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EVANGELION e:PROJECTコラボパーツを全部使って自作PCを組んだらすごく個性的なマシンができました

2022年06月17日 11時30分更新

文● 石川ひさよし 編集●ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

 MSIは、エヴァンゲリオンの世界観を取り入れたeスポーツブランド「EVANGELION e:PROJECT」とのコラボレーション製品を発表した。初号機のデザインをあしらったパーツはまず4製品。マザーボード、簡易水冷ユニット、電源、そしてケースだ。個別に販売されるが、これらの製品で1台組み上げればひとつのコンセプトPCを手に入れることができる。

 EVANGELION e:PROJECTコラボ製品ラインナップは以下のとおり。

EVANGELION e:PROJECT
マザーボード MAG B660 TOMAHAWK EVA e-PROJECT 31,317円
CPUクーラー MAG CORELIQUID C240 EVA e-PROJECT 22,737円
電源 MSI MAG A650BN EVA e-PROJECT 12,727円
ケース MSI MPG GUNGNIR 110R EVA e-PROJECT 18,447円

 すべてのパーツというわけではないが、外観を決定するケースはもちろん、ケース内でも露出面積が大きいパーツが選ばれている。

 また、現在のPCパーツ全体のポジショニングから見ると、それぞれのパーツはエントリー〜メインストリームクラス。一般的にコラボ製品は、ベース製品と比べると生産数が少なく、製造工程も増えるため製造単価も上がる。ライセンシーも加えればベース製品+αの価格となるのはいたしかたないが、今回のEVANGELION e:PROJECTコラボ製品は、ゲーミング向けの品質でありながら、エントリー〜メインストリームクラスの製品をベースとしている点で、個々の価格を抑えている。より多くのファンに楽しんでもらうといったコンセプトがうかがえるとともに、全パーツをコンプリートする敷居も引き下げられる。

 では、個々のパーツを見ていこう。

MAG B660 TOMAHAWK EVA e-PROJECT

 ベースモデルはMAG B660 TOMAHAWK WIFI。Intel B660チップセットを採用するATXマザーボードだ。Intel B660チップセットはメインストリーム向けチップセット。MSIのゲーミングマザーボードの中でもTOMAHAWKは定番モデルで、優れたコストパフォーマンス、基本機能中心にゲーミング向けの必要十分なスペックを特徴としている。

 MAG B660 TOMAHAWK EVA e-PROJECTは、MAG B660 TOMAHAWK WIFIにEVANGELION e:PROJECTテーマを加えて再デザインされた製品だ。ヒートシンクにEVANGELION e:PROJECTのイメージカラーを用いているのが分かりやすいところだが、そのほか全体的にEVANGELION e:PROJECTテーマが加えられている。

 まず基板のマーキング。ラインやタイポグラフィによって初号機の世界観を表現している。マーキングはマザーボード表面だけでなく裏面にもある。そしてバックパネルにも。極めつけはCPUソケットカバー。PCを組んでしまえば使わない、ケースに収めてしまえばほとんど見る機会がない部分にまでこだわったコラボ製品であることが分かる。

MAG CORELIQUID C240 EVA e-PROJECT

 ベースモデルはMAG CORELIQUID C240。24cmクラス(12cm角ファン×2面)の簡易水冷CPUクーラーだ。ファンとヘッド部分にRGB LEDを搭載しており、どちらも拡散された柔らかな発光が印象的だ。一般的にはヘッド部分に内蔵されるポンプを、ラジエータ部に移設することで動作音を抑え、そのポンプには高耐久で振動も少ない三相交流モーターを採用していると言う。

 MAG CORELIQUID C240 EVA e-PROJECTではヘッド部のロゴを変更しているほか、側面にもマーキングを追加している。

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