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このトゥギャリはつぶやきの宝石箱や~

【トゥギャッター通信】第80回「日食写真と昭和格差」

2012年05月26日 12時00分更新

文● めるり広田稔 イラスト●robops 編集●Web担サカモト

 トゥギャッターのまとめの中から「これは!」という注目のトゥギャりを厳選してピックアップ。今週の見所は、金環日食のとある写真にまつわるエピソードや、昭和初期の地方と都会、職業の格差に関する話などなど、ツイッターでみんなが盛り上がった話題をまるっとチェック!

トゥギャッター通信:トゥギャッたん

 

合成でも大反響! 金環日食のスゴい写真

 今週、日本中が沸いた話題といえば、21日に観測された金環日食だろう。多くの写真がTwitterに集まった中、大きく話題になっていたのは、太陽と青空に手をかざした光景を合成し、金環日食を指輪に見立てた作品だった。

 作者が気付かない間にリツイートされてどんどん広がり、他人が勝手に投稿してテレビ番組で紹介されたり、この写真をテーマに海外でイラストが作られたりと大騒ぎに。最終的に、本人が「遊びで作ったものといえ、文字を載せたりボカシをかけたりはどうか控えていただけないでしょうか」とコメントする事態にいたってしまった。まとめ記事で当日の盛り上がりをぜひ追体験してみよう。

Togetter:金環日食の写真を加工して遊んでたら収集つかないほど広まってしまった人

 

ものまねタレントの凄腕! おかもとまりの絶技メイク

 ものまねにおいて、メイク(化粧)は本人になりきるための重要な要素のひとつになる。そんななりきり技術をひと目で実感できるのが、ものまねタレント、おかもとまりさんのツイートをまとめたこちらのまとめ記事。

 女優の栗山千明さん風、芸人の鳥居みゆきさん風など、各芸能人の特徴をうまくとらえていて、思わず「似てる!」とうなってしまう。しかもメイクさんに任せるのではなく、すべて自分自身で化粧しているというから驚きだ。本職顔負けのメイク技術は、演劇をやっている人にも参考になるかも。ファンでなくとも必見のまとめだ。

Togetter:おかもとまりさんの『ものまねメイク』

 

ソフトウェアの生産性はどうやって測る?

 会社にとって、誰かに同じ時間働いてもらうなら、より効率よく仕事をこなして生産性を上げたほうがいいはず。しかし、ことソフトウェア業界においては、その生産性を定義するのが難しいようだ。製造業の設計者からプログラマーに転身したという経歴を持つ山本康彦さんが、Twitterで意見をつぶやいていた。

 例えば、製造業では“生産性=出荷額÷投入工数”と定義することが多いが、ソフトウェア業界では出荷金額、つまりプロジェクトの売上げは営業部門によっても左右されるため、金額ベースでは一概に言えない。

 開発だけの生産性を見るなら、“生産量÷投入工数”という式を使うことになる。この生産量はソフトウェアの機能規模を示す“FP(ファンクションポイント)”で定義し、同じ規模のプロジェクトがどれくらいの工数でこなされたかの統計で測るそうだ。ソフト業界に関わる人なら、自分の生産性を見直すきっかけになるかもしれないので、ぜひ読んでみよう。

Togetter:ソフトウェアの生産性について

 

奥様同伴でキャバクラにいったなう

 アクティブユーザーが1億4000万人とも言われるTwitterでは、当然、ちょっと変わった恋人や配偶者を持つ人もいる。このまとめ記事では、男の憩いの場であるキャバクラに奥さん同伴で訪れたという体験談が語られていた。「学費のためにキャバクラで働いている女子大生をサポートしなければ」と力説していたら、一緒に行くことになったという。

 現場では、キャバ嬢を指名するのも、おしぼりを受け取るのも奥様という自体に。最終的に、営業のメールが来たのは奥様だけだったそうだ。つぶやき主はこの状況を嘆きつつ、「キャバ嬢と妻のやり取りこそ“女子会”だと思う」とコメントしていた。「あなたは奥様とキャバクラに行ったことがありますか?(中略)まずはご相談を。私にはノウハウがあります。」というオチも含めて楽しめるので、チェックしてみるべし。

Togetter:妻とキャバクラなう。

 

昭和初期の“格差”の実態とは

 “一億総中流”が崩壊した今日の日本では、“格差社会”という言葉が叫ばれることが多い。しかし、時代をさかのぼると、もっと格差が激しかったようだ。Twitterで格差にまつわる話を連続でツイートしていた方によると、昭和初期の都市では、小商人・職人と上級サラリーマンの間では3倍から5倍以上もの所得差があった。しかも農村では、借金だけで飢餓してしまいそうな人々が約400万家族もいたそうだ。

 もっともこの時代には、テレビはまだなく、多くの人は新聞や週刊誌も読まなかったので、所得に対する情報量が乏しかった。そうしたこともあって、伝統的な技術と方法に誇りを持っていた都会の職人層や農漁村の人たちは、確かに貧しく見えたかもしれないが、それを気にせず堂々と生きていたという。所得に差があっても、それを意識せずに暮らしている人にとって、格差という言葉は無縁のものだったようだ。現代に生きる我々が格差を考える上でも、多いに参考になるだろう。

Togetter:昭和初期の『格差』について

 

次点のトゥギャり

 そのほか、今回紹介しきれなかった興味深いトゥギャりをリンクでどうぞ。トゥギャ通が好きな人は、こちらも楽しめるかもしれません。

【ネタ・お笑い】
#こんなスカイツリーは嫌だ まとめ

【ネタ・お笑い】
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【科学・教養】
慶應SFC 夏野剛氏(@tnatsu)のネットワーク産業論。今日の講師は、株式会社ドワンゴ代表取締役会長 川上 量生氏 編集可能

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『エロゲ業界のはいりかた』に見る『プロとアマの越えられない壁』の話

 
協力:Togetterトゥギャッたん

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