カラーリングだけでなく、スペックもゲーミングPCに抜かりないハイパフォーマンス構成
夏に自作したい、MSIで作る涼しげなホワイトゲーミングPC! 各パーツも高性能にこだわったホワイトで統一
ここからは実際のゲームでどれだけ快適なのか、どれだけのフレームレートが得られるのか、画質設定や解像度を切り換えながらゲームベンチマークを試していこう。
まずはスコアで比較しやすいFINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク。1920×1080ドット(フルHD)高品質は14752(非常に快適)、2560×1440ドット(WQHD)高品質は11082(とても快適)、3840×2160ドット(4K)高品質は6547(快適)といった判定だった。WQHDまでなら最高画質を狙ってOK、4Kは最高画質でもプレイ可能だが、多少画質を調整してフレームレートを稼ぐと快適さが増すだろう。たとえば4K、標準品質で7743(快適)、軽量品質で11102(とても快適)判定になった。
フレームレートで見ると、まずHorizon Zero Dawn。フルHD最高画質は138fps、WQHD最高画質は113fpsと先のFINAL FANTASY XVと同様に余裕である。4K最高画質も64fpsが得られており十分にプレイ可能だ。4K最高画質時のCPU99%(低位1%)で見ると54fpsだが、このくらいならそこまで気になるほどではない。画質設定をデフォルトにすれば低位1%も66fpsへと向上するのでより映像の滑らかさを重視する方はお試しいただきたい。
ではeスポーツタイトルはどうだろうか。まずかなり軽量なTom Clancy's Rainbow Six Siegeについては4K最高画質で最低191fps、平均238fps、最高277fpsなのでハイエンドの4Kゲーミングディスプレイでもその性能を引き出すことが可能だ。
次にその続編のTom Clancy's Rainbow Six Extraction。フルHD最高画質で219fps、WQHD最高画質で145fpsと、Tom Clancy's Rainbow Six Siegeほどのフレームレートは得られないが、WQHD&144Hzのスタンダードなゲーミングディスプレイにちょうどいい。4K最高画質は77fpsでガチプレイでなければ十分だが、より高いフレームレートが欲しい方は高画質94fps、中画質119fpsなのでこうした画質調整をするとよい。
なお、ベンチマーク中の動作音もかなり静かに仕上がった。もちろんケースファンを4基、簡易水冷で2基、電源ファンが1基にビデオカードも3基搭載しているから動作音はある。しかしざっくりエアコンの冷房、弱設定よりも静かだった(机の上に設置、耳からケース前方まで60cm程度、AM3:00、室温27℃時)。
キャンペーンも活用して、夏休みを自作PCで楽しもう
今回のホワイトゲーミングPC自作、いかがだっただろうか。筆者としては、なかなかよい仕上がりになったのではないかと思う。夏向きで机の上に置いて映えるデザイン、十分なゲーミングパフォーマンス。ハイエンド狙いなので予算は高めだが、ここはビデオカードによるところが大きい。GeForce RTX 3070 Tiを選んだのはあくまで一例として、実際には求めるパフォーマンスレンジに合わせてご検討いただきたい。
肝心なのはホワイトパーツ。MSIのPCケースはさすがゲーミングをアピールしているだけあって細部までよく考えられている。そしてそのホワイトモデルなので間違いない。ちなみに、電源スペースに窓が設けられているので、ホワイト電源を選んだのも理由あってのことだ。クリアサイドパネルからは、各パーツのMSIドラゴンエンブレムが見える。MSIパーツから選んでいるので、統一感もバッチリだ。個人的には、このMSIパーツで統一したところが、今回の成功のポイントだと思っている。2つのキャンペーンも活用できる今、夏自作のアイデアとして本稿を参考にしていただければ幸いだ。
エージェント・ホワイトキャンペーン 2022年7月8日(金)〜8月8日(月)
水冷バンドル祭りキャンペーン 2022年7月1日(金)~2022年8月21日(日)
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