム』のテクノロジーを採用しているから、とのことなんですが、シャクライがふだん家でかけているメガネと比べても断然軽くて驚きました。
さらに、最大のポイントであるライトブラウンのレンズは、多少暗くはなりますが思ったより気にならないです。これでブルーライトを50%もカットしてくれるなら、全然オーケーかな、と。
でもこの商品のメインターゲットは、ミズグチさんのようなふだんメガネをかけない人なんだそうです。メガネなので当然、度付きで加工もできるのですが、目のいい人もブルーライトから目を守るためにかけてもらいたいとのこと。
そのため、あまりメガネをかけたことがない人でも簡単にツルの部分を自由に曲げて耳へのかかり具合を調整できたり、
鼻あて部分がクリアパーツで目立ちにくくなっていたりと、細かい配慮がされているそうです。
また、買いやすさの点でも“度ナシ”であればその場で買えるように、パッケージタイプでの販売を行なっているとこと。
というワケで、本社での取材後に最寄りのJiNS原宿店に行ってみました。
なるほど、その場で選んですぐに持ち帰れる感じで、たしかにふだんメガネをかけない人でも買いやすいかも。
ただ、買いやすいとはいえ、フレームは4種類(キッズ含む)、カラーはもっともベーシックな“スクエア”タイプだけでも16色もあるそうで、けっこう悩んじゃいそうです。
そしてミズグチさんとアカザーさんもいろいろ悩んだ末に、ミズグチさんが“スクエア”タイプのブラウンを、アカザーさんが家用(2本目)に“スクエア”タイプのクリアを購入。
1週間ほどして、ミズグチさんの使用感を聞いてみたところ、「画面もそうだけど作業で使ってるライトテーブルの眩しさをだいぶ軽減できて良いかも」とのことでした。アカザーさんは「PS3で“バトオペ”するときに使いまくりだぜ」とのこと。
なんかふたりがイイというので、シャクライもちょっと欲しくなってきた今日このごろです。
● JiNS PC(外部リンク)
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