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ディスプレイの大きや輝度、基本性能の高さも魅力

【先行レビュー】タフなApple Watch Ultra、公称スペック36時間バッテリーに偽りなし

チタンボディのApple Watch Ultraとイエローオーシャンバンド

 ワイルドなサイズと武骨な魅力、そして高い性能が魅力のApple Watch Ultraを先行レビューすることができた。発売は9月23日の予定。すでに予約している方も多いと思うが、まだ迷っている方も多いと思うので、ファーストタッチのインプレッションをお届けしよう。

どのバンドが一番お勧め?

 これまでの7年間、Apple Watch(の大きい方)を使い続けてきた筆者にとっては、久し振りの「武骨」な「重い」時計だったが、「大き過ぎて邪魔なのでは?」という心配は半日もして杞憂だったと思えた。

 もちろん、このあたりの感覚は人によって違うとは思うが、61.3gの重量はダイバーズウォッチや機械式の時計よりは、はるかに軽い。チタンという素材のおかげもあって、大きさの割に軽いのだ。

ただし、睡眠の記録をつけるために装着し続けるには、たしかに少々邪魔な気がする。さすがに睡眠時に使うにはApple Watch Ultraは少々大きくて、武骨過ぎるのではないだろうか?

Apple Watchは複数台を併用できる。装着して手首を上げると、自動的にそのApple Watchと連携するように切り替える設定も可能

 睡眠の記録はスタンダードモデルの方が良いように思う。そう思う方は、旧型のスタンダードモデルを併用するのもひとつの手段だ。Apple Watchは複数を使い分けても、装着している方を優先してアクティブにする「自動切替」機能があるから、複数台を併用するのも容易なのだ(ただし、SuicaやPASMOはそれぞれに個別のカードが必要)。

 同梱されているベルトも、それぞれApple Watch Ultraにフィットするように工夫されている。筆者が借りたApple Watch Ultraはオレンジアルパインループ装着モデルで、イエローオーシャンバンドが試用のために同梱されていたのだが、どちらもなかなか良い装着感だった。

 オレンジアルパインループは金具がチタン製なのが魅力的。フックをかけて固定するので、一度位置を決めると過剰に締めつける感じがしないため、使いやすい。ただし、アウトドアギアとはいえ、12万4800円の時計にしては少々チープな気もする。使っているうちに汚れてくるだろうとも思う。

オレンジアルパインループはチタン製のフックで長さを固定する

 3種類のバンドの中では、一番価格相応の質感があると感じるのはオーシャンバンドだ。チタンの金具の操作性もよく、一番フィット感もある。装着感も非常にいい。ただし、暑い日には汗ばむ感じがした。夏はほかのバンドに換えるというのも良いかもしれない。

左からアルパインループ、トレイルループ、オーシャンバンドとアウトドアのアドベンチャー、耐久トレーニング、ウォータースポーツのための特別な専用バンドが、Apple Watch Ultraには用意されている

 ちなみに、今回トレイルループは試していないが、3種類の中では一番フィット感がある代わりに見た目はカジュアル。ただし、ランニングなどに使うのであれば、トレイルループがベストだろう。Steve Jobs Theaterで試した時、若干伸びるような装着感がランニングなどには最適だと感じた。

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