SBI証券、779口座で誤ったロスカット 原因はIIJの作業ミス
2026年10月14日 11時40分更新
SBI証券は10月14日、FX株券担保サービスのシステム障害により、779口座で本来不要なロスカット(強制決済)が執行されたと発表した。担保として預かった株式の評価額が保証金に反映されず、保証金不足と誤判定された。障害は12日の取引開始時から発生し、13日午前5時30分に復旧した。
原因は、システム運用を再委託されていたインターネットイニシアティブ(IIJ)の作業ミス。10月10日未明に必要なファイルの到着が遅れた際、担当者が処理内容を誤認し、担保情報と株価終値のファイルを取り込まずに後続処理を実行した。システム側も必要なファイルがそろっているか確認せずに処理が進む設計だった。
SBI証券では、障害がなかった場合の状態にポジションを戻すことを基本方針とする。誤ったロスカット後に取引や入出金などをしていない407口座は13日に復元済み。追加の取引などがあった372口座や、ロスカットを避けるため自主的に決済した利用者には、意向を確認して個別対応する。
SBI証券は運用手順や委託先の監督を見直す方針で、外部からの不正アクセスや個人情報・資産情報の流出はなかったと説明している。
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