ディスプレイの大きや輝度、基本性能の高さも魅力
【先行レビュー】タフなApple Watch Ultra、公称スペック36時間バッテリーに偽りなし
従来の2倍のバッテリーライフは本当!
バッテリー持続時間の長さも大きな魅力だ。
公称スペックの36時間に偽りはなく、実際に通常のApple Watchの2倍は持ちそうだ。事実、現在満充電にしてから3日目になるが、まだ18%残量が残っている。記事のテストのために頻繁にさまざまな操作をしていることを考えると、バッテリーライフは大きく向上していると言っていいだろう。
これなら、1泊2日の出張にApple Watchの充電器を持って行く必要はないし、仮に1泊のテント泊を含む週末の山行だったとしても電池切れの心配をする必要はなさそうだ。仮にバッテリー残量が心もとなくなったとしても、低電力モードにすればさらにバッテリーライフを伸ばすことができる。
ランニング時にアクションボタンが便利!
残念ながら、テスト期間に台風14号が襲来してしまったため、アウトドアでのテストはほとんどできなかったが、日課であるジョギングではおおいに役に立った。
実際にいつもワークアウトアプリの操作、特にストップする時にタッチパネルが汗で操作しにくかったのだが、アクションボタンとサイドボタンの同時押しでワークアウトの一時停止が可能になった。思ったタイミングで操作できるという点において、アクションボタンの存在は非常にありがたい。
登山やダイビングにおいても、グローブをしたまま操作できるという点において、アクションボタンの有効性は大きい。むしろ、普通のApple Watchに設けて欲しいほどだ。
また、ワークアウトを使ってランニング中に表示できるデータも最大6行分になった。走っている間に、ひと目で見られるデータが増えたというのは大変助かる。
筆者はダイビングはしないので、ダイビングアプリのレビューはできそうにないが、ちょっとした山登りはするので、また機会があったら高山で本機をレビューしたい。
日常生活の健康を守るアプリから、よりヘビーデューティなアウトドア活動で使えるデバイスへと一歩進歩したApple Watch Ultra。これから、専門的なサードパーティアプリなども増えていくだろうから、今後の発展が非常に楽しみだ。
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