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真っ黒なゲーミングPCに飽きた方にオススメ

夏に自作するなら涼しげなホワイトパーツで統一したゲーミングPC! 4Kゲームも快適動作の高性能

2023年07月03日 11時30分更新

文● 石川ひさよし 編集●ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

夏向きホワイトPCをMSIパーツで組んでみよう

 最近人気のホワイトPC。見せるPCという点では実況配信をされている方にとくに人気だが、普段のゲーミングPCでもゲーミング=ブラックというイメージに飽きた方にオススメだ。今回はMSIのホワイト系パーツをふんだんに用いた作例を組んでみようと思う。パフォーマンスも高めに4Kゲーミングを目指し、かつ見た目にもこだわったPCをご提案したい。

 いきなりだが、今回組み立てたPCをご覧頂こう。PCの外観はケース次第。ホワイトかつ見た目のよいケース選びからすべては始まる。今回使用したケースは「MPG GUNGNIR 110R WHITE」だ。

【見た目を決めるPCケース】

MPG GUNGNIR 110R WHITEをベースにMSIのホワイトパーツで構成

 せっかくのホワイトパーツなので、机の上に置きたいという方が多いのではないだろうか。MPG GUNGNIR 110R WHITEはミドルタワーの分類だが、ほんの少し小さめでコンパクト。奥行き43cmなので、少し大きめのデスクなら置けるサイズ感だ。また、左側面はクリアサイドパネルなので、ホワイトで統一されたパーツを眺められる。

ホワイトLEDで照らし出すとこのとおり。清涼感ある夏向きPCに仕上がった

 フロントパネルは立体的なデザインで、左半分にクリアパネルを採用している。天板部前方には各種のインターフェース。電源、リセットボタンのほかLEDスイッチを備えているので、LED発光パターンの切り換えが手元の操作で行なえる。そのほかUSB 3.2 Gen2x2 Type-C、USB 3.2 Gen1 Type-A×2、マイク/ヘッドホン端子を備えている。とくにUSB 3.2 Gen2x2 Type-Cは、これからの時代のPCなら備えておきたい機能である。

机の上に置くなら、フロントパネルのデザインにもこだわりたい

天板部の前方寄りにフロントI/F。およそ必要な端子は揃っている

 なお、MPG GUNGNIR 110R WHITEは標準でフロントファン(RGB LED搭載、ホワイト、PWM対応)×3基、リアファン(RGB LED搭載、ホワイト、3ピン)×1基の計4つのファンを搭載している。簡易水冷CPUクーラーを組み合わせる場合は、標準ファンが付いていない天板部に搭載することになる。そしてその場合、最大数のファンを搭載することになるのでエアフローも十分なものが得られる。

最初からフロントファン×3、リアファン×1が搭載済みなのでケース内エアフローは強めだ

【ゲーミングの要、ビデオカード】

 ビデオカードは「GeForce RTX 4070 Ti GAMING X TRIO WHITE 12G」。GeForce RTX 4070 Tiを搭載するモデルで、GPUクーラーもファンのブレードも、そして裏面のバックプレートもホワイト(一部はシルバー)の美しい製品だ。

カード長は337mm。ケースがサポートする最大長が340mmなのでギリギリだが搭載可能

 GeForce RTX 40シリーズは上から4090、4080、4070 Ti……とある。4090を8Kエンスージアスト向けとすると、4080が4K最高画質ターゲット、そのひとつ下の4070 Tiもハイエンドと言えるパフォーマンスで4Kゲーミングが視野に入るGPUだ。GeForce RTX 4070 Ti GAMING X TRIO WHITE 12GはOCモデルで、定格のブーストクロックが2.61GHzのところ、2.76GHzに引き上げられている。クーラーは3連ファンのTRI FROZR 3で、そこに用いられるファンはTORX FAN 5.0。ビデオカードで定評あるMSIの、現在主力と言えるクーラーだ。

ホワイト/シルバーの塗り分けで、クーラーの立体的なデザインが強調される

【すべてのパーツはここに接続、マザーボード】

 マザーボードは「MPG Z790 EDGE WIFI」。つまり今回は上位チップセットのIntel Z790を搭載したモデルを選んでいる。ホワイトというよりは厳密にはシルバーヒートシンク。ただ、ケース内においては奥に位置するマザーボードなので、シルバーであっても違和感はない。むしろ手前に来るホワイトのパーツが引き立つ印象だ。

このとおり、シルバーヒートシンクでも周囲のホワイトパーツに馴染み、統一感は崩さない

 MSIの第13世代Core向けシルバーヒートシンク搭載モデルは「EDGE」シリーズと「MORTAR」シリーズだ。EDGEは「MPG」グレードで上位チップセット搭載モデルが中心。フォームファクタもATXまたはMini-ITXになる。一方、MOTORはエントリーを支える「MAG」グレードで、Intel B760チップセット搭載モデルでフォームファクタはmicroATXになる。

ハイエンド向けでシルバーヒートシンクなら「EDGE」シリーズ

 まあ、ケースがATXをサポートしているのでATXマザーボードが見た目的にもよいということもあってのMPG Z790 EDGE WIFIだ。MPGグレードなのでMSIのIntel Z790搭載マザーボードの中でもアッパーミドルからややハイエンド寄りで、拡張スロットはPCI Express 5.0 x16スロットを備え、メモリはDDR5対応だ。ストレージに関してはGen 5対応ではないが、その代わりにM.2スロットが計5スロットと非常に豊富。多数のSSDを搭載したい方にオススメだ。もちろん、それだけM.2ヒートシンクの面積も多く、もちろんシルバー部分も多い。VRMヒートシンクに加え、マザーボードの下半分はほぼシルバーなので、たとえビデオカード以外の拡張カードを挿さなかったとしてもホワイトPC的な見た目はバッチリだ。

M.2スロットが豊富なので、多数のM.2 SSDで大容量ストレージを構築、膨大なゲームライブラリを構築できる

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