この春、スマホデビューという人はいるだろう。自身の話ではなくても、家族が新しく持ち始めたというパターンもあるはず。その際に問題になるのが、再利用された番号が割り当てられると、開通したその日から間違い電話がかかってくる可能性があることだ。
再利用番号での迷惑電話問題は意外と厄介
問題があって悩むくらいなら利用を止めるのも1つの手
自分宛ではない着信は、ただの間違い電話ならいいが、トラブル含みだとやっかいだ。
今回、なぜこんな話をしているかというと、筆者が昨年末に新たに開通させた電話番号3つのうち2つで、開通直後から週に4~5回電話がかかってくるようになったためだ。誰にも教えていない番号なので、自分宛の電話であるはずがない。一部事業者では開通後にオプションプランや光回線を勧誘する電話もかかってくるようだが、それとも違っていた。
本物の間違い電話なら、1度電話に出て番号が変わったことを説明すればいいと思うかもしれないが、電話番号を再利用されるまでには少なくとも数ヵ月から数年のブランクがあるはずで、その間は「この番号は使われていない」のようなアナウンスが流れている。
すでに元の所有者が使っていないことはわかっているはずなのに、開通した途端にかけているのだから、話のわかる相手ではない可能性は十分ありえる。3本中の2本がそんな番号であることはレアなケースだとは思うのだが、実際にある話なのだ。
過去に開通した電話番号でも、債権回収業者からの着信が頻繁にあった。まともな業者なら一度解約された番号は当人との関係が切れていることを理解するはずだが、しばらく使えなかった後にかけてくるのだから、話がわからない相手か、さらに別の人間が嘘の番号として、筆者の番号を教えていた可能性もある。
いずれにしても、その番号を使い続けるとトラブルに巻き込まれても不思議ではない。着信拒否などのサービスを使う方法もあるが、違う番号からの発信であれば突破される。新しい番号でまだ周知が進んでいない段階なら、すぐにでもその電話番号の利用を止めた方がいいだろう。
番号を変更できるサービスも一部にあるが、通常は解約→新規
では、電話番号を変更するにはどうすればいいか。解約して新たに新規契約する方法も考えられるが、通信事業者によっては、電話番号変更をメニューに組み込み、すぐに変更できるようになっているところもある。
3大キャリアのメインブランドでの契約なら、基本的にキャリアショップ窓口に行けば有料での変更に対応している。さらにソフトバンクは「My SoftBank」からオンラインで無料で可能。
これはサブブランドのY!mobileも同じだ。SIMカードの変更も不要で、手続き後に端末の再起動など指定された手順を取るとすぐに新しい電話番号で利用できる。
一方、UQ mobileやahamo、またIIJmioやmineoといったMVNOの格安SIMでも電話番号変更のサービスはない。これらでは解約してあらためて新規加入するという方法しかない。もっとも現状では解約の違約金はないか、あっても1000円程度だ。
また、3大キャリアのオンライン専用プランやMVNOの格安SIMでは、ネットで解約手続きが完結するため、解約と新規契約をするにしても店に出向いたり、手続きの待ち時間といったこともない。物理SIMを申し込んだ場合は届くまで時間がかかることもあるが、新しい回線を先に用意したうえで古い回線を解約すればいいので、移行手続きもしやすいのではないだろうか。
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