暑中お見舞い申し上げます。さて今回のカオスは、日本の“夏の魚”としてもっともポピュラーな“金魚”を取材してきました。
場所は東京都文京区本郷にある『金魚坂』さん。店名に“坂”とあるだけに、本当に坂を下ったところにお店を発見。
金魚屋さんのイメージとはかけはなれた外観ですが、どうやら金魚問屋の隣で喫茶店もやっている、金魚喫茶なようです。
店内に入るとそこは落ち着いたモダンな雰囲気。とはいえ、端っこにゆるい金魚のぬいぐるみがいたりして、和ませてくれます。
せっかくなので、アイスカフェオレとアップルパイを注文。
美味しくいただいたところで、社長の吉田智子さんが登場。
こちらの金魚坂さん、宝永元年にはすでにお店があり、創業から350年は経っているとのこと。
お店の壁にレトロな番付表を発見!
これは“金魚番付”というもので、明治時代に当時の“らんちゅう”愛好家たちが、金魚品評会で金魚の美しさを競い合っていたときの番付表だそうです。さらに話は日本における金魚の歴史にまで及んだのですが、そのあたりは週刊アスキー8月14日号(7月31日発売)をご覧ください。
喫茶店を出て、隣の金魚問屋スペースへ。
当然ながら、水槽や生け簀には様々な金魚たちが泳いでいるのですが、シャクライ的に目を引いたのは金魚鉢。
吉田さん曰く「金魚は金魚鉢で飼うべきです」とのこと。というのも、熱帯魚ブームで観賞魚は水槽で飼って横から眺めるものといったイメージが定着してしいましたが、本来、金魚は鉢で飼い、上から眺めるのが正しい鑑賞法なんだそうです。
また、たくさん飼うのではなく、金魚鉢に1~2匹が良いのだそう。さらに驚くことに、少しの水草をいれておけば、ポンプなどは必要ないらしいです。
ちなみに、見栄えが良く素人でも飼いやすい金魚を訊いてみたところ、こちらの“りゅうきん”をすすめていただきました。
金魚を飼ううえでもっとも大切ことは、“愛情を注ぎ毎日話しかけてあげること”だそうですよ。金魚坂さんでは通販で買える3千円ほどの飼育セットがあるようなので、興味を持った方はみてみてはいかがでしょう。ちなみに、アカザーさんは買う気満々でした。
●金魚坂(外部リンク)
江戸時代よりつづく風流な趣味“金魚鑑賞”の魅力満載レポートは、週刊アスキー8/14号(7月31日発売)の『カオスだもんね!PLUS』をチェック!
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