さて今週は、先週に引き続き『そなエリア東京』での“首都直下型地震発生後の72時間バーチャル体験”の後編です。
1/1スケール震災ジオラマでの“震災時の判断テスト”が終わると、その後“街の映画館”に移動します。ここでは、実際に首都直下地震が起きたときの模様がCG映像で上映されるのですが、これがまた恐ろしくリアルな映像でけっこうビビリました。
東京にこんな地震が来たら、ホントに恐ろしいです。もちろんある程度理解しているつもりなんですが、あらためてヤバイという気持ちが高まりました。そして、かなりドンヨリした気分で次なるエリア“避難場所”へ。
ようやく安全なエリアにたどり着いた感じでひと安心。ここでは日常品を使って作った簡易テントやイスなんかが展示されています。
ほかにも新聞紙やビニール袋の活用法、簡易トイレの作り方など、震災時に役立つアイディアが多数紹介されていました。ビニール袋と新聞紙で食器がつくれるとか、目からウロコでした。
そしてこのエリアでも、DSを使って震災時の判断テスト問題を解き、いよいよ結果発表。シャクライの結果は50ポイント、体調不良で入院でした。
ううう、このままでは……。しっかり防災知識を身につけておかないと、いざというとき本気で危ないかもしれないです。と、肝に銘じつつDSを返却して、次は2階の防災学習ゾーンへ。
ここでは、パネルを使って、地震の起こるしくみから、地震に対する10の備えなど、様々な地震基礎知識を学ぶことができます。
また、その先にあるワークショップでは、ペットボトルでつくった実験道具を使い、液状化現象が起こる仕組みを紹介してくれます。これがわかりやすく、すごく勉強になりました。一度液状化が起こった場所でも、また起こる危険があるとは知りませんでした。
そして、最後に見せていただいた場所が、ココ。
2階の窓から見下ろす形で見たその場所は、首都圏で震度6強以上の地震が起きた際に使用される、緊急災害対策本部でした。有事の際は、ここが政府関係者でいっぱいになるかと思うと、ある意味、先ほど体験したバーチャルツアーとは別の意味で恐ろしくなりました。
とはいえ、いざというときはここがしっかり機能して、少しでも東京の被害を軽減してくれることを祈ります。
そんな震災の恐さと備えの必要性を再認識させてくれた、そなエリア東京。近くにお住まいの方は、ぜひ一度足を運んでみることをおすすめします。
●そなエリア東京(関連リンク)
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